新型アテンザで採用された技術は2017年3月期にフルモデルチェンジ予定の次期CX-5にも採用されるはず。
CX-5のフルモデルチェンジを待っている私にとって、新型アテンザの改良内容は気になる内容で、2015年モデルCX-5オーナーの視点から新型アテンザ(2016年8月の大幅改良モデル)の感想をまとめてみました。
まずは走りに関して。
G-ベクタリング コントロール
まずはこれ、G-ベクタリング コントロール。
マツダのサイトによると「自然なクルマの挙動を実現しドライバーや同乗者に安心感を提供するG-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」と記載されています。
G-ベクタリング コントロールについては先に採用されたアクセラの試乗で体験済みのため、どのようなものか理解しているつもりですが、G-ベクタリング コントロールがない2015年モデルCX-5オーナーとしては「すこしうらやましい」という感じです。
この「すこし」というのはうらやましいけれど、この技術が欲しくて買い替えを検討するほどではなく、旧型になってしまったアテンザオーナーの方も同じような感想ではないでしょうか。
次期CX-5のプラットフォームはFR化されるという噂もあり、ハンドリングに関してはG-ベクタリング コントロールよりもFR化の方が気になります。
アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
いわゆる自動ブレーキですが、歩行者検知が可能になり、動作範囲も旧型の30kmまでが80kmまでに大幅に性能アップしています。
これはうらやましい。
安全装備は付いているに越したことはないので魅力に感じました。保険料金も安くなることでしょう。
次期CX-5の自動ブレーキは150kmまでカバーしてくれることを期待します。
ナチュラル・サウンド・周波数コントロール
ナチュラル・サウンド・周波数コントロールとサウンドスムーザー。
2016/07に改良されたアクセラで体験した(15XD)技術ですが、効果のほどは素人でもはっきり体感でき、すこしうらやましい技術です。
2015年モデルCX-5の2.2ディーゼルは静であるとはいえアイドリング時からカリカリと明確なディーゼル音を鳴らしますので、これが改善されるのであれば「すこし」うれしいです。
DE精密過給制御
ディーゼルエンジンの制御技術のことでマツダのサイトには「アクセル操作にも正確に反応し、なめらかな加速を実現する新技術」と記載されています。
こちらもアクセラで体験した技術ですが、有ると無いでその差は歴然。私的にはこれが一番うらやましいです。
2015年モデルCX-5(2.2ディーゼル)の数少ない不満である、発進時のピックアップがもう少し滑らかになって欲しいという課題(ある程度スピードが乗った状態での加速はスムーズ)をキレイに解消されておりました。
いや~、うらやましい。
ここからエクステリア、インテリアの改良内容になりますが、エクステリアはマシーングレーが採用された以外に何か変更されたのでしょうか。違いが分かりません。
インテリアは更に質感が上がったように感じましたが、よく見ると Lパケのみ標準が多い。
ステアリングヒーター
グリップの3時・9時位置にヒーターが内蔵されました(L Packageに標準)
暑がりの私には不要。その分安くして欲しい機能です。
天井とピラーの装飾
天井とピラーがブラックになるようです(L Packageに標準)
これは感じよくてカッコいい!
是非欲しい。
ですが、オプション費用を支払ってまで欲しい機能ではありません。
Lパケ専用で良いですね。
遮音ガラス
フロントドアに遮音ガラスが採用されています(L Packageに標準)
高速時の風騒音の徹底抑制ということですが、2015年モデルのCX-5でも静かな風切音が更に静かになるのはうらやましい。
これは高くなっても良いのでXD以上のグレードに標準装備して欲しいですね。
最後に
今回のアテンザの大幅改良内容、購入を検討されている人や旧モデルのアテンザオーナーはどう感じたのでしょうか。
7月に納車された人は泣いている?
私が旧型に乗っていたとして、うらやましいとは感じても、乗り換えたくなる程の内容ではないと思います。
購入を検討されている方の決め手になるか?残念ながらそうでも無いように感じます。フルモデルチェンジではなく、大幅改良だから?
次期CX-5の発表を楽しみに待ちたいと思います。