ロサンゼルスオートショーで新型CX-5が発表されました。
メディアによって公表されたスペックと変更点は下記の通り。
新型CX-5の感想を、現行型オーナー目線でまとめてみました。
※マツダ公式サイトの情報ではないため、変更になる可能性があります
新型CX-5、現行型からのアップデート内容
●ボディサイズは4545×1840×1690mm、ホイールベース2700mmは現行型同様、現行CX-5と比べ5mm長く、15mm低いサイズ。
個人的には少しサイズアップして欲しかった。
●後席のエアコン吹き出し口を追加。
クラス的に後席エアコンは必須。正常進化です。
●リアシートに2段式のリクライニング機構を採用。
現行CX-5はリアシートの足元スペースが不足気味。
サイズ的に新型も同様と思われます。
サイズを変えないのであればスライド機構を設けるなどで、ラゲッジスペースが不要なときはゆったり座れるようにして欲しかった。
●ラゲッジスペースは現行CX-5の500Lから5L増の505L(DIN方式)
一般的な使い方では500Lで不満になることはまずありません。変化なしで問題なし。
●エンジンは「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-G 2.5」「SKYACTIV-D 2.2」の3形式
2.0ガソリンはパワー不足。2.5ガソリンターボの採用が待ち望まれます。
2.2ディーゼルはスペックに変更なし?アイドリング時の振動とノイズが気になります。
乗り慣れるともう少しパワーが欲しくなり、理想は200PS、50.0kgf・m/2,000rpm程度。
●トランスミッションは現行同様の6速AT
SKYACTIV-DRIVEは燃費を稼ぐためもう少し早めにシフトアップして欲しときがあるのと、高速で100km前後で走っているときはもう一段ハイギアがあると燃費と静粛性の面でメリットがあります。
●G-ベクタリング コントロール採用
●レーダークルーズコントロールは停車から追従走行可能に
正常進化です。
●サスペンション形式はフロント:マクファーソンストラット式、リア:マルチリンク式を踏襲
●フロントダンパーのピストン径拡大や液体封入式のフロントロアアームブッシュを採用し不快な振動を低減
これも正常進化。乗り心地の向上はうらやましい。
●現行CX-5比でねじり剛性を15%向上
●ロードノイズ低減と高速走行時の高周波の風騒音とタイヤ騒音の低減するなど静粛性を向上
課題であった静粛性も向上しているようです。
出典 マツダ
現行型CX-5オーナーの感想
現行型(MC後)CX-5オーナーの率直な感想は正常進化で、高級感に磨きが掛かり、デザインも良くなったというのが第一印象。
ソウルレッドクリスタルメタリックのボディーからも鮮やかで深みがあり、素直にうらやましい。
一瞬、ジャガーのF-PACEかと思いましたが、マツダの言う「無駄な要素を削ぎ落としたところに生まれるシンプルで研ぎ澄まされた美しさ」というデザインは、写真で見るより実写の方がカッコ良さそうです。
ネガティブな感想は、キープコンセプト過ぎる。
買い替え検討中の現行型オーナーとして、見た目に大きな変化が無いのはマイナスです。
車に全く興味が無い妻を説得できません。
試乗を楽しみにしていた2.5ガソリンターボの発表が無かったのも残念。
それから、CX-9のようなインテリアを期待していましたが、写真で見ると現行アテンザに近く、もう少し先進性を感じられるデザインにして欲しかった。
エンジンもシャシーもミッションも変わらず。大幅にアップデートされたとはいえ、第6世代のキャリーオーバー感は否めません。
第7世代はパスし、第8世代待ちか?PEUGEOT3008も気になる。
買い替えるか?
ネットには現行CX-5よりも価格アップされるのではという情報があります。
MC時は初期型から25万円程度アップしており、現行型2.2ディーゼルのエントリーグレードXDは258万から283万円に。
マツダの高級路線から、今回も価格アップされる可能性が高いでしょう。
そうすると新型CX-5の値引きなし乗り出し価格は350万前後。
私の現行型CX-5は2ヵ月前にトヨタの下取り査定で210万という査定額でしたので、追い金が140万円必要です。
後期型からの変更内容に対し、140万円の価値は見出し難く、今のところ乗り換えの可能性は低そう。
それに、最近のマツダは年次改良で次々とプロダクトをアップデートします。2.5ターボはアテンザのフルモデルチェンジで日本初採用か?いつ買うかも迷いどころです。
現行後期型CX-5オーナーの大半は、このような気持ちだと思います。