こんにちは。ハマジです。
先日MAZDA CX-5が納車されましたので納車日記と鳥取県の大山までドライブした感想です。
CX-5 DX納車
最初にディーラーの店舗内で書類へのサインと簡単な説明を受けた後、実車でナビやクルーズコントロールなどの操作方法を教えてもらいました。
慣らし運転については特に必要なく、普通に運転して構わないとのこと。また、初回のオイル交換も規定通り5,000km毎で問題なく、しつこく確認すると心配であれば2,000kmで交換されては如何ではという形でした。気持ちの問題かも知れませんが、2,000kmの時点で交換しておこうと思います。
気になったのは、ディーゼル車特有の仕組みであるDPFやパンク修理剤などの説明がこちらから質問しない限りなかったこと。営業によって違うのかも知れませんが、この辺りはチェックリスト的な形で担当者に依存しない形で教えてもらいたいですね。
ディーゼルのエンジン音
車外で確認するとアイドリング状態でも結構なカラカラ音です(深夜の駐車場では気を遣うかも)
時速20kmまではディーゼル感がありますが速度が上がれば全く気にならないのと、個人的にそもそもディーゼルのピッチ音が嫌いではないので逆に心地よいくらい。船のエンジン音やランドクルーザー・プラドやハイラックスサーフなど昔?のディーゼル車に慣れている方は好きな音色のはず。
走行中はガソリン車のように回すことが無いので(多少ペースを上げても)総じて静かです。
室内の広さ
あらためて長距離を運転してみて、4人家族には十分な広さと感じました。
運転席からの眺めはSUVらしい視点の高さと、よほどの座高番長でもない限り十分なヘッドクリアランスが確保されています。
乗降性
大人の場合、高さは気になりません。また、ボディーのサイドシルがドアで覆われているためサイドシルで服を汚すことが無い点も優れています。
うちの場合は後部座席に子どもが乗りますが、ドアをある程度開ける場所であれば5歳の子どもでも問題なし。ドアを開くスペースが無い場合、タイヤハウスの上に乗り込む形になるため難ありですが、ドアが大きく横幅も広いため子どもが乗降するときは大人がドアを持つなどの介助をすべきだと思います。
ラゲッジ
可もなく不可もなく。
サスペンション形式が乗り心地、走行性能重視を重視したマルチリンク形式のため、スペース優先のリジット形式の車に比べタイヤハウスの張り出しが大き目です。
ワゴン車(ホンダ エアウェイブ)から乗り換えのためラゲッジの底面が上に上がりましたが実用上特に問題はありません。オプションで付けたラゲッジトレイは汚れを気にせず荷物を積み込めるため正解でした。
MG5コーティング
頻繁に洗車をするのも手間なのでMG5コーティングを行いました。5年間の保証付きで64,800円(税込み)、月当たり1,000円ですが、ワックス不要・通常の洗車は水洗い程度で済むことを考えると入っておくべきと考えました。
光沢、ツヤは文句なしです。
塗装保護というと「ワックス」が一般的ですが、「ワックス」は塗装面の上に一時的な油膜を形成するもので、耐久性や硬度に優れません。「ボディコーティング」とはクルマのボディに特殊な液剤を塗布することで被膜を形成し、長期間新車時の輝きを維持すると同時に、傷や汚れをつきにくくする処理です。
独自開発のガラス系コート剤を使用しているマツダのボディコーティングMGシリーズが、きらめくような光沢と深く質感のあるツヤ、そして撥水性能をおクルマに持たせます。硬質のガラス系被膜は、劣化しにくく、キズも付きにくく、そして汚れも落としやすいので、普段のお手入れは水洗い程度で大丈夫。洗車機 (※)もご使用になれます。
出典 マツダ公式サイト アフターサービスより
子ども連れの納車
今回、子ども連れの納車になりましたがキッズスペースが広く、おもちゃや本があるため子どもたちは退屈せずに過ごすことができました。
車の説明を受けている間はジュースやお菓子をいただいたらしくお腹も満足(知らない人に物をもらってはならないお約束を忠実に守った長女は若干不満顔)
オムツ交換台などその他の設備を含め積極的に子どもを連れて行きたくなるような環境です。
CX-5の外観
車の外観にこだわりは有りませんが、「少しだけ人と違うのにしたい」という思いからフロントとリアにガーニッシュを装着しました。実用上のメリットは特になく完全に見た目だけの違いですが、ワイド感が強調されたような感じで気に入っています。また、同じく見た目だけの問題でLEDのフォグランプを付けました。
CX-5納車セレモニー
お約束の新・旧愛車のツーショット撮影と生花のブーケをいただきました。
またスタッフ全員でお見送りいただき、サイドブレーキの解除に手間取り発進できないというヘタレっぷりを披露させていただくことができました。
横幅1,840mmは気になる?
