子どもが小学校に上がるとニュースに関心を示すようになります。
私も小さい頃に学校で「ニュースを見ましょう!」と先生に教えて貰いました。
親として様々なことに関心を持ち視野の広い人間に育って欲しい。
そんな想いで一緒にテレビを見ることも多くなりました。
しかしながら、
最近のニュースで耳にするのは「このハゲ~~~!」というキーキー声であったり、
「自衛隊も応援している」という寝言や、
都議選で街頭演説する日本首相に聴衆が「辞めろ!帰れ!」と暴言を浴びせる現場など、
子どもたちの耳に良くない言葉や説明が難しいもの、説明しても「日本ヤバいんじゃね?」と不安になるような内容ばかり。
「パパ!日本は世界で一番平和な国よね!」と言っている間はもう少し教育に良い番組を見せたいと考えていましたが、これだけ盛りだくさんのネタで攻められると、もうお手上げです。
ある日のニュースを見た時の会話は、ハゲの解説だけで終わってしまいました。
以下、朝ご飯を食べながらの会話です。
小学一年生と時事ニュースを読み解く
某議員「このハゲ~~~!」
長男「この人、だれにハゲって言ってるの?」
分からないけど、口が悪い人だね。
ハゲた人にハゲとか、人の見た目のことを悪く言ってはいけないよ。
長男「分かってるよ。太ってるとかも一緒でしょ。」
そう。
ハゲになりたくてハゲたのではないからね。
長男「分かってるって。」
ヅラの人にヅラと気が付いてもヅラと言ってはいけないよ。
長男「なにそれ?」
もちろん、ツルッパゲなど言い方を変えハゲと言ってもいけないよ。
長男「それは知ってる。」
特に気を付けなければならないのは、まだ若いのに髪の毛が少なかったり前髪が後退した人で、そういう人はハゲを気にしているから絶対にハゲと言ってはいけないよ。
長男「パパみたいに?」
(しばくぞ)
これは遺伝だからお前もこうなるんじゃ。
長男「えーーー、そんなのイヤだ!」
35歳くらいまでは大丈夫だから、それまでに良い人見つけて結婚しなさい。
長男「パパみたいに臭くなるのなんて絶対にイヤだ!」
クサいとは一言も言ってなかろうが。。
それから、お笑い芸人みたいにハゲをネタにして、ハゲと言われることでお金を稼いでいる人がいたとしても面と向かってハゲと言ってはいけないよ。
長男「今言うのはいいの?」
斎藤さんはいいよ。パパよりうんとお金持ちだから、ハゲててもいいの。
長男「それは良く分からないけど・・・」
ただし、十円ハゲなど事象を示すときやママがパパに言うみたいに、「お酒飲んで不規則な生活してるとハゲが進行するよ」と説明をするときはハゲと言っていいよ。
長男「”じしょう”ってなに?」
観察しうる形をとって現れる事柄のこと。国語辞典で調べなさい。
とにかく、どうしてもハゲという言葉が必要な時は「髪の毛が少ない人」「毛が薄い人」もしくは「おハゲ」と親しみを込めて言いなさい。
分かった?
長男「うん!」
長男「パパみたいにおじいちゃんがハゲててお酒ばっかり飲んでだんだんハゲてきた人は、かわいそうだからおハゲって言えばいいんでしょ!」
思いの他良く分かってらっしゃる。。
じゃ、忘れないようにお茶碗さげてね。
パパはもうキッチンへ運んだよ。
妻「このハゲ~~~!」
妻「納豆ご飯食べた茶碗はカリカリになるから水に漬けろって言ったろ!」
長男「・・・」
さいごに
”希望と誇りに満ちた、輝く日本の未来に向かって、皆様と共に。”
公式サイトでこのようにご挨拶された某議員様。
輝く日本の未来とは我々の頭皮のことだったのでしょうか。
全国のハゲを代表して心よりの謝罪を願います。
ハゲの皆様と共に。