広島の肉奉行、もとい宮崎和牛A5奉行、2児のパパです。
国産牛と和牛の違いが分らない方、「A5ってアウディ A5スポーツバック?」という方はスルーしてください。今日はこれからの季節に欠かせない、おいしいバーベキューの話。
久しぶりに宮崎和牛A5の肉を中心にバーベキューをしたらめっぽう楽しかった反面、どえらい目に合いました。
いやー、マジで死ぬかと思った。
バーベキューの火おこしで評価を上げる
バーベキューのとき、なかなか炭に火が付けれない男ってカッコ悪いですよね。
「あいつ、まだ火起こしやってるよ」
「え~まだ炭できてないの?」
「マジ~!?、早く肉食べたいんだけど」
「きっと何をやってもヘタクソなのよ」
「ヘッタクソ」
どんなイケメンも、火がつかなければヘタクソのダメ男。プライドと評判はズタズタになるハズです。
「ヘタクソ!」とののしられるのが怖いあなたにあえてオススメしたいのは、着火剤のような薬物を使わず、自分の力だけで仕事をやり遂げること。
細長い炭と台座となるような炭で空気の通り道を作り、種火の側には割れた炭など、火が付きやすい小さな炭を並べます。小さな炭でもウチワでしっかり空気を送ってやれば大きな炭にも火が付きます。
詳細はちまたのアウトドアサイトを参照していただければと思いますが、せっかくアナログな事を楽しむなら、火おこしもアナログに楽しみたいですね。
女の子は野菜があると喜ぶよ
肉食系と言えどやっぱり女の子。
最初から肉をがっつり食べる子もいますが、脂を吸収しないよう野菜から食べたがる子もいます。
仲よく黒光りした茄子の皮を剥いで、焼きナスなんぞしてはいかがでしょうか。
取りあえず焼き方を担当しとけ
バーベキューの醍醐味と言えば、なんといっても炭火で食材を焼くこと。
炭火の火加減を調整したり、食材ごとに焼き加減を調整したり。
カルビにはカルビの、ホルモンにはホルモン用の、それぞれの食材に適した火加減があります。
落ち着いた炭で食材にグッといい熱を加え、焼き上げる作業は炭火のバーベキューならではの醍醐味。
大人数でバーベキューをするときは自然と焼き担当となる人、食べる専門になる人に分かれるような気がしますが、私は100%焼き方派の人間。焼き方を担当しなければ、本当のバーベキューの楽しさは分りません。
バーベキューで心を整える
「肉まだ?」
「あたし、ソーセージちょうだい」
「さっき貰った肉、冷めてたんだけど」
(それはあなたがサッサと召し上がらんからじゃ)
「野菜が全然ない!」
「ちょっと、キャベツまっ黒」
「煙たいからこの煙どうにかしてくれる?」
大人数のバーベキューの焼き方を1人で担当していると精神が鍛えられます。
お腹を空かせた野獣たちは、最初こそ不平不満を垂れ流しますが、おいしいお肉でお腹がいっぱいになり始めると、途端に大人しく。たまにお肉をお皿に乗せるだけで、えらく感謝してもらえます。
「あっ、ありがとう」
(お肉をさらに入れてあげた時の反応)
「もうゆっくり焼いてもらっていいよ」
(この手のタイプは絶対に自分で焼かない)
「おなかいっぱ~い!」
バーベキューの食材とおすすめメニュー
この日のバーベキュー食材は下記の通りです。
宮崎和牛A5の上カルビ
宮崎和牛のホルモン
国産若鳥もも肉
国産若鳥手羽先
ソーセージ(シャウエッセン)
茄子
かぼちゃ
シイタケ
トウモロコシ
キャベツ
玉ねぎ
ピーマン
ニンニク
銀シャケ(明日のシャケ弁用)
この中でおすすめなのが鶏もも肉のニンニク漬け。ニンニク漬けと言っても作り方は簡単で、食べやすい大きさにカットした鶏もも肉に、軽く塩コショウをまぶして、スライスしたニンニクを混ぜるだけ。バーベキューの前日に仕込んでおけば、和牛に勝るとも劣らない激ウマの一品が完成します(しかも安い)
ニンニクはチューブよりは生ニンニクを、外国産よりは国産のニンニクがおいしく仕上がります。鶏肉も冷凍や外国産よりは国産の物を使いたいですね。
悲劇の序章
と言う感じでバーベキューしておいしかったです、さようなら。というバーベキュー日記を書く予定でしたが、ビールをバカスカ飲みながら炭を見つめていると、眠くなってしまいました。
「どこのボケがバーベキューしながら寝るんだよ」と思った方。ビール飲みまくった後に玉ねぎを焼いてみてください。絶対に寝ます。
バーベキューで食材よりも大切なモノ
悲劇が起こる15分前の図。
コンロの下に足を突っ込んで暖をとりながらほろ酔い気分でうたた寝していると、、、
「あっちい!」
ぬわんと!コンロの底が抜けて、炭がスニーカーの上に落ちているではありませんか!
たまたま厚手のスニーカーを履いてたから良かったものの、スニーカー越しでも分る炭火の超高熱。股間の上に転がっていた飲みかけのビールをかけて事なきを得ました。これが真夏のバーベキューでビーチサンダルでも履いていたらと思うとぞっとします。
コンロの下に足を突っ込んで寝る方もボケですが、嫁さんの実家で愛用されているバーベキューコンロ、お世辞にも立派とは言えず、コンロの底の鉄板はペラペラの薄っぺらい作り。
長年使用された金属疲労と炭火による劣化も合わさり、トングで叩けば底が抜けるような状態でした。
これまでバーベキューと言えばおいしい食材の準備ばかりに気を回し、肉を焼く大切な道具であるバーベキューコンロは「焼ければいい」という存在でしたが、自分の足がバーベキューになりかけたことで目が覚めました。
バーベキューは食材よりも、調理法よりも、しっかりしたバーベキューコンロを準備することが大切。例えばこれ、信頼のアウトドアブランドColeman(コールマン)のクールステージツーウェイグリルなんか最高です。
通気性の良いメッシュボディーでバーベキュー初心者でも火力を維持しやすく、ハイ、ローの2ポジションに加え、写真のようにテーブルに直接置くことも可能。大きさも51cm×35cm×16.5cm~70cmと2~5人くらいのバーベキューに最適。最初からこのような立派なコンロなら、足の上に炭が落ちることもなかったでしょう。
バーベキューの前はコンロの底が腐ってないか確認してから準備してくださいね。
(良い子は酔っても足をコンロの下に突っ込んで寝るなよっ!)