5ナンバーワゴンからCX-5への乗り換えですが、見切りが良く、車両感覚もつかみ易いため半日も乗れば慣れました。普通に走るだけなら女性でも問題なさそうです。
運転しやすい反面、狭い駐車場では物理的な横幅を実感することが多く、慣らし運転を兼ねてお出かけした鳥取県、境港の直売センターでは駐車場が狭く止める場所を探すのに苦労しました。
乗り心地とタイヤの空気圧
試乗車のCX-5(XD Lパッケージ)のタイヤは19インチ、納車されたCX-5(XD)のタイヤは17インチという違いから、試乗車に比べ乗り心地が若干マイルドになると期待していましたが、街乗りと高速道路を法定速度内で走った限り、大差ありませんでした。
むしろ納車された17インチタイヤの方が若干突き上げが強く感じましたが、ディーラーに確認すると「空気圧を高めに設定しております」とのことで納得。納車後、高速道路を走ると伝えていたため気を利かしていただいたようです。
山道を攻めるような走りをしたらタイヤのヨレが気になるのかも知れませんが、普通に走る限りは17インチでも特に問題なし。スポーティーな走りが好みならこのままでもよさそうですが、19インチタイヤよりも乗り心地が固いのは不本意なので既定の空気圧に戻そうと思います。
SKYACTIV-Dの加速
素晴らしい。
発進時はややモタつき(もしくは踏み過ぎると急加速する)ますが、高速道路の追い越しや峠の登坂などは軽く右足に力を込める程度で流れをリードできます。登坂で時速80kmから120kmまで加速してもエンジン音が主張することはなく、1.5Lのコンパクトカーからの乗り換えのため、加速時の騒音やペダルの踏みこみ量、非力が所以の精神的ストレスから解放され、満足度120%です。
また、オルガン式ペダルのため踵からペダルを踏むことができアクセルの微調整が容易。人間工学に基づいたペダルレイアウトのため、右足をよじることなく座れ長時間の運転も苦になりません。
唯一の問題は次回、車を買い替えるときに420Nm(42.8kg)/2,000rpmのCX-5が走りの基準になってしまうことです。
i-stop
エンジン起動時はそれなりの音量です。
エクストレイルハイブリッドは注意しなければエンジンの掛かったタイミングが分からないほどでしたが、CX-5はエンジンが明確に主張されます(許容範囲)
それ自体は問題ないのですが、アイドルストップを行うためにはペダルを車を停止させる以上の力で踏みつけなければならず、ドライブ中の半分は停車時にエンジンが掛かったままでした。
カックンブレーキ派の人は気にならないかも知れませんが、乗員の頭を揺らさずに止まるソフトブレーキ派の方は意識してペダルを踏み込む必要があります。
オーディオ
純正オーディオ(BOSE非装着)の音質は何とか許容範囲といったところ。音量を上げても内貼りが震えるようなことはありませんが、「THE・純正」的な音です。
車自体の静粛性は高いのでそれなりの加工をすれば良い音になりそうですが、当面は素のままで我慢します。
燃費
納車2日後、慣らし運転を兼ねて鳥取県の大山まで往復500kmほどドライブしてきました。
下道とやまなみ街道、山陰自動車道を経由し、復路は1時間の渋滞有り。
エアコンは全行程の半分程度使用、特にエコ走は心がけておらず、普通に走って17.8km/Lでした。
