布団業界の常識を変える革新的なサービス、2回も無料で硬さを変更できるシンカフトン敷布団を使ってみた|蕎麦が好き

布団業界の常識を変える革新的なサービス、2回も無料で硬さを変更できるシンカフトン敷布団を使ってみた

あなたの布団、身体に合ってますか?

今回ご紹介するのは創業80年の素材メーカーが運営する寝具のECサイト「シンカシング」の敷き布団、シンカフトン・セレクト。

シンカフトン・セレクトは敷寝具にとって最も重要な「硬さ」を体に徹底的に合わせる敷ふとんです。
布団注文前に無料で届くフィッティングキットを元に6種類から硬さを選んで購入し、布団の硬さが合わなければ2回まで無料で違う硬さに変更が可能です。

出典 シンカシングWebサイト


なにこれ。

敷布団はお店で押さえたり触ったり、いいとこ展示品に(店員や他の客の視線を気にしながら恥ずかしい思いで)実際に寝転んだわずかな体験を元に即断即決で買うものでしょ?


これが2回も無料で布団の硬さを変更できるという「シンカフトン・セレクト」を初めて知った時の正直な感想だ。


しかも、2回も無料で布団の硬さを変更できるサービス(以下、2回の無料フィッティングサービス)は注文後2ヵ月以内まで可能。

それでも体に合わなければ返品・返金が可能で、おまけに5年保証もついてるそうな。

こんなサービス始めて大丈夫?と感じたのも事実だが、2年前に通販(8千円)で購入し、今では弾力がない単なる厚手の布と化した敷布団で寝る私の身体にグッと響いた。

寝具にとって最も重要な「硬さ」を徹底的に合わせる敷ふとんとやらを、ぜひ体験してみたいじゃないか。



シンカシング開封の儀


というわけで今ここにシンカシングの式布団、シンカフトン・セレクトがある。

サイトから注文して1週間ほどで届いた。

実際に体験するため、先ずは開封の儀。


最初に感じたのは、それなりに大きいこと。

寝具だから当たり前だ。

むしろ厚みのある敷布団であることを考慮すると、これくらいのサイズに収まっているのはコンパクトと言える。


箱から取り出すとウレタンマットは圧縮されロール状に巻かれていた。

説明書には「袋から取り出すと2度と元の大きさに戻りません」と書いてあるが、元の大きさにお戻りいただく必要は無い。

さっそく開けてみよう。


外側のナイロンを割いていく。


丈夫なナイロンで巻かれているため、布団を切らないよう注意しながら切る必要があるが、この際は力ずくで破ることにした。

その方が盛り上がる。


外側のナイロンを外した状態。

圧縮袋に入った状態のシンカフトンからは「ヒュー」という空気を吸う音が聞こえる。

個体の形態変化が面白いが、さっさと寝心地を体験したいため圧縮袋に切り込みを入れる。

大きな開口部から一気に空気を入れることで「ボワン!」と膨らむ快感を得たくハサミを使ったが、それほど面白く無かった。


シンカシングの6種類の硬さ「ハード」


今回選んだシンカフトン セレクトの硬さは固い方から6段階の硬さの内、2番目に硬いハードだ。

シンカフトンの選び方は大きく分けて下記の2つ。

●シンカシングのサイトから無料でオーダーできるフィッティングキットを元にウレタンの硬さを判断する方法。

●シンカシングのサイトに記載されたBMIを元に判断する方法。

私が選択した方法は無料のフィッティングキットを体験し、BMI指標による硬さの目安を踏まえたうえで「今使っている布団より少し固め」という個人的な感覚で選んだ。

私の身長175cm体重70kgを元にBMIを基準に選べばシンカシングの推奨は3番目の硬さとなる「スタンダード」だが、BMIでは測れないベンチプレス90kgの筋肉質な体系にであること、生まれてから35年間一日も欠かさず眠りを続けた類まれな経験から、自分には少し固めの布団が合うことを知っている。

もう一つの理由は比較にはならないかも知れないが2年前に通販で買った「購入して半年間は適度な弾力で寝心地が良かった布団」が、その後「全く弾力がない単なる布きれ」に変わったことから、多少硬めの方が劣化せず良いと考えた。

ちなみに、後から気が付いたことだが、この布団はほとんど劣化しないらしい。


私が選んだシンカフトン・ハードの硬さは200N。

N(ニュートン)とは重さを表す単位(N=kgm/s2)で1N(ニュートン)は質量100gの物体にかかる重力の大きさである。


参考までにシンカフトン・セレクト6種類の硬さはそれぞれ下記の通り。

1.ベリーソフト 35N
2.ソフト    70N
3.ミディアム  110N
4.スタンダード 160N
5.ハード    200N
6.ベリーハード 460N

