みなさんは寝具(ふとん)に満足されていますか?
私は2年前に通販で購入したボリュームたっぷりの布団がいつの間にかペッタンコになり、腰痛とやり切れない思いを抱えています。
ペッタンコになったことに気が付いたときは当然保証期間切れ。
不満山盛りです。
夜中になんども目がさめる。
寝たはずなのに疲れがとれない。
朝起きると腰がいたい。
睡眠の質が低下すると疲れが取れず作業効率も悪化。学力低下の原因とも言われています。
そんな私に創業80年の老舗素材メーカーが運営する寝具のECサイト「シンカシング」さんから、2回の無料フィッティングで自分にピッタリの布団に変更できる「シンカフトン・セレクト」のフィッティングキットが届きました。
これは私の救世主となるか、、
さっそくご紹介したいと思います。
シンカシング・セレクトの特長
最初にシンカシング・セレクトの特長をご紹介します。
●サイズと材料
サイズ: 80×970×1950mm
材料:詰物 ウレタンフォーム
アウターカバー ポリエステル100%
インナーカバー ポリエステル100%
●販売価格
43,200 円(税込・送料込)
※2回の無料フィッティング込、5年保証・返品保証付き
●三つ折れタイプでコンパクトに収納可能
●カバーはアウターカバーとインナーカバーの2重カバー
●カバーは洗濯可能で衛生的(中材は洗濯できません)
●アウターカバーは肌触りの良い綿入りキルティング加工
●布団は圧縮パックで届くためコンパクトで衛生的
●2回の無料フィッティングでも合わなければ返品可能(全額返金)
●シンカシングはJAPAN QUALITY
カバー地は福井の創業50年超の老舗繊維メーカーでシンカシング専用に開発。
シンカシングのマットはウレタンメーカーが寝具用に試行錯誤して作り上げたもの。ヘタリにくく耐久性の高い高密度ウレタンを採用しています。
シンカシングのウレタンは全てJIS規格の耐久性評価によるクラス分類で、過酷用途に推奨されるSクラス相当以上を使用しています。
●安心の5年保証
保証は安心の5年間、中材であるウレタンフォームの凹んでいる部分と凹んでいない部分の厚みの差が10%を超えて形状変化した場合、返品対象となります。
私が2年前に通販で買った布団は半年でペッタンコになったのに、5年も保証するのはすごい!
シンカシング・セレクトの注文方法
寝具において大切なことは、使っている方に布団の硬さが合っているかどうか。
布団の固さは寝転んだ時の体圧分散性、良い寝姿勢の維持、寝返りのしやすさ等、寝具の性能を大きく左右します。
つまり、寝具(布団)の硬さを自分に合わせることで睡眠の質が良くなります。
とはいえ、
お店で少し寝た程度では本当に自分に合った硬さか判断するのは至難のワザ。
布団の下がタタミかフローリングか等、環境の違いで硬さの感じ方も変わります。
「寝てみたけど、もう少し硬くしてみたい・・・」
「ちょっとまだ硬いからやわらかくしたい・・・」
そんなお悩みを解決できるのがシンカフトン・セレクト。
注文方法は最初に無料のフィッティングキットに含まれるウレタン材と今使っている布団と硬さを比較する、もしくはBMI(肥満指数)を元に6種類の布団から最適な硬さの布団を注文します(もちろん、フィッティングキットを使わず最初から布団を選んで注文することも可能です)
無料のフィッティングキットには注文方法の流れと硬さの選び方が丁寧に解説されているので難しいことはありません。迷ったときはとりあえずスタンダードな硬さを選べばよいでしょう。
その後、シンカフトン・セレクトが届いたら実際に使い、「もうちょっと硬い方が・・・」というときは、注文から2か月以内なら2回まで中材のウレタンを無料で届けてもらうことができます。
もとの中材は返品不要のため、別売のカバーを購入すればカバー代だけでもう一つ布団がそろうという裏ワザも。。
2ヵ月もあれば自分に合った硬さかじっくり判断できますね。
