こんにちは。
広島のブロガー、ハマジ(hamaji36)です。
先日マリホ水族館へ行きましたので感想を書きたいと思います。
マリホ水族館の待ち時間
マリホ水族館へ行ったのは2017年11月5日(日曜日)、水族館へ着いたのは営業開始10分後くらい。天気の良い3連休・最終日と混雑注意報高めの日でしたが、待ち時間ゼロで入ることができました。
当日、午後から再入館した際も待ち時間は無し。お客さんが集中する営業開始直後やお昼ご飯後の時間帯はチケット購入窓口で多少待ち時間があるかも知れませんが、行列になることはなさそうでした。
マリホ水族館の混雑状況
チケットを購入し館内へ。
入口の扉を開くと、、けっこう人が多い!
マリホ水族館は入ってすぐの場所に大き目の水槽がありますが、その前には常に10人~15人くらいのお客さんが見ている状況でした。
正直、オープンして時間も経ってますし「ガラガラでしょ」くらいの勢いで行ったのでこれは意外。
他の展示水槽も常に数人が見ている状況で見終わった人から次の展示へ流れていくような感じでした。
(たまたま会社の先輩に出会い「人多いっすね!」と話しかけると、その先輩は過去2回マリホ水族館目当てに来たものの、人の多さに断念し「今日は人が少なくてええわ~」とのこと。結構人気なのですね)
とはいえ、大き目の水槽は横に広いため子どもなら常に最前列で見える程度の混雑度。小さい水槽も1分も待てば順番が回ってくるので人の多さが気になるほどではありません。
先輩のように人が多くて断念された方、思うように見れなかった方はリベンジされてはいかがでしょう。
マリホ水族館の広さ
マリホ水族館の滞在時間は水塊や魚をじっくり観察して1時間、漠然と見たら10分で終了する規模感です。事前に予想していましたが、それを上回るコンパクトな水族館でした。
広さに対して展示物が少ないせいか、山口県周防大島にあるさらにコンパクトな水族館「なぎさ水族館」が望外に楽しめたのに対し、物足りなく感じたのも事実です。
※なぎさ水族館は日本一と言われる大きなタッチプールがあり、生き物好きの子どもは大変楽しめる水族館です。
マリホ水族館の感想
ごめんなさい、けっこう辛口です。
まずはこれはちょっと、、ということから。
●展示内容に迫力がない。何でもいいから「おお!」と思えるものが欲しかった
●高い位置にあり、子ども目線では見えにくい水槽
●館内が暗すぎる。F2のレンズが必要です
●盛り上がりに欠けるショー。今後に期待したいところ
●展示種類が少ない。広く見せる工夫のせいか空きスペースが多く消化不良気味
●コンセプトが分かり難い。中途半端にアレコレそろえるのではなくテーマを絞った方が良い
●展示物に対する解説が少ない。(張り紙だらけでダサくなるけど)生態や味などいくらでも面白く解説できるのでは
●かといって、アート性も高くない。水の中にいるような水族館って、、全然そんな感じしなかったんですけど
●美味しそうな魚がいない
続いて良かったところ。
●綺麗(当たり前か)
●スタッフの感じが良い
●混雑を見越して受付窓口のスタッフを多めに配置したり、行列用の仕切りが準備してある
●Facebookページなどで積極的に最新の情報を発信している
●年パスが安い
●営業時間が長い
●バリアフリー
水塊をはじめ中村さんプロデュースの展示に期待してましたが、全体的に小奇麗にまとまっているものの小粒な印象です。
問題は広さではありません。
展示の内容や見せ方の部分で新しい水族館ならではの何かが欲しかった。
そう思うだろ?タコさん。
水族館の楽しみ方は人それぞれで評価も分かれると思いますけど、予算やスペースの制約を考慮した上で、なぎさ水族館が満足度95%ならマリホ水族館は40%くらい。
生き物や魚が大好きで大小問わずどこの水族館へ行ってもそれなりに満足する私ですが、今回はそれが無かったのは自分でも不思議。
マリホ水族館の対象年齢
今回満足感が低かった理由の一つに誰に対して楽しんでもらおうとした水族館なのか分かり難いことが挙げられます。
誰が来てもそれなりに満足できるところが一つの落としどころだと思いますが、広島市内から近いことや年パスがお得な料金設定から幼児連れが主なターゲットになるのに対し、館内が暗い、見上げる形の水槽が多く背が低い子どもに優しくないなど、なんだかなぁという印象でした。
●3歳以下の子どもを連れて行く
当日一番多かったのが3歳以下の子どもを含む家族連れでベビーカーのお客さんも多く見られました。子どもが小さいと遠出するのが大変なので市内から近いところに水族館が出来たのは非常にありがたい。
が、しかし、先にも述べた様に館内が暗く、初めて入ってきた子どもの中には不安な表情を見せたり、水槽が見えず「みえーん」と不満を漏らす子どもも。
今後もこの世代が主要なお客さんになると思いますが、神様子ども様に対するおもてなし感があまり感じられなかったのは非常に残念なところです。
●小学生以上の子どもを連れて行く
子どもが小学生以上になると楽しみ方の幅が広がります。
実際、子どもたちの感想は中々の物でしたし(また行きたいとは言いませんでしたが)、当日は魚図鑑を片手に調べながら回る家族連れやメモ帳片手に端っこでお絵かきしてる子どもがいたりと、見るだけからもう一歩工夫することで満足度は格段に上がると思います。
●デートに
デートでマリーナホップで遊ぶ一コマとしてマリホ水族館へ行くのは丁度よい規模だと思います。
海が見えるレストランやマリーナを散歩するだけでも楽しいはず。
※アナゴとカワハギ
●高齢者を連れて
マリホ水族館はおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に行くには最高の水族館です。当日も3世代のお客さんが多い印象でした。
広島市内から行ける水族館は近くても島根か下関まで足を伸ばす必要があり、高齢者には移動が辛いところ。
これでマリーナホップに温泉施設でも出来れば完璧です。
入場料金の感想
大人900円、子ども500円、幼児300円という料金設定ですが、水族館の料金としてはこんなものではという印象です。
ただ、いきものふれあい学校も行ってご飯も食べて遊園地で遊んでとなると結構な出費となるのが痛いところ。
年パスを購入する価値はあるか
今回は当日券を購入しましたが、私は年パスを買う必要はないと感じました。
規模的に1年に1回も行けば十分ですし、私としても子どもの年齢的にも県外の水族館へ行くのが苦にならないので、近場のメリットもありません。
もし近所に住んでいて子どもが小さいなら買いだと思います。
年内にまた行きたいか
展示内容が大幅に変わらない限り、1回行けば満足です。
※小粒な水槽で高さもあるため幼児は抱え上げる必要あり
(元)魚屋目線の感想
最後に元魚屋目線の感想です(普通の人とは全く違うと思います)
水族館屋さんといえば魚を魅せてお客さんに喜んでもらうのが仕事だと思いますが、(元)魚屋の私にとって、魚は美味しく食べてなんぼの世界です。
魚屋の頃は食べたことがないを見ると、食えるのか、食えないのか。
うまいのか、不味いのか。
お客さんにどう提案したら売れるのか、おいしい食べ方、産地や旬、原価はいくらで、、、
といったことが頭を駆け巡ります。
水塊は確かに綺麗ですが、食べられません。
「わぁ、おいしそうなシャコ貝!」と思ったら、中身がないではありませんか。
アートな魚もいいけど、普通に食べておいしい魚も見せてほしい。
マリホ水族館は魅せ方次第でまだまだ美味しくなる水族館だと思います。
(魚屋行けって?)