福山市立動物園に隣接する池、富谷池のスワンボートが信じられないほど楽しかったのでご紹介したいと思います。運が良ければ白鳥に出会えるかも!?
富谷池のスワンボート
富谷池のスワンボートは福山市立動物園を出てすぐの場所にあります。
動物園を一度出る形になるので、ボートに乗った後に動物園へ戻りたい人は退場時に職員さんに再入場したい旨を伝えましょう。
ボートの料金
ボートの料金は1台20分800円です。時間は自己申告となっておりますので、私はiPhoneのアラームをセットしました。20分は少し短いような気がするかも知れませんが、意外としんどいのでこれくらいが丁度良いと思います。
ボート1台の定員は大人3名まで。乗り方のパターンとしては大人2名に子ども1人、大人2名に子ども1人となっており、中学生未満の子どものみの乗船や、大人1名に子ども3名はできません。
ボートの種類
乗船可能なボートは7~8台で、利用者が多いときは順番待ちとなります。
写真のように空いているときは好きなボートを選ぶことが可能です。
動物園に隣接する池らしく、定番のアヒルだけでなく、パンダやカンガルーなどのボートもあります。
どのボートに乗るか、長女と”ボート選ぶ権利”を賭けたジャンケンに見事勝利した長男が選んだのは、、
男の子らしく、ヘリコプターのボート!
ちなみにこちらのヘリコプターボート、係り員さんの指示に従わず桟橋に近づきすぎたお客さんがぶつけ壊されたとのこと。
車と違い、なかなか方向転換できないので早めに舵(ハンドル)を切り、安全運転で楽しみましょう。
出港
船の乗り方は重たいものが真ん中が基本。子どもたちを両端に、重量物である私が中央に座ります。
スワンボートは当然ながらシートベルトなどはありません(転覆したら死にます)ので子どもたちが体を乗り出したりしないよう注意しましょう。
全員が乗船したら、係り員さんから丁寧なレクチャーと注意事項の話を聞いて、いよいよ出港となります。
富谷池ボートの注意事項
●大人が中央に乗る
●ペダルは思いっきり漕いでも疲れるばかりで進まない。定速で漕ぐべし
●風向きによってはコースを制限する
●桟橋には近づきすぎない
スワンボートのドラマ
何でもブッ飛ばす癖のある私。
ついさっき「ペダルは思いっきり漕がない」と注意を受けたのを忘れ、出港するなりフルパワーでペダルをぶん回していました。
「あっちのボートと競争じゃ!」
「オラーーーーー!!!」
引き波を立て疾走するスワンは、さながらパワーボートの様です。
※ブッ飛ばすのがお好きな方はこちらも記事もオススメです
ここで悲報です。
2分ほど全力でペダルをぶん回した結果、太ももが豪快につりました。
狭いボートの上で身をこじらせ痛がる父親と、怪訝な表情で見守る子どもたち。
動力源を失ったスワンの行方、は子どもたちの手(足)に委ねられました。
本気でつった右足は、痛くてこの状態から動かせない。
が、それではボートが進まないと、父親の足の上からペダルをぶん回す長女。
「イタタタ!こら、やめろ!今動かすな!!」
「パパがバカなことやったんでしょ!」
「私はあっちのカモが見たいの!!」
つった状態の足を無理やり動かすと死ぬほど痛い。
これは新しい発見でしたが、カモの側に辿り着くころには痛すぎて意識を失いました。
私が気絶した後は長男が船長を努めた様子。
意識を取り戻すと上手に船を操っていました。
富谷池のボートで気づいたこと
足の痛みも治まり、冷静になると色々なことが分りました。
ボート乗り場から池の端までは普通に漕いで2~3分。
ボートは思いのほか安定しており、揺れは少ない。
船は推進力が無ければ方向転換できないので、エンジン付きのボートより早めの方向転換が必要。
池の深さはよく分りませんが、溺れて水を飲んだらお腹壊しそう。
カモは向こうから寄ってくる。
ゆっくり流すだけでも十分楽しい。
終了時間が迫る
十分楽しんだところでボートに乗ってから18分が経過したところ。
ゆっくり戻ればちょうど良い時間です。桟敷へ戻ることにしました。
接岸
船の操縦で一番難しいのは離岸と接岸。
船舶2級免許を持ち、年に数回船を運転する私もボートで接岸するのは緊張します。
ウソですが。。
※実際は係り員さんが「そのままの向きでい~よ~、スピード押さえて~」と誘導してくれるので簡単です
最後は桟橋で記念撮影。
親切な係り員さんが逆光にならないよう船を移動してくれたり、公園と池が絶妙な構図となるよう撮り方をアドバイスしてくれたりと、本当にありがとうございました。
そんな感じで笑いあり涙ありの感動のスワンボートは望外に楽しい経験でした。
広い池をカモや白鳥と並んでクルージングするのは800円以上の価値があります。
福山市立動物園へ遊びに来たときは忘れずに富谷池のボートに乗って、ペダルをぶん回しましょう!