生活残業で帰らない。
家庭をかえりみず悪事を働いている。
子育て世代の父親の帰宅時間が遅い理由はさまざまですが、 19時までに帰宅する未就園児の父親(0~3歳)は全体の2割以下というデータがあります。
ベネッセ教育総合研究所 次世代育成研究室 第3回調査(2014年)乳幼児の父親についての調査 テーマ別分析
家事・育児の関わりに関する未就園児の父親(0~3歳)のアンケートによると、子どもをお風呂にいれると回答したのは全体の4割。
先のアンケートで20時までに帰宅する未就園児の父親(0~3歳)が全体の約4割というのも相関があるのかも知れません。
一方で2割の未就園児の父親(0~3歳)が22時以降に帰宅すると回答。
私自身の経験からも働き世代の父親が仕事と育児の間でワークライフバランスに悩んでいる姿が想像できます。
アンケートに回答した父親の平均年齢は35歳ということから、働き盛りの世代の父親が仕事と育児を両立する難しさを表していると言えますが、この手のアンケートで注意したいのが調査対象の属性です。
世帯収入、家族構成(親族の同居有無)、性格など子育て環境を左右するさまざまな要素があるため、子どもと過ごす時間の大小にかかわらず子どもと何をして過ごしているかが重要です。
また、育児において父親の帰宅時間は平均値よりも最小値・最大値のばらつき方が重要です。平均して20時に帰ってくる父親より、早いときは18時、遅いときは22時と分散している父親の方が育児を分担し易く、
早く帰宅した日にご飯・お風呂、寝かしつけ全て担当することで母親の育児負担、ストレスを軽減することができます。
子育て世代の父親としてはこのようなデータを参考にしながら、自身の育児のワークライフバランスと帰宅してからの子どもとの時間の過ごし方を考え直したいですね。
以上、早く帰宅すると子どもたちに必ず昆虫採集に連れていかれ、ウンザリしている2児のパパでした。