食事中、子どもたちと好き嫌いの話をする中で「パパだってカツ丼とかカレー、嫌いじゃん!」と指摘されました。
確かに私は丼物やカレーが苦手。
食べられないことは無いものの、自分から進んでオーダーすることはまずありません。
妻曰く丼やカレーが嫌いな人などいないそうで、何で丼が苦手になったのか考えてみることにしました。
なぜじゃ、なぜじゃと記憶をたどること30年、丼物が苦手になった原因はバブル真っ盛りである幼稚園の頃にありました。
好き嫌いの原因となった幼少期の体験
当時5歳か6歳の私は近所のおばあちゃん家に遊びに行くことがありました。
祖母は茶道の家元で30名くらいの生徒さん(お弟子)さんが付いています。自宅で教室を開くこともあり、祖母の家に遊びに行くと茶会の準備をしていることも多々ありました。
茶会の準備をする祖母の横で茶道の釜を使いままごとをしたり、いけばな(華道)の師範でもあったので花器を転がして遊んだり。そんな中で自然と体験する機会があったのが懐石料理です。
祖母に連れられ馴染みの鮮魚店へ買い出しに行くと、アナゴやハモ、オコゼなどの見慣れない魚に幼いながらも「変な魚」「でもウマい」と感じていたのを思い出します。
当時は祖母の家の近くで生活していたので茶話会の準備で余った料理をオヤツ代わりに食べたり、時々家族向けに祖母ちゃん渾身の懐石料理をごちそうになったり。
タラちゃんサイズの私は「なんかチマチマしたものがいっぱい出てくる」「これはウマい」「これは変な味」とチビ助なりに食事を楽しむ中で、美味しいものは手間が掛かることや、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷やした状態でチマチマ出てくるということを学びました。
旨いものはチマチマしてるし、めんどくさい。
そうでないものはデーンとしている。
丼物が苦手な理由は、幼少期に刷り込まれた「チマチマしてない」というものでした。
理想の食事
好き嫌いの理由は本当に気持ちだけの問題で、オッサンになった今では美味しい丼物やカレーがいくらでもあることは存じ上げておりますが、幼少期に刷り込まれた記憶を変えるのは一筋縄ではいきません。
基本は一汁三菜。
飯と汁は食事の最後で。
飯の上には何も乗せるな。
(同様の理由で理由でカレーも苦手)
めんどくさい大人にならないよう、食事には注意したいですね。