フトン女子も大満足!シンカシングの新商品、シンカマットレス・メモリー(仮称)を体験してみた|蕎麦が好き

フトン女子も大満足!シンカシングの新商品、シンカマットレス・メモリー(仮称)を体験してみた

シンカシングさんが開発中のマットレス「シンカマットレス・メモリー(仮称)」の先行モニターに選ばれましたので、2週間利用した感想を中心にレビューしたいと思います。

さっそくいってみましょう。



今回ご紹介するのは上層に3種類の特徴のあるウレタンを使用した2層タイプのマットレス、シンカマットレス・メモリーです。

開発中の情報によりますと、シンカマットレス・メモリーは以下の3タイプから選べるマットレスとなっており、今回は寝苦しい梅雨や夏の睡眠改善に効き目がありそうな3の「ムレと寝返りに配慮した低反発タイプ」を選びました。

シンカマットレス・メモリー


シンカマットレス・メモリーは上層と下層に異なる特徴のウレタンを使用した2層タイプのマットレスです。

マットレス下層部は理想的な寝姿勢を維持する為にしっかりと体重を支える素材を採用。また、下面に凹凸加工を施工することで空気の流れ道を作りマットレスと床面の間で結露を起こりにくくしています。

マットレス上層部はウレタンメーカーならではのこだわりと技術がふんだんに盛り込まれた、ソフトな低反発素材でありながら寝返りがしやすくムレにくい素材を採用。

しなやかで柔らかいのに、適度に反発するので寝返りがしやすいという相反する性能を高いレベルで両立した、マットレスの厚さからは想像できないスプリングマットレス顔負けの快適な寝心地を実現したマットレスです。

マットレスのタイプ:

1.もちもちの触感と吸放湿性が持ち味の万能タイプ
2.高い反発力で寝返りをサポートする高反発タイプ
3.良好な体圧分散性はそのままに、ムレと寝返りに配慮した低反発タイプ

サイズ:シングルサイズ(80×970×1,950mm)

※シンカマットレス・メモリーは仮称です

※開発中のため、発売時点は仕様が変更になることがあります


パッケージ&開封の儀


毎度同じような写真で申し訳ございません。

シンカシングさんのマットレス「シンカマットレス・メモリー」体験レビュー、まずは開封の儀から。

外箱はシンカフトン・セレクトと同じパッケージで届きました。開発中の商品のため発売時は変更となる可能性がありますが、特に問題はありません。

なお今回の開封の儀は撮影の都合上、長女が担当しています。シンカフトン・セレクトを愛用する彼女は新商品の低反発マットレスで寝るのを楽しみにしており、広島を代表するシンカシングファンの一人でございます。


外箱から出した状態のシンカマットレス・メモリーです。マットレスは圧縮袋にロールされた状態で入っており、開封すると元の状態に戻すことはできません。

開封の儀は毎回ワクワクしますが、綺麗に梱包されていること(梱包材もコストがが高そう)、もうひとつは「寝れる布団」ということでいつも以上にテンションが上がりました。


まずはロール状に包んでいる外側のナイロンを外していきます。

マットレスを傷つけないようにハサミを入れる長女。

流石に今回で4回目の作業であるため手慣れた手付きです(^^;


ロール状態を解いたマットレス。

なんとなくイイモノ感がただよっていますが、ナイロンの上からも新マットレスの特徴である下面の凹凸加工が分かります。


端に切れ目を入れて開封。

シンカマットレス・メモリーは布団カバーに入った状態で届きますので開封後そのまま利用することができます。


開封したシンカマットレス・メモリーです。

寝具をネットで注文すると実際に使うまでの作業が大変そうですが、段ボールを潰して捨てる作業を除き9歳の女の子がほぼ一人で対応できました。開封すればいいだけなので一人暮らしのお年寄りでも問題ないと思います。

マットレスのパッと見の印象はシンカフトン・セレクト(スタンダード)に比べると若干薄く感じますが、それ以外はほぼ同じ。

マットレスのため当然ながらシンカフトン・セレクトのように3つ折りにはなりませんが、シンカフトン・セレクトで感じたアウターカバーの質感は従来通り大変満足できるものです。


