広島のイクメン、2児のパパです。
日本化学会主催、広島市こども文化科学館で開催中の「おもしろワクワク化学の世界2016広島化学展」が望外に楽しかったのでご紹介させていただきます。
開催場所、広島市こども文化科学館とは?
広島市こども文化科学館は中央公園ファミリープールのとなりにある子ども向けの博物館です。
プラネタリウムなど、一部の施設を除き入場料は無料。
ファミリープールで遊んだ後に立ち寄るお客さんも多い(この日もプール後のお出かけでした)施設です。
広島市こども文化科学館の館内には幼児が楽しく遊びながら学べる設備がテンコ盛り。
市内のど真ん中にありながら、入場無料で体を動かしながら楽しく遊べる施設です。
おもしろワクワク化学の世界2016広島化学展 開催概要
会場 広島市こども文化科学館
対象 小学生、中学生、高校生、保護者
主催 日本化学会中国四国支部
開催日 2016/07/16 10:30~16:30
2016/07/17 10:00~16:30
2016/07/18 10:00~16:00
趣旨
次世代を担う子供たちに科学技術の重要性、素晴しさ、不思議さ、面白さ、自然環境との調和を”化学”の視点から分かり易く伝えることを目的としています。
対象は小・中学生およびその保護者、高校生となっておりますが、一般の方の参加も可能です。
化学的な演示だけでなく体験実験ができる楽しいブースも多数あり、化学のおもしろさを実感して頂く良い機会です。
日常生活に関連した化学現象の実験や最新の化学技術の解説展示を通して、学校で学ぶ化学と身の回りで実際に役立っている化学製品との繋がりや化学と自然環境とのかかわりについて理解を深めるきっかけとなることを願っております。
出典 おもしろわくわく化学の世界2016広島
おもしろワクワク化学の世界2016広島化学展は日本化学会が主催するイベント。
広島で開催されるのは数年ぶりです。
※写真は当日配布された冊子
おもしろワクワク化学の世界2016広島化学展で体験できる展示、演示実験は写真の21種類。
開催場所は下記の通りです。
おもしろワクワク化学の世界2016広島化学展を体験する
いくつか体験したコーナーをご紹介します。
最初に体験したのはこちら、「キャタリシススクエア~ゼオライト模型を組み立てよう」
六角形と四角形を組み合わせ、様々な触媒で利用されるゼオライトの模型を作ります。
おもしろワクワク化学の世界2016広島化学展の対象年齢は小学生以上ですが、各コーナーでは係りの大学生、高校生及び実行委員が年齢に合わせて説明してくれるので、幼稚園年長の長男でも全く問題ありませんでした。
出来あがった模型は何といただくことが出来ます。
これには子どもたちも大喜び。
続いてご紹介するのは「スライムをつくろう」
色付けした洗濯糊にホウ砂水溶液を加えスライムを作る、幼児向け鉄板の体験コーナー。
実際、こちらのコーナーには未就園児が沢山でした。
思い思いの色を選ぶ子どもたち。
糊にホウ砂を混ぜて、スライム状になるまで揉みます。
「まぜたら、もむの?」
「だんだんかたくなってきた!」
「これたべたら、しぬの?」
広島大学理系院生との会話が盛り上がる長男。
頭に浮かんだことが全部口から出てきます。
立派なスライムが完成しました。
続いてはこちら「指はふやせる!?」
このコーナーは歯医者さんで歯の型を取るときに使うピンク色の粘土のようなもの(歯科用印象剤)を実際に使用し、自分の指のレプリカを作るコーナーです。
このコーナーは広島県立安芸高校、そして私の母校でもある広島国泰寺高校の生徒が担当しておりましたが、皆さん賢そうなのが印象的でした。
材料はこれ、歯医者さんが使うピンク色の粉。
成分は昆布やワカメなど海産物で出来ています。
粉を水で混ぜ合わせ、指をズボッ!
長男 「パパはこれつかったことあるん?」
長女 「そうよ、パパは虫歯だらけだからね」
(コラ。誰が虫歯だらけじゃ。。)
虫歯が一本もない子どもたちは何に使うものかイマイチ分っていないようですが、楽しそうに指を突っ込んでいます。
印象剤が固まった後は、指のレプリカとなる硬石こうを作ります。
ここも高校生たちが手際よくフォローしてくれるので幼児でも簡単、楽勝、楽し過ぎ。
石こうを流し込んだら硬化するまで30分待ちます。
他のコーナーを体験した後に受取りに行ったのがこちら、子どもたちの指レプリカ。
印象剤と石こうはこんな感じでくっ付いています。
虫歯にならない限り、なかなか出来ない貴重な体験です。
こちらが世界に一つしかない、長男の指レプリカ。
私 「何に使うの?」
長男 「う~~ん・・・」
長男 「パパのみみに、ゆびズボする!」
使い方が間違っているような気がしますが、とてつもなく楽しい体験でした。
もう少しご紹介しますね。
「試験紙は何を測ってる?」
この体験コーナーではポカリスエット、コーラ、コーラZero、砂糖水などの糖分を糖尿病の検査でも利用するブドウ糖の保有量が分る試験紙で比較したり、苦いモノ、酸っぱいモノ、甘いモノをリトマス試験紙で何色に変わるか調べたりします。
ポカリなど、身近な物を使い、どれくらいの糖分が含まれているか調べる作業は子どもたちも興味津々。
長女 「パパ、もうコーラ飲まない方がいいんじゃない?」
父親の不健康体が心配になる子どもたちでした。
続いてはガラッと変わって海の世界。
海の中の圧力を知る「水圧の力と深海生物の不思議」です。
体験コーナーではかき氷の発砲スチロールカップを加圧器に入れ、水深500mの世界を再現します。
水圧の力でペシャンコになったカップ。
元のサイズの3分の1程の大きさになっていました。
長男 「これのなかにパパをいれたらどうなるかね??」
長男 「うひょひょひょ・・・」
水の圧力よりもその力の使い道に興味津々の長男。
やはり使い方が間違っているような気がしますが、楽しそうで何よりです。
最後にご紹介するのはこちら「化学で変身!」
光を通す不思議な糸、プラスチックファイバーを使った様々な実験が体験できます。
家庭用のインターネット接続環境など、身近な存在である光ファイバー。
しかしながら、光ファイバーを直接触ったり、光を通したりしたことのある方は少ないのではないでしょうか。このコーナーは大人が体験しても面白いと思います。
光を通すファイバースコープでいろんなものをのぞく長男。
「パパじゃ!」
「おねえちゃんも!」
「あれっ!?」
自分まで見えるのが面白くてたまらない長男でした。
その他にもファイバーの光でつながるスピーカーを遮蔽物(紙切れ)で塞いで音を出なくしたりなど、とても楽しい体験コーナーでした。
しかも!
こちらのコーナーは自分で選んだアクリルビーズ(小瓶)のお土産付き。
当然、幼児に大人気で特に女の子は嬉しそうでした。
最後に、おもしろワクワク化学の世界2016広島化学展は入場無料で幼児から高校生まで楽しく遊びながら化学にふれることができます。
展示コーナーを回ってスタンプラリーを完成されると、ジュースや〇〇など、ステキな景品がもらえます。
日本化学会中国四国支部をはじめ、大学や行政が一体となって開催されるとても良いイベントなのでぜひ体験してみてくださいね。