一般的に寝具用のウレタンマットはxxxN以上が「硬め」と言われるが、、と書こうとしたが、メーカーによって基準がまちまちであることから記載するのを止めた。

理想的な寝姿勢は背骨の自然なS字カーブを保つことが重要といわれており、体重の重い方はニュートン数の高いものを選ぶ必要がある。

ゴチャゴチャと述べたが面倒な人はとりあえずスタンダードをオーダーしよう。

2回も無料で交換できるのだから。


シンカシングの寝心地


最初にお断りしておくが、今回実際使ってみた感想は身長175cm体重70kgの筋肉質な男性がシンカフトン「ハード」を実際に使い寝てみた感想だ。

体型やシンカフトンの硬さが違う場合は全く違う感じ方になるという点をご注意いただきたい。

写真は自撮りが難しく、新しい布団に興味津々な子どもたちに協力してもらった。


前置きが長くなったが現状クッション性の全くない布団で寝ていることもあり、ハードでも硬いとは感じない。適度な弾力が心地よかった。

仰向けに寝転ぶと体の突起部分がマットに沈み体はフラットな姿勢で維持される。

今は子どもたちと添い寝するため使っていないが、寝室で置物と化しているベッドと同じような感覚だ。

これはいい。やはり自分には一般的に硬いとされる布団が合っている。


次に横向きに姿勢を変える。

ここで印象が変わった。

仰向けと違い、肩や腰など凹凸が大きくなる姿勢は布団がもう少し沈み込んで欲しくなる。

同じ布団の硬さでも仰向けで寝ると丁度よい硬さが、横向きでは硬いと感じるのだ。


この時一番困ったのが腕の置き場所だ。

布団が柔らかければ曲げても伸ばしても不自由さは無いが、布団が硬い分、姿勢変化を強いられ体勢によってはもどかしさを感じる。


その感覚はシンカフトン・ハードを使い始めて3日後に確信に変わった。


添い寝で横向きの姿勢で寝ることが多い私に、この布団(シンカフトン ハード)は少し硬い。


布団の硬さが自分に合っていないことが分かった今、さっそく1回目の無料フィッティングサービスを利用させていただこう。

実際に寝てみて横向きで寝る場合はもう少し柔らかい方が良い、いやもっと柔らかい方が快適なのでは?と感じたためハードよりも2段階柔らかい布団となる、ミディアムをオーダーした。


本当に無料でオーダーできるか一抹の不安もあったが、シンカシングのサイトにログインすると「1stフィッティングサービスはこちら」という案内があり、そこからスムーズにオーダーすることができた。

オーダー後に届いた注文確認メールも0円である。


それでは商品到着まで今しばらくお待ちください。
ありがとうございました。
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【オーダーID】SS170219-000999999
【ご注文日】2017年02月19日
【ご注文者】広島 太郎 様
【ご注文明細】
・お届け先:広島 太郎 様
 1.シンカフトン セレクト 1st フィッティング MEDIUM ( 3 MEDIUM)
  価格:0 円 x 数量:1 = 合計:0 円
【お買上金額】
 商品金額合計:0 円
 送料:0 円
 手数料:0 円
 ポイント使用(値引き):0ポイント
 注文金額合計:0 円
【お支払方法】支払い金額なし
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シンカフトン ミディアムの硬さは110Nとハードよりも半分近く低い値。

どのような寝心地なのか今から楽しみでしょうがないが、布団が届き次第追って報告したい。


シンカシングその他の気づき


ここではシンカフトン・セレクトを実際に利用して分かったことをまとめておく。

●特有の臭い

開封し寝転ぶとウレタン特有の臭いがした。

頭が痛くなるとか気持ちが悪くなるという類のものではないが、気になる方は陰干しして使うのが良い。

この臭いは数日使うことで気にならなくなった。

※臭いについてはサイトに記載有り

使用初期には中材特有の臭いがする場合があります。
気になる場合は風通しの良い場所で陰干しをしてください。

出典 シンカシング よくある質問


●カバー単品の価格が若干高い

シンカフトンは5年保証。

JIS規格の耐久性評価によるクラス分類で過酷用途に推奨されるSクラスに相当しており、マットレスが凹んでから元の形に戻る復元率は6つの型いずれも95%以上。

マットレスはとにかく耐久性が高いようだが、そうなると長期間利用した場合に布団カバーの交換が必要になることもあるだろう。

幸いシンカシングでは布団カバー単体(アウターカバー、インナーカバーのセット)も販売されているが、3つ折りのマット専用カバーとなるため価格は若干高価な1万4千円。

カバー自体は肌触りも良く何の不満もないが、大切に利用するため3日目からは今まで使っていた布団カバーを上に敷いて寝るようにした。


●マットレスの重さ

マットレスタイプのデメリットとして布団に比べ収納や持ち運び時の重さが指摘されるが、シンカフトンは子どもでも運べる重さで気にならなかった。

逆に3つ折りでコンパクトに収納できるので、タンスに納める、別の部屋に移動するという片付け方をしている場合は布団より利便性が高い。


シンカフトン・セレクトのまとめ


シンカフトン・セレクトのフィッティングサービスを実際に体験し印象に残ったのは、わずかな時間で式布団の「体に合う合わない」を判断するのは、絶対に不可能ということだ。

一晩寝ても十分とは言えない。疲労やハリ、コリなど別のパラメータに惑わされる。

最低でも3日、欲を言えば1週間はいつもの寝室でいつも通り使い、睡眠の質の変化を実感することで初めて布団が合うか評価できる。


従来よりもソフトな布団に変えると体全体に体圧が分散され最初は寝心地良く感じるかも知れない。

でも、数日使うと体が沈み込むことで肩や首のコリや腰痛が・・・

従来よりハードな布団に変えると適度な張りで体が浮くことで肩や首が軽く感じるかも知れない。

でも、数日経過するとしびれや寝返りが難しいと・・・


2週間も使い不満が全く無ければおそらく体に合った敷布団であろう。

ただ、本当に自分の体に合っているかどうかは固さを変えてみなければ分からない。

睡眠の質がより良くなるか悪化するかは、硬さの違う布団を使って初めて分かるのだ。

「もっと自分に合った布団があるかも知れない・・・」

「もう少し柔らかい(あるいは、硬い)布団で寝てみたい・・・」

シンカフトン・セレクトの2回の無料フィッティングサービスはそんな贅沢な悩みすらも解決する、今後布団業界のトレンドになる可能性を秘めた画期的なサービスだ。

これからの寝具は難しいことを考えず”後から自分好みに変えればいい”という気軽な気持ちで選んでほしい。

あなたにピッタリの寝具、シンカシング

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