メイドインジャパンの布団カバー


ここは正しくお伝えしたいのでもう一度。シンカフトンセレクト同様、シンカマットレス・メモリーのアウターカバーも肌触りがよく寝心地が大変良いものです。

1万円代の布団やマットレスとは品質の違いを感じます。

ファスナー部も金属が直接肌に触れない形状となっており、ウレタンマット同様メイドインジャパンのコストが掛かった仕上げになっています。


シンカマットレス・メモリーのウレタン素材


アウターカバーを開いて中材を確認してみました。

シンカマットレス・メモリーは2層構造のマットレスとなっており、オレンジ色の部分が上層の低反発素材のマットレスとなっています。

素材メーカーならではの高品質なウレタンマットが特徴的で、触った感じの密度感や弾力は1万円代のマットレスに比べ2ランク以上の上質感がありました。

※ウレタンマットの寝具と聞いて安っぽいと思われる方もいるかも知れませんが、安いのは密度の低いウレタンマットで、所謂安物のウレタンマットは密度が低くスカスカのため使っているとすぐにヘタるなどの問題があります。

上層と下層のマットは接着されているため取り外しは不可となっており、接着部分をロールしたり意図的に折り曲げたりしましたが剥がれるようなことはありませんでした。


通気性が良くなる凹凸加工


幾何学模様が気持ち良いマットレス下部の凹凸加工。

人は一般的に一晩にコップ一杯(200ml)の寝汗をかくと言われていますが、シンカマットレス・メモリーは床面との間に空気の逃げ道を作ることでマットレスと床材の結露を抑止しています。

見るからに通気性がよさそうな形ですが実際に使った感想も効果は抜群で、シンカフトン・セレクトでは朝になると床がほんのり湿っぽくなることがありますが、シンカマットレス・メモリーではそれが無くなりました。

凹凸部は体重70kgの私が寝ても保たれていましたので、寝汗の多い人や湿気による床のカビが心配な人はこちらのタイプがおすすめです。

その他、「凹凸部を上にして寝たら、それはそれで気持ちよさそうだ」と変なことを思い付きましたので時間があれば試してみたいと思います。


しっかり体を支える固め素材の下層


ここからシンカマットレス・メモリーを実際に使ってみた感想です。

まず掴んだ感じは130Nくらいの硬さでしょうか、シンカフトン・セレクトのスタンダードと同じくらいの硬さに感じました。

敷布団は柔らかすぎるとソフトな寝心地になる反面、身体の姿勢変化が大きくなり寝たのに疲れが取れなかったり寝ている間に痛みが生じることがあるので、実際に2週間使った感想も含め丁度良い塩梅です。

また、全体的にこのマットレスで印象的なのは体圧分散に優れることで、下層部のマットが重さを点で受け止めるのではなく面で吸収するような反発力を感じることです。

表現が難しいですがお尻や踵の部分は適度に凹んでくれるのに対し周辺はしっかり支えてくれるので体全体が持ち上げられるような気持ち良さがあります。この辺の印象は素材メーカーが作るマットレスならではと感じました。

今回シンカマットレス・メモリーが届いてからレビュー記事を書くまでにイ○ンやニ○リのマットレスを比較してみたのですが、お尻や肩など体の凹凸部が沈み込み過ぎたりマットレスの中央に沈み込みが集中するなどあまり良い印象はありませんでした。

数分寝転んだだけでこのような印象でしたので長時間使った場合はクッション性の低下も心配です。

値段の違いによるものか素材メーカーによる技術力の差なのか分かりませんが、もし睡眠に悩みがあるなら多少お金をかけてでも良い布団を選んだほうが満足できると思います。


寝心地が良い低反発素材の上層


シンカマットレス・メモリーのもう一つの特徴である上層部の低反発素材。初めて寝転んだ時の感想は「おっ!」というもので低反発素材ならではのファーストタッチのやさしさは通常の布団と全く別物でした。

グーで押すと軽い力でスーっと変形し、意地悪な一点集中の指ズボ攻撃を加えてもこの通りゆっくりと復元します。体もこのような形でやさしく支えられるので特に横向きになったときが楽に感じました。


実はこれまでに述べていた感想は(凹凸加工による通気性は除き)以前から使っているシンカフトン・セレクトでも同じような印象でしたが、シンカマットレス・メモリーは2層構造になっていることでこれまでシンカフトン・セレクトで感じていた長所はそのままに高級と言っても過言ではない寝心地の快適さがあります。