なんか太っ腹過ぎるサービスですが、シンカシングさんは大丈夫なんでしょうか。
続いて無料フィッティングキットでの布団の硬さの選び方をみていきましょう。
無料フィッティングキット
シンカフトン・セレクトの無料フィッティングキットにはご覧のような冊子と、硬さ別のウレタンキューブが入っています。
ピンクの枠で囲まれた数字の1~6までのウレタンがシンカフトン・セレクト用で青枠は他の商品のウレタン材です。
ウレタン材はこんな感じ。
シンカフトン・セレクトの6種類の硬さと同じもので、大きさは大人の手でつかんで比較するのにちょうど良いサイズです。
ここでシンカフトンの硬さを補足します。
6種類の硬さから選べるふとん
シンカフトン セレクトは6種類の硬さから選ぶことができます。
詰め物は日本製のウレタンフォームで、タイプごとの硬さは下記の通り。
復元率は全タイプ95%です。
タイプ | 硬さ |
---|---|
VERY SOFT | 35N |
SOFT | 70N |
MEDIUM | 110N |
STANDARD | 160N |
HARD | 200N |
VERY HARD | 460N |
参考)ウレタンマットレスの硬さ及び復元率の測定方法について
硬さはJIS K 6400-2(D法)、復元率はJIS K 6400-4(B法)に規定する試験法により測定します。
試験方法の概略は次の通りです。試験方法の概略は次の通りです。マットレスの硬さ及び復元率の測定方法●硬さマットレス中身のフォームを平らに置き、直径200mmの円形加圧板を乗せ、フォーム元厚の75%の距離まで押し込んだ後、元に戻して、再び元の厚さの25%の距離まで押し込み、20秒間静止させた時の荷重値をN(ニュートン)で表わし、マットレスの硬さとします。●復元率一辺が50mm以上の正方形で厚さが20mm以上のフォームを試験片とし、厚さの50%の距離を1分間に60回の速さで繰り返し8万回圧縮した後、30分間室温に放置して試験片の厚さを測定し、繰り返し圧縮残留ひずみ率(%)を算出します。この数値を100から差し引いた数値(%)をもって復元率とします。従って、マットレスの硬さは数値の大きい程、かたいことを示しており、復元率は数値の大きい程、繰り返し使用に対して厚さの減少が少ないことを示しています。
出典 日本ウレタン工業協会「クッション用軟質ウレタンフォーム製品の選び方」
URL http://www.urethane-jp.org/qa/nanshitsu/cushion/post_70.html
実際に触ってみました。
1番のVERY SOFT(35N)はご覧のとおりメチャやわらかい。
2番のSOFT(70N)
同じ強さで押したつもりだが、1番とは全く違う硬さ。こうして比較すると実に分りやすい。
自分の力感覚が信用できないので2ついっぺんに押してみました。
やはり全く違う硬さです。
5番のHARD(200N)、6番VERY HARD(460N)は腰のある硬さ。
寝室にある使っていないベッドのマットレスと同じような硬さでした。
つまんでみます。
1番のVERY SOFT(35N)は軽くつかんだだけでペチャンコになりました。
4番のSTANDARD(160N)
グッと力を入れてますがこれくらいしか凹みません。
6番のVERY HARD(460N)
腕力には自信がありますが、思いっきり握ってもこの通り。
かなりハードなマットが期待できそうです。
シンカシングの布団をBMIを基準に選ぶ
フィッティングキットを使わず、すぐに注文したいという方はBMIを基準に選ぶ方法もあります。布団の選び方はシンカシングのサイト「BMIからの選び方」に記載されてますのでそちらを参考にしてください。
セッカチな人はとりあえずスタンダードで良いと思います(2回も無料で交換できるので)
出典 シンカシング BMIからの選び方
URL http://www.syncashing.com/shop/g/gSFS4/
BMIとは?
