CX-8納車待ちブログ。今回は初回車検前にKE後期型CX-5からCX-8 XD PROACTIVE 7人乗り AWDへ乗り換える理由について書きます。
詳細は後述しますが、乗換えの理由は大きく分けて以下の3点。下取り査定額に納得できたこと、その他諸々の条件も良かったこと、CX-8の魅力にやられたこと(3列、AWD、乗り心地、静粛性etc…)
乗り換えに伴う支払いはCX-5、CX-8ともにニコニコ現金一括払いです。利息を払うのが嫌いなのでローンは組みません。あえて言えば予算オーバー分、大幅に小遣いがカットされました。ちっくしょう!
※写真のCX-8は車庫入れ確認中の試乗車。現在納車待ちです。
以下、KE後期型CX-5 XD FWDを初回車検前に下取りに出し、CX-8 XD PROACTIVE 7人乗り AWDを買った理由全部乗せです。
恐らくKE CX-5乗りしか興味ないこのネタ。乗換えるか乗換えないか悶々とされている方に、猫の手程でも参考になれば幸いです。
※乗り換え理由は上から順に重要度が高く、下になるほど低くなります。
■下取り査定が良かった
一番の理由はこれです。単純に下取りが良かったというより、3年前にCX-5を買った判断は間違いではなかったと納得できたという方が正しい。自分の中のこれ以上の査定金額なら乗り換えても良い、というボーダーを超える査定が付いたので真剣に検討するというステップへ進むことが出来ました。
参考までに私が2015年にCX-5を買ったときのマツダスカイプラン(所謂残クレ)の3年後の残価設定率は50%。2017年2月に発売された新型CX-5はもう少し残価率が上がり、3年後の残価設定率は55%となっています。CX-5の下取り査定額の具体的な金額は書きませんが新型CX-5の55%よりも良い査定だったので、下取りが高いうちに乗り換えよう!となりました。
■その他の条件も良かった
具体的な内容は書きませんが、下取り以外の条件も満足出来る内容でした。話は変わりますが、値引きの王道である限界まで下げてもらった見積もり持って別の系列の販売店へ行き「で、お宅はお幾らまで下げられるんですか?」は好きではありません。もう下げられないって言ってるのだから、それ以上は消耗戦。車は買った後の付き合いもあるので、気持ちよく買いたいものです。
■5年、7年乗るより経済的
以下のブログにも書きましたが、下取り査定額が良く、長く乗るよりも3年・5年のタイミングで乗り換えた方がお得と判断しました。ただ、CX-5からCX-8へランクアップしたので出費は増えましたが。
「大切に10年乗ります!」は損してる?車は何年で乗り換えるのがお得なのか残価率別に比較してみた
■今後の下取査定低下リスク
今回は個人的な乗り換え条件を満たす下取り査定額が付きましたが、KE型CX-5は玉数が多く、今後査定が下がるのでは?という不安がありました。
CX-5の下取り査定額が下がることを懸念したり理由として、私のCX-5は2駆のため中古の手頃なディーゼル四駆を求めるユーザーの候補にならないと考えました。また、私のCX-5は巣のXDで、プロアクティブ以上のグレードに対して安全装備が劣ります。今後自動ブレーキやアダプティブヘッドライトが標準になってくるとますます分が悪く、今乗り換えるか、乗り潰すしかないと考えました。
■3列シートは今しか乗れない
3列シートの車を買うなら、子どもが小さい今がベストだと考えました。我が家は3列が必須ではないので、そもそも3列シートの車を買わなくても良いことは無視しました。
■安全性能が高い
CX-8は控えめに言ってめちゃくちゃ安全な車です。予防安全から衝突安全性能まで国内最高クラス。2017年の自動車アセスメント安全評価では最高得点をたたき出してますし、基準の無い追突試験に対しても自車基準で80kmのオフセット追突でも3列目の生存空間を確保しています。
■煤の蓄積問題
