写真はタイヤ交換時の作業風景で、1.6トンのCX-5も車載のジャッキとレンチで1時間もあればタイヤ交換可能です。
この時期、ディーラーやタイヤショップは混雑するため、待つのが嫌な人、節約したい人はセルフタイヤ交換はいかがでしょうか(ただし、タイヤはクソ重い)
まずは昨年購入したスタッドレスタイヤ、ブリザックDM-V2について。
ブリザックDM-V2の特長
●アクティブ発泡ゴム搭載
気泡の内壁に沿って水を流れ込みやすくすることで、路面の水膜を積極的に除去。
タイヤが氷路面にしっかりと密着し、グリップ力が格段に上がりました。
●走行安定性を高める3Dホールドスクラムサイプ
サイプの切れ込みを断面途中で3次元にジグザグに変化させ、隙間には柱の役割を果たすプロップ・ホームを搭載。
●雪をつかむ力が強いマルチグルーブ
トレッド表面の溝の交差ポイントを増やすことで、溝に取り込んだ雪を従来以上に強く押し固めます。
●装着初期から優れた氷上性能を発揮、マイクロテクスチャー
トレッド表面に施した微細な凹凸が、路面の水膜を効果的に除去することで、装着初期から優れた氷上性能を発揮します。
出典 ブリジストンBLIZZAK DM-V2
URL http://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/items/dmv2.html
続いてCX-5にブリザックDM-V2を履いて2015年の冬1シーズン2,000km走ったレビューです。
CX-5はFFディーゼル、タイヤサイズは17インチモデル225/65R17。
雪道運転歴は17年、雪上ドライビングスキルはローダウンしたFRハイパワーセダンでカウンターステアを当てながら恐羅漢スキー場の内黒峠が登れるレベル。
中国地方のスキー、スノボ好きの人しか分からない表現でスイマセン。
CX-5×ブリザックDM-V2のドライグリップ性能
スタッドレスタイヤとしては一般的です。
制限速度+αで走る限り、グリップ不足に泣くことはありません。
そもそも、摩耗するのが嫌なのでスタッドレスタイヤ履き替え後はグリップが気になるような走り方はしていません。
CX-5×ブリザックDM-V2のウェットグリップ性能
大雨の高速道路でも問題なし。
これはスタッドレスタイヤの性能というより、マツダCX-5の安定性によるものと感じています。
CX-5×ブリザックDM-V2の乾雪グリップ性能
非常に良い。
常に新雪が降っているような良好な?雪道でしたら安心感を持ってブレーキを踏めます。
CX-5×ブリザックDM-V2の氷上グリップ性能
良いですが、一度ナイターのスキー場のツルツルに磨かれた登坂で盛大に滑りました。
これはコンディション的にFFの限界で、どのようなスタッドレスを履いていたとしても滑ったと感じています。
滑った後の挙動は穏やかで収束性も良く、扱い易いです。
CX-5×ブリザックDM-V2の耐摩耗性
スタッドレスタイヤのため、荒い運転をするとあっという間に減ってしまうのは当たり前。
一般的な走り方をしている限り、ブリザックDM-V2の耐摩耗性は良好です。
次の2枚の写真を見て分る通り、負担の少ない後輪側のタイヤ2本は、2,000キロ走ってイボがうっすらと残る状態です。
大人しい走りを心掛けたとはいえ、この磨耗状況は良好と言えるでしょう。
CX-5×ブリザックDM-V2のロードノイズ
路面がきれいな場合は純正サマータイヤと大差ないノイズ。
スタッドレスタイヤ特有の高周波ノイズも少なめです。
路面が荒れている場合はザーやゴーという音量が若干上がります。
CX-5×ブリザックDM-V2の剛性感
スタッドレスタイヤ特有の腰砕け感も一般的なレベル。
空気圧が下がると顕著になるため、標準空気圧2.3Kpaをキープするようマメな補充を心掛けています。
2.4Kpaは突き上げ感がきつく、ハンドリングの安定感も2.3Kpaがベストと感じています。
CX-5×ブリザックDM-V2にチェーン
私のマツダCX-5はFF。
年に数回スキー場へ行き、(前走車がスタックするなどで)停止すると発進できなくなるような登坂も走るため、非金属チェーンを購入しています。
昨年は上記のようなコンディションを走る機会が無かったので評価無し。チェーンを巻く機会があったら別途レビューします。
まとめ
乾雪だけならどこのスタッドレスでも大差ありませんが、中国地方特有の水分の多い雪、ベチャ雪にはやはり国産メーカー、ブリジストン・ブリザックDM-V2の優位性を感じます。
止まる、曲がる、走るの基本性能の高さに加え、凍結路面、ウェットにも強く、マツダCX-5のようなフロントヘビー&大トルクの車でも(大人しく走れば)摩耗しない。
マツダCX-5にブリザックDM-V2の組み合わせは、コスパより家族の安全を優先する人におすすめです。