長女の第一声も「気持ちいい~!」でしたのでなんとなく同じ感想だと思いますが、たった1~2センチ程度の低反発素材でこれだけ違うのかという驚きと、素材の組み合わせによる寝具作りの面白さのような物も垣間見えた気がしました。


低反発マットレス、トゥルースイーパーと比較


一番比較されそうな低反発マットレス「トゥルースイーパー」と比較した感想です。

まず、今回残念ながらトゥルースイーパーを実際に試すことができなかったので分かる範囲での比較になりますが、シンカシングさんの布団は5年保証であるのに対し、トゥルースイーパーは1年保証(トゥルースイーパーは有償で+4年の保証を付けることもできます)と保証期間が違います。

また、保証の内容もシンカシングさんの保証は凹凸部の差が+-10%以上であるのに対し、トゥルースイーパーは2cm以上凹んだ場合とマットレスの性能保持に対する考え方も違うようです。

マットレスの質感はウェブサイトで見る限りトゥルースイーパーはややスポンジ―な印象ですが実際のところは分かりません。

一番気になったのは価格で、シンカマットレス・メモリーの販売価格は今のところ未定ですが、トゥルースイーパーは定期的に半額セールなどで大幅に安く販売されています。これをお買得と考えるかは人次第ですが、個人的にこの手の商品で盛大な値引きをするのはブランド価値が落ちるだけでなく、そもそもの原価が安いと疑われても仕方ないと感じています。

自分が買った後に「期間限定!半額!!注文は今すぐこちら!!」なんて広告見たら悲しいですからね。


まとめ


最後にシンカマットレス・メモリーのまとめです。

2週間実際に使ってみて非常にバランスの良いマットレスと感じました。

布団に入った瞬間の気持ち良さは身体に合わせ変化する低反発マットレスならではの寝心地で、自然に楽な姿勢がとれる安楽さは今までの布団に比べ寝付きが良くなったほどです。

それでいて朝までぐっすり寝れる体圧分散に優れたコシのあるクッションと、ムレなく使える使い勝手の良さも加わり、従来の商品と同じであれば安心の5年保証が付くでしょうから弱点らしい弱点が見当たりません。

今回マットレスの使い方についてはベッドの床材の上に敷く、敷布団の上に敷く、床に直接敷いて使うの3パターンで試しましたが、何れも問題なく使うことができました。最初の印象はシンカフトン・セレクトより薄いことからそのままではクッション性が足りないかなと心配しましたが、全くの杞憂で今現在畳の上に直接敷いて使っていますがとても快適な寝心地です。

また3つ折りにはならないものの、上述の通り重たいマットレスではないので持ち運びは苦にならず。

どれを買えばいいかについては悩ましいのがシンカフトン・セレクトの存在で、私のように子育て世代で家族分まとめて一気に敷布団を入れ替えたいというケースでは(布団カバーを追加すればある意味3セットの布団が手に入る)シンカフトン・セレクトのお買い得感が光ります。

寝心地の比較では実際のところシンカフトン・セレクトの体圧分散に優れた布団の寝心地はとても気に入っているので甲乙付け難いところもありますが、布団に入ってから寝付くまでの「気持ち良さ」は低反発素材を採用するシンカマットレス・メモリーが確実にワンランク上の気持ち良さを約束してくれます。

ムレの軽減効果は幼児の居る我が家ではアウターカバーの上に市販の布団カバーを敷いて使ってますので全く違う!と言うほどの効果は感じていませんが、床面の結露が無くなるのは大きなメリットです。

最後になりますが、今回シンカマットレス・メモリーを体験して一番強く感じたのは似たような商品が多くある低反発マットレス商品の中で、一番大切なのは料理と同じ素材であるように感じました。数ヶ月前から利用しているシンカフトン・セレクトの弾力やクッション性は衰え知らずですし、シンカマットレス・メモリーも同様の性能を発揮してくれるでしょう。

新開発中のシンカマットレス メモリーは、販売価格次第ではやや上級クラスのマットレスの中で一歩抜け出す存在になりそうな予感がするマットレスでした。

眠りの個性に合わせる寝具、シンカシング

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