郊外を流れに乗って60~70kmで流しているときの平均燃費は最大で23/L、
今回はブレーキペダルの踏みがあまく、アイドリングストップが効いていないことが多かったのでもう少し伸びそうですが、総じて燃費は優秀です。
DPF
ディーラーでDPFの頻度、影響を確認すると初期型に比べエンジンが改良されているとのことでほとんど気にならなくなったと回答されました。納車後、走行距離が500kmを経過したころに油のような匂いがしたのでDPFが作動していたのだと思いますが、普通に走っている限りパワーダウンや燃費の悪化は確認できませんでした(平均燃費は下がらず、瞬間燃費は見ていなかった)
また、DPF作動中は極低負荷で走行中にアクセルを話した時に生じるエンジンブレーキ音が若干大きく、いつもより低めの音質になっていました。妻は気が付いていなかったので2015年以降のモデルでは特に気にする必要ないと思います。
LEDヘッドライト
キセノンライト(HID)の車からの乗り換えですが、明るさ自体は大差なし。
AFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)の効果は体感できましたが、もう少し光軸が上でも良い気がします。
AFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)は走行状況に応じてヘッドランプの配光を最適にコントロールします。スピードとステアリングの舵角に合わせて、ドライバーが進みたい方向にヘッドランプのロービームを照射します。
出典 マツダ公式サイト アクティブセーフティー技術より
車選びで参考にした自動車情報サイト
数ある自動車情報サイトの中で最も参考にしたのは「AUTOCAR DIGITAL」です。
日本のサイトの場合、どこかスポンサーに配慮した試乗記事が多いですが、AUTOCARは海外レポーターの記事も多く、フラットな評価が参考になります(逆に自国メーカー贔屓かも知れませんが)
情報誌では加藤哲也氏が代表を務めるCAR GRAPHIC以外、参考になるものは思い当たりません。
レクサスNX200t 海外初試乗
そこそこ速く、乗ってみても悪い印象はないが、決して笑顔になれるほど楽しい類ではない。確かにステアリングの重みは適切であるし、レスポンスも悪くはないのだが、どこか面白みに欠けるのだ。
高回転域のエンジン音も然り。どこか疲弊しきっているようにも感じるし、音自体にも面白みはない。また速い速度域ではギアボックスのレスポンスが落ち込み、エッジの立ったルックスに反して、運動神経の悪さが露呈した。乗り心地が救ってくれるのか?と期待してみたところ、バンプの頻度が増えると、振動が増幅する傾向が見られ始める。また、小刻みな振動を連続的に拾うと、ボディは明確にブルブルと震える。
NX300hならば社用車として非常に安く乗れるという利点はあるが、NX200tは ”わざわざ” 購入する理由は見いだせなかった。
(ヴィッキー・パロット)
テスト日 : 2015年03月11日
http://www.autocar.jp/firstdrives/2015/03/12/115257/
出典 AUTOCAR.JP
走りが面白くないといわれるレクサスですが、ここまでストレートに表現されているものは見たことがありません。
CX-5の中古車は?
