Q:家庭菜園用の畑はどうやったら手に入りますか?
A:近所の農家さんから、使っていない畑を月500円でレンタルしています。子供たちが自分たちの野菜を作るには十分なスペースです。
プランターとは野菜の成長が全く違うので、近所のおじいちゃんを訪ねてみるのもおすすめの方法です。
Q:どのような野菜が収穫できますか?
A:想像以上にたくさんの野菜や果物が収穫できます。
これまでにジャガイモ、サツマイモ、枝豆、スナップエンドウ、キュウリ、ミニトマト、茄子、レタス、サニーレタス、ブロッコリー、青しそ、青ネギ、玉ねぎ、ニンジン、イチゴ、ブルーベリーなどが収穫できました。
子供たちが収穫して楽しいのはジャガイモやサツマイモ、ニンジンなどの土の中で育つ野菜、スナップエンドウなどのハサミを使った収穫作業が楽しい野菜、収穫してすぐに食べれるイチゴやブルーベリーです。
Q:畑作業は何歳から始められますか?
A:2歳から取り組むのがおすすめです。
スコップで畑を耕し、種を植え、畑に水をやり、雑草をむしる。
作物が実るのを観察し、楽しい収穫作業。
2歳にもなると、ほとんどの工程を主体的に取り組むことが出来ます。
Q:家庭菜園を始めるのにお金はどれくらい必要ですか?
A:最低限必要な物として、畑の土地代、野菜の苗とお水。その他には畑を耕すスコップやクワ、ポールなどの小物類が必要です。野菜の苗は種類によって全く違うので、予算に応じて購入しましょう。
Q:畑作業に危険な作業や危ないと感じたことはないですか?
A:どのような遊びや作業にも、危険は付き物です。クワやハサミ、畑に遊びにくるハチなど。子供たちに危険性と正しい道具の使い方を教えてあげることが必要です。
Q:本物の畑だと虫がたくさんいますか?
A:うじゃうじゃいます。
カメムシやナメクジ、ミミズにアブラムシ。生き物にふれ合うには困らないでしょう。
Q:子供たちが好きな作業は何ですか?
A:年齢によって異なりますが、小学生未満の幼児は収穫が一番楽しい作業です。
Q:家庭菜園で収穫した野菜は、スーパーの野菜と味が違いますか?
A:無農薬で時間をかけて育てた野菜はスーパーの野菜とは全く別物です。
収穫した日に食べるジャガイモは想像を絶するホクホク感。
野菜スティックにするとあっという間に無くなるニンジンとキュウリ。
生でも美味しいとうもろこし。
市販の枝豆に比べ3倍は甘い枝豆。
種をまいて育てた者だけが感じることができる、価値ある野菜です。
Q:家庭菜園を始めてから、子供たちに変化はありましたか。
A:幼児に対する多くのアカデミックな研究成果と同様に、良く分からないものでした。
子供たちは2歳になる前から土と野菜に触れていたため、始める前と後の変化は比較出来ません。自然を当たり前に感じている子供たちと、そうではない子供の違いはもう少し成長してから分かるのかも知れません。
Q:畑作業は大変そうなイメージですが、実際の所どのくらいの頻度で畑に向かいますか?
A:家庭菜園の達人であるじぃじの協力により、週に1回程度で済んでいます。
Q:虫に刺されたり、かぶれたりすることはありませんか?
A:虫よけスプレーは絶対に必要なアイテムです。可能な限り長袖・長ズボンで作業するようにしていますが、これまでかぶれたようなことはありません。
土や野菜に触れることで、免疫力も上がっているように感じます。
Q:幼児の場合、遊んでばかりで真面目に取り組まない様な気がするのですが。
A:子供たちは遊びからたくさんのことを学びます。
手を動かすことで得られる物理的な法則の理解だけでなく、土や野菜の感触、抜き方や切り方、大きさの比較。
収穫したイチゴが少ない時はこっそり自分だけ多く食べる方法など、子供たちのまなざしは真剣そのものです。
Q:これまで経験した畑作業の中で、最も大変だったことを教えてください。
A:土質改善のため、家庭菜園の達人であるじぃじが捲いた特別な堆肥を触ってしまったことです。
Q:素人が家庭菜園を始めて、本当に野菜が収穫できるのでしょうか。
A:実際の所、畑作業はそんなに甘いものではありません。
あなたがこれまで全く畑仕事を経験したことがないのなら、信頼できるオブザーバーを見つけることが必要です。近所の農家さんや、定年して畑作業が趣味になったおじいちゃんを見つけることが豊作への近道でしょう。
Q:畑作業は泥くさくてダサいイメージなのですが。
A:確かに手は汚れますが、畑には緑だけではなく彩り鮮やかな宝石が眠っています。
Q:子供たちの服は汚れませんか?
A:当たり前ですが、泥だらけになります。土と触れ合った証しとして、泥だらけになれることを喜ぶべきでしょう。
Q:兄妹でも畑作業はできますか?
A:能力や経験が違う者同士がお互いに学ぶ環境としても、畑は適した場の一つです。
先人から学んだり、体力や知恵に応じて役割分担をしたり、分け合うことを学んだり。
畑作業を通じて、子供たちはたくさんのことを学ぶのです。
※畑作業にヘルメットは不要です