こんにちは。
広島のお魚料理マイスター、2児のパパです。
今回は食材を買いすぎ、妻に叱責されるところから。
先日のお魚料理ブログでサザエの煮付をご紹介させていただいたので、今回は白バイ貝の煮付をご紹介したいと思います。
なお、途中に貝が叩き割られる画像、内臓丸出しのショッキングな画像があります。
心臓の弱い方はここからyahooに移動し、立ち去ってください。
サヨウナラ。
白バイ貝の煮付の作り方
白バイ貝の煮付の作り方はこんな感じです。
・白バイ貝を用意する
・白バイ貝をスポンジやタワシでキレイに洗う
・煮汁で10分程度煮る(弱火)
サザエや黒バイ貝と異なり、白バイ貝は柔らかいので煮汁で茹でても大丈夫。固くなりません。
調味料は酒、みりん、しょうゆを1:1:1で、砂糖たっぷり。お水を入れてはなりません。
高級な調味料を使うと信じられないほど美味しい煮付が出来あがりますが、安物の調味料でも十分旨いです。
・お皿に移し一晩寝かせる
・身をカットするため殻から取り出す
ここもサザエや黒バイ貝と異なるポイントで、巻きの長い白バイ貝は簡単には取り出せません。
ホークや楊枝でクルンっとしても、ほぼ確実に千切れますので貝を叩き割って取り出します。
小さ目の白バイ貝はカットする必要はありませんので、頑張ってほじくり出して、そのまま食べましょう。
・取り出した身に付いた殻や汚れを洗い流す
この時、お水でジャブジャブ洗うと水っぽくなるので流水でさっと流し、細かい汚れは余った煮汁で洗いましょう。
・食べやすいサイズにカットする
貝の大きさに応じてお好みで。
・お酒を飲みながら、よく噛んで食べる
お酒を飲まないとモッタイナイです。
白バイ貝の身の刺身
煮付のついでに刺身の作り方もご紹介したいと思います。
バイ貝は何個か買うことになると思いますので、2~3個は刺身で、残りは煮付で、と言う食べ方がツマミが増えてオススメ。
白バイ貝の刺身の作り方はこんな感じです。
・殻から身を取り出す
包丁の柄で叩く、トンカチで叩く、グーパンチで叩く。お好みで。
殻がある程度割れたら手を切らないように注意しながら身を取りだしましょう。
・生で食べられないワタを取り除く
・食べると気持ち悪い水管を取り除く
食べられないことはありませんが食感も悪く気持ち悪いので取り除きましょう。
そう言えば大学生の頃、北海道のルスツリゾート近くの居酒屋で食べた貝の刺身は水管が処理されておらず不味かった。
・塩もみで汚れを取る
・流水で塩と汚れを流す
・キッチンペーパーで水分を拭き取る
・食べる直前に刺しに身に切る
これが一番のコツです。貝の刺身は貝が新鮮なほど切ると身が縮むので、食べる直前に切りましょう。
ここから衝撃的な画像が続きます。
刺身を作るため、包丁の柄で貝殻を割ったところ。
貝は殻が飛び散らないようビニール袋に入れて叩く、新聞紙で包んで叩くなどがキッチンを汚さないコツです。
刺身では食べられないワタの部分。
節約上手の方はバイ貝の煮付のお鍋に放り込んでおきましょう。
写真右のワタの部分は煮ても焼いても灰汁が強く不味いですが、左の部位は美味しくいただけます。
刺身用の身の部分。
このままカットしてはなりません。
画像を参考にひも状の部分を上にして、切込みを入れます。
手の上で包丁を振り回す必要はないのでまな板の上で切りましょう。
5mmから1cmほど切込みを入れると、エイリアンのような水管が出てくるはずです。
水管を根本から切り落とします。
阿部定事件を思い出しました。
ワタと水管を取り除いたら塩で軽くもみ洗い。
バイ貝は比較的キレイな貝なので1分も揉めば十分です。
もみ洗いした後、流水で塩分と汚れを洗い流してください。
キッチンペーパーで水分を丁寧に拭き取ります。
後は切るだけ。
活きの良いバイ貝の刺身はコリコリとした食感がたまりません。クセが少ない貝なので磯臭い貝が苦手な方にもオススメです。
白バイ貝の刺身はいつまで食べられる?
余談になりますが、食べきれなかったバイ貝は上身の状態で翌日まで持ちます。翌々日に生で食べると高確率でお腹を壊すのでバター焼きにでもしてください。
水イカも翌日でも大丈夫。
鯛を翌日に刺身で食べる場合は霜降りなどで身を締めると食感が良く美味しく召し上がれると思います。
話がもどり、白バイ貝の煮付。
もう少し小さ目のサイズの方が好きなのですが、今日はこれしかなかった。
白バイ貝と黒バイ貝はどっちが美味しいの?と言う質問については、私は断然黒派。
貝独特の旨味が濃く、1番寝かせると旨味倍増でたまりません。
とは言え、白バイ貝の煮付もコクと旨味たっぷりで相当旨い。
柔らかくクセもないので女性ウケも良いと思います。
白バイ貝を見つけたら、煮付けや刺身にチャレンジしてくださいね。