BMI(Body Mass Index)は肥満指数のことです。
計算式は BMI=体重(kg)÷ {身長(m)× 身長(m)}
式にあてはめると私のBMIは 22.9 = 70kg ÷ (1.75m × 1.75m)
早見表によると普通体重でした。
BMI | 結果 |
---|---|
18.5未満 | 低体重 |
18.5~25未満 | 普通体重 |
25~30未満 | 肥満1度 |
30~35未満 | 肥満2度 |
35~40未満 | 肥満3度 |
40以上 | 肥満4度 |
※2011年9月よりBMI 35以上は「高度肥満」と定義され、診断や治療の対象とされています。身長175cmの場合、BMI 35以上となるのは体重約110kgが目安です。
シンカシングの布団を今の布団を基準に選ぶ
今回私が選んだ方法は「今の布団を基準に選ぶ」
とはいえ、私の布団はペッタンコになってしまっているので妻が使っているもう少しマシな布団で比較することにしました。
とりあえずつまんでみたところ。
これくらいかなぁ・・・
もう少しかたい方がいい??
妻が使っている布団は私のペッタンコの布団とは違いそこそこ物が良い敷布団ですが(たまにこれで寝ると至極快適)、私には少し柔らかく、体重も幸いなことに私の方が相当重たいので厚さも不足気味。
実際にやってみて分ったのですが、自分に合った布団の硬さを判断するのは相当難しいです。
頭を抱えていたらフィッティングキットで長男が遊んでました。
こういう使い方もありかも。
子どもが生まれる前まで使っていたベッドはもう少し硬く、5番と比較してちょうど良い良いように感じます。
グッと握ってこれくらいの弾力。
これくらいコシがある方が疲れにくいかも知れません。
これにしようかな・・・
また取られました。。
もう一度比較。
ここで結論がでました。
結論
結論:そもそも私はどれくらいの硬さの布団が自分に合うのか分らない。
自分が使っている布団はすでにペッタンコ。新聞紙と大して変わりません。
妻の布団は確かに快適なものの、厚さが足りないような気がするので比較が難しい。
ベッドは昔はちょうど良かったけど、ベッドとタタミは違うし、当時と体型も変わってきてる。
というわけで、そこまで根詰めて悩む必要がないことに気が付きました。
迷ったときはスタンダード。私は少し硬めが好きなので、スタンダードより一つ硬い、5番のHARD(200N)の布団を選ぶことにしました。
硬さが合わなければ、交換すればいいのですから。
シンカシングの所感
シンカシングの2回の無料フィッティングサービス、セレクト。
シンカシングのサイトを初めて見たとき「自宅で試着、気軽に返品」が好評で爆発的に売り上げを伸ばしている靴とファッションの通販サイト、ロコンド(LOCOND.jp)が思い浮かびました。
ロコンドは全ての商品が送料無料で返品も30日間無料。「お家でとりあえず試して、気に入ったら買ってください」というお客様目線の販売スタイルが特徴の通販サイト。
徹底した返品補償でお客様のニーズに応えたことで、2011年2月に靴の通販サイトとしてサービスを開始して以来、順調に売り上げを伸ばし、つい先日の2017年2月2日は東京証券取引所マザーズ市場への新規上場承認が決まったばかりです。
私はファッションに興味が無いのでロコンドを利用したことはありませんが、自分に合うものを安心して選べる仕組みはお店/通販問わず重要。
シンカシング・セレクトの2回の無料フィッティングサービスも「お客様に自由に選んでください」というコンセプトで、これは良いと直感的に理解しました。
シンカシング・セレクトは実際に使った上で2回もマットを変更できるという太っ腹サービス。布団の売り方も変わったと感じる反面、今回実際に硬さを選んだことでその難しさも実感しました。
布団を使った後でも交換できるというサービスは今後寝具メーカーにおいて主流になりそうな予感がします。
ただし、このような返品保証やフィッティングサービスは商品に自信がないとできないわけで、マットの製造、加工、布団カバーも含めコストの高い国産で作り上げているシンカシングならではの仕組み。ファブレスのメーカーや海外生産の寝具メーカーには簡単に真似できないと思います。
今回選んだ布団が届くのは数日後。
どんな布団か、今から楽しみです。