CX-8、ディーゼルエンジン改良でパワー不足や燃費悪化を抑制
燃焼期間を短縮するとともに、圧縮比を従来の14.0から14.4に高めて、燃焼効率を向上させた。CX-5までの同エンジンでは、燃料を噴いた後に燃料と空気が混ざるまでの時間を確保するために、圧縮比を下げていた。圧縮比が低いと、圧縮による筒内の温度上昇が緩やかになり、筒内に燃料を噴いてから着火するまでの時間を延ばせ、燃料と空気がより均一に混じり合うようになる。燃料と空気がよく混じり合わないと窒素酸化物やすすが発生しやすくなる。
出典 日経 xTECH
URL http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/car/15/091400080/091500005/?P=3
2017モデルのCX-5に搭載されるディーゼルエンジンは従来通り最高出力175PS、最大トルクが420Nmのエンジン。2018年3月8日の年次改良でCX-8と同様の最高出力190PS、最大トルクが450Nmの型式「SH-VPTS」エンジンが搭載されています。
記事では直接的に煤の蓄積対策とは書かれていないものの、煤が発生しやすくなる状況を対策された模様。2012年のデビュー以来、DE精密過給制御やナチュラルサウンドスムザーなど、様々な改良が加えられているスカイアクティブD2.2ですが、同時に煤対策も順次進んでいる模様です。
新型の発売に伴い年次改良前の在庫モデル、デモアップやレンタカーアップ、登録済未使用車など、所謂「お得な車」が中古市場に出回りますが、長く乗るなら最新モデルが無難なのか、あるいは全く気にする必要ない問題か。安心して乗るためメーカーの見解や正確な情報が欲しいところです。