ハウステンボス直営3ホテル宿泊者を対象に2017年10月から開始されたクイックパス特典。
今回は実際にクイックパスを使った体験を元に、待ち時間の短縮効果やクイックパスを利用する上での注意点をまとめました。
クイックパスとは
クイックパスは対象施設に優先的に入場できる、ハウステンボス直営3ホテル宿泊者の特典です。
クイックパスの入手方法
クイックパスを入手するには下記ハウステンボス直営3ホテルの宿泊が必要です。
これらのホテルの宿泊者は添い寝プランの子どもなど、プランを問わず宿泊者全員が利用可能です。
●ホテルヨーロッパ
●ホテルアムステルダム
●フォレストヴィラ
クイックパスを利用できる施設
ミューズホールを除くハウステンボス園内50施設で利用可能です。
公式には1施設1回のみ利用可となっておりますが、私が利用したときは「利用済み」にチェックされることはありませんでした。
クイックパスの受取方法
入国チケット売り場でチケットと合わせて提供されます。
クイックパスの使い方
クイックパス対象施設に並ぶ際、クイックパス専用レーンに並ぶことで一般のお客さんより優先的に入場できます。
クイックパスの待ち時間短縮効果
クイックパスによる待ち時間短縮効果は施設によって異なります。
一番時間を短縮できたのはアトラクションタウンのVR-KING(ジェットコースター)
通常は140分待ち!のところ、クイックパス専用レーンから入場することで20分待ちで乗ることができました。
2番目はサモナーバトルで、通常60分待ちのところ15分待ちで体験できました。
一方で釣りアドベンチャーやDRAGON WORLD TOUR(VRゴーグルを付けて乗るメリーゴーランド)は途中まで一般のお客さんと同じレーンに並ぶ必要があるため、待ち時間はあまり変わりませんでした。
VR-KINGやサモナーバトルは最初からクイックパス専用レーンに並ぶことで大幅に待ち時間を短縮できましたが、釣りアドベンチャーは2階のスタッフが居る場所まで一般のお客さんと同じ列に並ぶ形になるため、待ち時間短縮効果は少なくなります。
もう1つ例を挙げると、VRの館の「VR逆バンジー」も待ち時間が長い人気のアトラクションですが、クイックパスで待ち時間を短縮できるのは「VRの館に入場するまでの時間」で、VRの館に入ってからVR逆バンジーに並ぶ待ち時間は短縮できません。
※VR逆バンジーは1度に体験できる人数が最大8人と少ない、ヘッドセットの準備等に時間が掛かるため待ち時間が長くなります
※VR-KING、VR逆バンジー両方体験する場合は開園直後などの人が少ない時間帯にVR逆バンジーを体験し、その後でクイックパスを利用しVR-KINGを体験するのが待ち時間が少なくおすすめです
クイックパスの注意点
クイックパスを利用する上での注意事項として、施設によっては途中まで一般の人と同じ行列に並ぶ必要があることです。
優先だと思い先へ進んでも「クイックパスをお持ちでもここまでは並んでください」と追い返されることも。
私がクイックパスを利用した10月8日と9日はクイックパスが始まって間もないこともあり、クイックパスレーンの説明が無い施設や分かり難い施設もありましたので注意が必要です。
直営ホテル宿泊者以外も利用できる?
クイックパスはチラシのような紙です。
利用する際はクイックパスを提示するのみで直営ホテルの宿泊確認はありません。よって残念ながら宿泊者以外が入手したクイックパスも利用できてしまうと思います。
受取り時に日付が記入されるため不正に入手するのは難しいと思いますが、、転売屋滅ぶべし。
クイックパスを使った感想
さいごにクイックパスを利用した感想です。
ディズニーランドやUSJに比べ比較にならないほど待ち時間が少ないハウステンボスですが、年々お客さんが増えているのも事実。
また、アトラクションのVR化で一度に体験できる人数が少ないアトラクションやヘッドセットの装着に時間が掛かるなど、待ち時間は増加傾向にあります。
そのような状況で始まったクイックパス特典ですが、それほど混雑してなかったとはいえVR-KINGやサモナーバトルは大幅に待ち時間を短縮することができ、ハウステンボス滞在中の満足度向上に一定の効果を感じました。
施設によっては待ち時間短縮効果が少ない、案内が分かり難いなど、始まったばかりのサービスのため改善の余地はありますが、業績好調のハウステンボスなら早々にテコ入れされることでしょう。
クイックパス特典のために直営ホテルに泊まる価値があるかは、夏休みや春休み、連休やイベントなどで混雑する日は間違いなくクイックパスの恩恵を得られるはず。
ハウステンボスのクイックパス特典は今後の活躍が期待されるサービスだと思います。