こんにちは。
広島のイクメン、2児のパパです。
いわゆる高級炊飯器は、いったいどれくらいご飯がおいしく炊けるのでしょうか。
炊飯器の違いを確かめるため、8年前に購入した「ふつうの炊飯器」パナソニックSR-SD10と、先日購入したパナソニックの高級炊飯器、Wおどり炊きSR-SPX105(SR-SPX5シリーズ)を同じご飯(広島県産コシヒカリ)を同じように炊いて比較してみました。
パナソニックWおどり炊きSR-SPX105
パナソニック株式会社は、従来比2倍のパワーでお米をおどらせる新圧力方式と、新開発の220℃ IHスチームの搭載により、甘みとハリが増したごはんを炊き上げるスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「SR-SPX5シリーズ」を6月1日より発売します。
近年、国内のジャー炊飯器市場は「おいしいごはん」はもちろんのこと、食感やお米の銘柄に合った「炊き分け」など、ごはんへのこだわりニーズが拡大し、高級タイプのIHジャー炊飯器の販売構成は増加しています。
本製品は、モーター駆動で圧力弁の開閉を行う新圧力方式を採用し、従来比2倍のパワーでお米をおどらせることで、甘みが約10%向上したごはんを炊き上げます。
さらに、従来より20℃高い新開発の220℃ IHスチームが、釜内の余分な水分を追い出し、ハリのあるごはんを炊き上げることを可能にしました。
また、好みの食感やかたさに炊き分ける「銀シャリ炊き分け」とお米の銘柄の特性を引き出す「銘柄炊き分けコンシェルジュ」の種類を拡大しました。加えて、炊飯時の減圧動作音の静音化を実現、使い勝手の向上を図っています。
出典 パナソニックプレスリリース
パナソニックSR-SD10
今回、高級炊飯器と比較するのは8年前に購入したパナソニックSR-SD10。
いくらで購入したかさっぱり覚えていませんが、スチームIH、旨火ダイヤモンド釜付きのいわゆる「ふつう」の炊飯器。
精米したてのお米は美味しく炊けるのですが、新米でない、または精米後、時間が経過した米を炊いたときの味が納得できず、買い替えとなった炊飯器です。
1.0L 0.5~5.5合 スチームIHジャー炊飯器 SR-SD10(生産終了)
「高温スチーム」を搭載、「4段全面IH」と合わせおいしさをさらに向上。
こげ・乾燥を抑えて強火加熱「高温スチーム+4段全面IH」
細かい泡が一粒一粒しっかり炊き上げる「旨火ダイヤモンド釜」
お手入れ簡単「ステンレスボディ」
ナショナルのブランドです。
出典 http://panasonic.jp/suihan/p-db/SR-SD10.html
まずは見た目の比較から。
シンプルなステンレスボディーのパナソニックSR-SD10に比べ、黒と赤で存在感を主張するパナソニックSR-SPX105。大きさは縦横サイズはほぼ同じですが、高さは一回りパナソニックSR-SPX105の方が大きく、高級感では1ランクから2ランク上です。
重量もそれなりにあるため、炊飯器を頻繁に動かす必要がある方は事前に大きさ、重さを確かめた方がよさそうです。
蓋を開けてみました。
ふつうの炊飯器であるパナソニックSR-SD10と高級炊飯器パナソニックSR-SPX105の分りやすい違いは炊飯器の蓋。
「ただのフタ」感のあるパナソニックSR-SD10に対して、パナソニックSR-SPX105のフタは圧力で如何にも美味しく炊けそうな重量感のある造りとなっています。
ふつうの炊飯器パナソニックSR-SD10のフタはプラスチックがむき出し。
対する高級炊飯器パナソニックSR-SPX105のフタは煉瓦のような作りです。
厚みもスゴイ。
汚れやすい炊飯器のフチを比較。
ふつうの炊飯器パナソニックSR-SD10のフチは形がくぼみになっており、拭きにくい。
高級炊飯器パナソニックSR-SPX105のフチはステンレス製になっており、お手入れが容易。
ふつうの炊飯器と高級炊飯器の比較。
次はご飯を炊く釜を比較します。
高級炊飯器パナソニックSR-SPX105の釜。
内側はダイヤモンドハードコート。
細かい泡を多く発生させるダイヤモンドフッ素、耐久性を高めるセラミックス添加フッ素が施工されています。
外側は空中セラミックス。高い断熱性でIHの熱をとじこめます。
金色塗装(金粉入り)で放熱を抑え釜の中のお米に熱を伝えます。
高級炊飯器である象印の南部鉄器釜に比べとても軽いのも特徴的。
釜を抜いた炊飯器。
羽釜の発熱性と竈の蓄熱性を実現、ダイヤモンド竈釜
熱をすばやく伝えて、逃さない
熱効率が高い素材を組み合わせ、「羽釜」の発熱性と「竈」の蓄熱性を兼ね備えた釜。
IHとの相性が良いので熱を逃しません。自社一貫生産、こだわりの釜です。
出典 http://panasonic.jp/suihan/spx5/detail.html#tech5
高級炊飯器パナソニックSR-SPX105のダイヤモンド竈釜は底面のディンプル(くぼみ)加工で如何にも美味しいご飯が炊けそうな釜です。
高級炊飯器パナソニックSR-SPX105の付属品。
「しゃもじケン!」
ここで荒くれ者の長男が登場。
炊飯器が梱包されていた袋をかぶり、黒シャモジを振り回します。
パナソニック高級炊飯器Wおどり炊きSR-SPX105は子どもの引きも強い。
「ふつう」の炊飯器とご飯の味は違うのか?