一応、新車購入時に中古も確認しましたが、シャーシからエンジン全て新設計の車のため、2012年発売の初期型はトラブルも多く(リコールあり)2015年1月の大幅アップデート内容との差が大きいため選択肢から除外しました。
「アテンザ」はマツダのフラッグシップモデルとして、また「CX-5」は新世代商品群第一弾として、マツダの商品ラインナップをけん引してきました。
今回の大幅改良では、「アテンザ」「CX-5」とも、お客さまにお届けする価値をより大きく、洗練されたものに育て、お客さまに深く愛される1台となるよう、マツダの最新のクルマづくりの考え方・技術を反映させ、インテリアやエクステリア、機能性、乗り心地、安全性など、あらゆる領域の熟成、深化を図りました。
・新構造の前後ダンパー、フロントロアアームのブッシュ形状最適化
・NVH性能を向上。
・シートの構造と材質を見直し
・ガソリンエンジン車にドライブセレクションを採用
・アテンザ SKYACTIV-D 2.2搭載車に新世代4WDシステムを設定
・新世代4WDシステムのPTO、リヤデフオイルに新開発の低粘度化学合成オイルを採用
・グレーメタリックで塗装した水平基調のフィンを採用したフロントグリル(全車標準装備)
・ユニット内シグネチャーLEDランプを採用したLEDヘッドランプとLEDリアコンビネーションランプ(全車標準装備)
・電動パーキングブレーキ(EPB)(全車標準装備)
・金属調加飾の採用
・ライトヘアラインのデコレーションパネル
・ブラックの本革内装を継承、本革内装にはピュアホワイトを新採用。ファブリックシートはセンター部分に新開発のグロスブロッククロスを採用
・カーコネクティビティシステム「MAZDA CONNECT(マツダ コネクト)」を採用
・シフトノブ前のオープンスペース、コンソールボックス、フロントドアポケットの容量を大幅に拡大。センターコンソールではカップホルダーのアジャスター機能や小物入れも追加
マツダ公式サイト ニュースリリースより一部抜粋
ここからはCX-5の気になるところ(悪いところ)です。
座席調整用のラチェットが固い
XDは電動パワーシートでないためレバーとラチェットで座席を調整する形になりますが、このラチェットがとにかく固い!ゴリラ並みの腕力を持つ私でも固く、妻は「これじゃ変える気にならん」と吐き捨てていました。
ルームミラーの調整が固い
後部座席のリクライニング
大人が普通に座るには問題ありませんが、チャイルドシートを設置し、子どもが寝てしまったときはリクライニングが欲しくなります。座面が立っているため子どもが寝てしまうと顎を突き出したような形になり口が開いてしまいます。後部座席のリクライニングを可能にするキットも販売されているようなのでそれの利用するか、チャイルドシートの取り付け方法を工夫するなどの対応を検討します。
リアのバックライトが暗い
もう少し明るさが欲しいです。
うちの駐車場はライト付きなので問題ありませんが、真っ暗な駐車場へ頻繁に駐車される場合、オプションのLEDバックライトを検討する価値はありそうです。
※リアコンビランプ、ユニット内シグネチャーランプは全社LEDが標準
室内ランプ
夜間の走行時、ライトを点灯すると各種室内ランプが点灯しますが、電動格納ミラーのスイッチにランプがなく不便です。
まとめ(買いか?)
走りが楽しいSUVが欲しいなら、この価格帯でこれ以上のプロダクトはありません。
AUTOCARより引用させていただきます。
マツダCX-5 国内初試乗
新型CX-5においてはガラガラ……という運転中のディーゼル・サウンドも明らかに減少しているけれど、これはエンジン側の改良ではなく、車体側の進化によるところが大きい。もちろん走り出せば、鋭いピックアップや6速ATとの優れたマッチングによる伸びやかな加速感は変わらない。
よほど軽油の入手に困る地域でなければ、ガソリン・エンジンを選ぶ理由が思いつかないほど、このSKYACTIV-Dは素晴らしい。
SKYACTIVテクノロジーや魂動デザインといった、最新のマツダを象徴する技術がフル投入された最初のモデルであるCX-5。いまや世界中で支持されるグローバル・カーとなったが、さらに魅力を増した新型はミドルSUVの中心的な存在になったといえる。
(文・佐橋健太郎 写真・高橋 学)
テスト日 : 2014年12月26日
http://www.autocar.jp/firstdrives/2015/01/07/105552/
出典 AUTOCAR.JP