・島根県のブランド鯵、今が旬のどんちっち鯵:1尾200円
・福岡県産夜泣き貝:写真の分量で半パック分、150円
・岡山県産の活タコ:足1本分未満の分量で200円以下
「ありきたりの養殖魚は食べたくない」
「クセの強い貝は苦手」
「旬の魚が食べたい」
「歯ごたえも楽しみたい」
「脂が乗った魚が好き」
「見た目にも楽しめる盛り付けがいいよね」
「お金は無いから考えて」
お店の側としては絶対に来て欲しくない顧客、主婦の厳しい要求事項を満たしたお刺身盛り合わせは、材料費たったの550円。もはや節約料理と言っても過言ではない1.5人前でワンコインのお刺身盛り合わせです。
子供たちの食生活を豊かに楽しくする男の料理、今回は夜泣き貝の刺し身の作り方を中心にご紹介します。
※大葉は家庭菜園で収穫したため0円
夜泣き貝の刺し身の作り方
広島以外ではあまり食用にされていない夜泣き貝ですが、貝の中でも旨みが強く、クセがない味は知る人ぞ知る人気の貝。お店でオーダーすると1人前1,000円前後が相場ですが、お家で作ると300円で楽しむことができます。
この日購入した夜泣き貝は近所のスーパーで300円で購入しました。
夜泣き貝の刺身を作る時の必需品、トンカチ
夜泣き貝の刺し身を作る時は貝を割るための道具が必要です。写真のようなトンカチがあればベストですが、トンカチがない場合はこぶしをグッと握りしめ、貝に向かって打ちおろしましょう。
トンカチで夜泣き貝を割る時はビニール袋に入れるのがおすすめ
こぶしで夜泣き貝を砕く場合は不要ですが、トンカチで砕く場合は貝殻が飛び散らないようにビニール袋や新聞紙に包んだ状態で叩くのがおすすめです。
夜泣き貝の身を潰さないよう、少しずつ確認しながら叩きましょう。
取りだした夜泣き貝の身
貝を砕いたら指を使って夜泣き貝の身を取り出しましょう。
こぶしで貝を砕くのはちょっと、、、と思われる方は、袋に入れてアスファルトの地面で軽く叩くことで貝を割ることが出来ます。
不審者と間違われないよう注意して下さいね。
醤油を忘れても塩もみを忘れるな
夜泣き貝だけではありませんが、貝のお刺身を作る時は必ず塩もみを行い、雑菌を取り除いて下さい。
「この貝なんか臭い・・・」
こんな時は貝の塩もみが十分に行われておらず、雑菌が残ってるのが原因です。貝を食べる場合の代表的な失敗例を以下に挙げておきますので参考にして下さい。
貝から取り出した直後の貝をそのまま食べる:「おぇぇぇぇ・・・」
水洗いだけで済ませる:「この貝、何かクサイ」
大量の塩で長時間もむ:塩からくて食べられない
塩もみ後に流水で洗う時間が長すぎる:「何これ、全く味がしない・・・」
どんちっちアジロフィール
この日よなき貝と盛り合わせた刺身材料は岡山県産のタコと島根県産の鯵。鯵は脂の乗りがよいどんちっち鯵というブランド鯵です。
愛称:どんちっちアジ
値段:普通の鯵の3割~5割増し
魚種:マアジ、アジ科の硬骨魚
出身:山陰浜田港(島根県浜田市)
経歴:島根県西部沖の豊かな環境で成育
資格:高鮮度・概ね4~9月の旬のもの限定
特長:脂質含有量が非常に高く美味
所属:どんちっち三魚のひとつ
兄弟:どんちっちカレイ・どんちっちノドグロ
従来から島根県西部沖で獲れるマアジは脂ののりが良く、旬の時期はトロにも匹敵すると言われてまいりました。脂がのって美味しいといわれるのは脂質含有量が多いためです。
島根県西部沖には"カラヌス"と呼ばれる体の半分以上が脂で構成されているプランクトンが生息していて、これが島根県西部沖のマアジの栄養源となり、豊富な脂質含有量に関連しているのではないかと考えられています。特に4月から9月の旬に脂質含有量が10%以上にもなっているからです。
出典 島根県浜田市Webサイト
※2匹で400円のどんちっち鯵
半身1,000円、岡山県産の活タコ
タコは大きいタコしか販売されてなかったので半身のタコを購入しました。半身でも1Kg以上、まな板に乗りきらない大きさです。天ぷら、お刺身(茹でと生の2パターン)で頂くことにしました。
自宅で茹でタコのお刺身を作る場合、熟成させるため作った日の2日後に食べるのがおすすめです。当日食べても美味しいですが、数日寝かせた方がタコらしい旨みが増します。5日以上経過すると腐りますので注意して下さい。
タコの刺し身は茹でダコと生タコの2パターン作りました。
生タコの方が食感は楽しめますが、タコの旨みは茹でタコの方が上です。
男の料理、本日のメニューはこんな感じです。今が旬のコーンは茹でるだけで簡単、子供たちにも人気がありますので欠かせない一品ですね。
今回ご紹介したお刺身はトンカチが必要になったり、塩もみなどの手間が掛かる作業が多いですが、その分お店で食べるよりも大幅に安く食べることが出来ます。
お魚屋さんで安い魚を見つけた時は検討して下さいね。