今回比較に利用したお米は広島県産のコシヒカリ。
昨年2015年の秋に収穫されたお米で、精米はクリーン白米に設定、精米後1週間を経過した状態の「ごく普通のお米」です。
ふつうの炊飯器パナソニックSR-SD10にない高級炊飯器パナソニックSR-SPX105の特徴は「よりもちもち」「よりかため」など、9通りの銀シャリ炊きわけと、お米の特性を引き出す銘柄炊き分けコンシェルジュ(31銘柄)機能。
炊飯完了後は「こめをほぐせ」「電気代はXX円」と何かとおせっかいを焼いてくれます。
それでは炊き比べ、食べ比べ、炊きたてご飯の味を比較。
まずは「ふつうの炊飯器」パナソニックSR-SD10から。
※お米は同じように洗いました
それなりにお米が立っていますが、ふっくら感は控えめ。
若干水を少な目で炊いていますが、水を増やすと今度はべっちょりと米が立たなくなります。
水加減の微妙な差が顕著に表れるのも炊飯器パナソニックSR-SD10の特徴。
炊きあがりにご飯を混ぜます。
炊きたてご飯の味は良くも悪くもふつう。もちもち感はありません。
精米後、時間が経過したお米の場合、水分が抜けているせいかベッチョリし、甘みも少なくなってしまいます。
続いて高級炊飯器パナソニックSR-SPX105。
同条件で比較するため、炊飯器パナソニックSR-SD10と同様に水を少し少な目で炊きあげましたが、、炊きあがりの違いは一目瞭然。
Wおどり炊きの効果なのか、お米はふんわりと盛り上がっています。
若干水を少な目に炊いたにも関わらず、ふんわり感とみずみずしさは炊飯器パナソニックSR-SD10と比較になりません。決してベッチョリしているわけではないのに、艶やかなご飯が炊けています。
お米にハリがあるような透明感のあるご飯。
高級炊飯器比較レビューまとめ
8年前に購入した「ふつう」の炊飯器パナソニックSR-SD10と、先日購入したパナソニック高級炊飯器、Wおどり炊きSR-SPX105の食べ比べ比較。
価格コムのレビューを見る限りそれほどの違いはないと予想していましたが、炊飯器の性能差が大きかったのか結果は見事に裏切られました。
高級炊飯器、Wおどり炊きSR-SPX105の比較レビュー、食べ比べの感想は下記の通りです。
・炊きあがりのふっくら感、ご飯のハリが違う
・お米のモチモチ感がすごい
・みずみずしいのにベタついていない
・ご飯自体の味がハッキリわかる
・お弁当のご飯など、冷めても美味しい
・ご飯キライでもオカズなしでご飯が食べれる
・高級炊飯器よりは高級米の方が違いが顕著
高級炊飯器、Wおどり炊きSR-SPX105を1ヶ月利用した感想として、冷めたご飯、長時間保温したご飯、精米後時間の経過したご飯など、ご飯の状態が悪くなればなるほどパナソニック高級炊飯器、Wおどり炊きSR-SPX105のご飯の方がよりおいしく、優位性は高まりました。
毎日使う炊飯器。毎日食べる、炊きたてご飯。
これだけご飯に違いがあるなら、パナソニック高級炊飯器Wおどり炊きSR-SPX105を買って大正解だったと思います。