解放された牧場では牛と触れ合うことができ、牧草地を眺めながら生乳を使用したジェラートをいただいたり、動物園とは異なる雰囲気でヤギやウサギなどの動物にエサをあげることも出来ます。
のどかな放牧風景や解放された牛舎を見学することで、酪農や農業、自然環境、自然との共存関係を学ぶことができるかも知れません。子供たちの身近に緑の広がる草原がないのであれば、新緑が広がる牧場へ足をのばす価値はあるでしょう。
牧場の写真を中心に、子供を連れて牧場を楽しむコツをまとめてみました。
広島県にも牧場はたくさんありますが、今回は湯来町の広大な牧場、久保アグリファームへおじゃましました。
牛舎の前にはお産を控えた牛がいました。本物の牛は大きくて迫力があります。
牛舎の中にもたくさんの牛がいます。最近の牧場は匂いも控えめです。
匂いが少ない秘密の正体は牛のお尻の後ろで流れるベルトコンベア。
流れているのは匂いの元となるアレでした。
子供を連れて牧場に行くと色々な楽しみ方がありますが、男の子ならショベルカーやトラクターなどの大型重機を眺めるのもおすすめです。絵本の世界の乗り物が轟音とともに草や土を運ぶ姿は牧場ならではの風景です。
子供たちと一緒に牧草を貯蔵するサイロを見上げると、自分も子供になったような気分を味わえます。
過去の偉人に酪農家の努力や工夫、わが国の食生活における牛乳や乳製品の優れた役割などを尋ねるのも子供たちが酪農や農業の持つ多面的機能や公益的役割を理解する助けになると思います。
むずかしい話をした後はお腹が好くものです。
最近ではどこの牧場でもジェラートやソフトクリームのお店があるので嬉しいですね。
広い牧場ではマップとともに標識が欠かせません。手作り感満載の標識がジェラート屋さんまでの道しるべになるでしょう。
ジェラート、アイスクリームの加工・販売ショップ、アルトピアーノです。砂谷牛乳の乳製品も販売されています。
5月でも天気がいい日は汗ばむほどの陽気になります。
牧草地を眺めながら頂くジェラートはとっても美味しいですね。
広大な牧場と小さな子供たちの対比は小人の世界のようです。
新緑のきれいな牧場では、子供と同じくらい可愛い動物に出会えるかも知れません。
動物と触れ合うことも多いので、汚れても良いカジュアルな服装でお出かけするのがおすすめです。
広大な牧場を見て回るのは子供たちにとって大冒険。牛舎やふれあい牧場だけでなく、時間があれば牧場の周辺を散策してみましょう。都会には珍しい、たんぽぽの綿毛をたくさん見つけることが出来ました。
最後に、牧場で忘れてはいけないのが搾りたての牛乳です。
澄みきった空気と美しい水、清浄な牧草でのびのびと育った牛たちの新鮮な生乳。いつもと違う牛乳の味に、子供たちはとびっきりの笑顔を見せるかも知れません。