初期型のスカイアクティブDで事例の多い煤の蓄積問題。
私の感覚でも、3万キロを超えたあたりから若干のトルク感の低下の他、振動とノイズの増加、燃費の悪化を確認しています。
新型CX-5や新型CX-8以降のスカイアクティブD2.2は煤対策も進んでおり、このタイミングで乗り換えることで煤蓄積に関連する諸々のリスクを回避できると考えました。
※煤対策が進んでいると推察した理由の一つとして、新型CX-5以降ディーゼルエンジン制御技術の特許情報の中に、煤蓄積に言及されているものを確認したことがあります。興味のある方は「知財ポータルサイトIP Force」で検索してください。素人にはサッパリ分かりませんが。
ここまでが今がKE後期型CX-5を下取りに出してCX-8に乗り換える良いタイミングだと判断した理由です。現在の下取り相場トレンドや諸々の条件を考慮すると、5年、7年乗り続けるよりメリットがあるのではと考えました。異論は認めます。
次に乗り換えによって得られる機能的やメリットなど。
■AWDが欲しかった
AWDが欲しかったのです。
CX-5を買ったときは「これまでFFで乗ってきたし、スキー場の最後の坂は最悪チェーン付ければいいか」でAWDを買わなかったのですが、これは失敗でした。子どもがスノーボードへ行くようになり、チェーンを巻くのも、そもそもチェーンの心配をするのもめんどくさい。それに、雨の高速道路道路の安定性など、雪道以外でもAWDにするメリットは大きいと考えました。
乗り比べてないので何とも言えませんが、CX-8に関してはFFよりも70kg重いAWDの方が乗り心地が良いという試乗レビューがあります。対して燃費や加速性能へのデメリットは特になし。また、FFモデルの試乗ではやや荒い運転をした時に若干のトルクステアが気になりました。
FFとの値段の差は約25万円。この差額は下取りに出した時にそのまま査定額に跳ね返るので、ここで節約する意味は無いと思います。
■CX-8の乗り心地と静粛性に惹かれた
KE後期型CX-5とCX-8を比較した時に一番魅力的に感じたのは乗り心地と静粛性。CX-8に初めて試乗したときは確かに良いものの今のCX-5から乗り換えるほどの違いは感じませんでしたが、一度CX-8の乗り心地と静粛性を知ってしまうと、KE後期型CX-5の不満が大きくなってきました。
これ、私と同じように後から気になる人はけっこういるようです。KE CX-5オーナーのブログで新型CX-5やCX-8を試乗し、そのときは乗り換えるほどではないとしていた人も、その後読んでみると「契約しました!」なんて人が多い。新型CX-5とCX-8は試乗注意。後からやられます。
■マツダの国内フラッグシップSUVである
CX-8はマツダの国内フラッグシップSUVです。
一つの上り感のある、フラッグシップという響き。
いいでしょう♪
ん?レクサス買えないから可愛そうにだって?うるさい!そういう発言はメルセデス・BMWなどの輸入車を3年で乗換えた実績を持つ者だけが心の中でつぶやきなさい。
■KE後期型CX-5に不満は無かった
KE後期型CX-5に特に不満はなかったこともCX-8への乗り換え理由となりました。不満が無い。だから、次の車もきっと不満はない。先にあげた煤問題も許容範囲で、乗り心地や静粛性も新型CX-5やCX-8と比較したらの話です。重箱の隅をほじればキリがありませんが、家族4人乗れる走って楽しいすんげーいい車です。
■営業さんとの信頼関係
今の営業さんはCX-5を買ってからの付き合いですが、質問したことやお願いしたことに関しては(販社としての枠組みの中で)キッチリ対応してくれます。先日のオイル関連の質問では普通の営業さんでは回答が難しかったりうやむやにされたかも知れませんが、納得するまで調べてくれました。金にならないことに時間を取って申し訳ない。ただ、めんどくさいタイプの人間にはこういうのが刺さるのです。相見積取って、3万円安いからアッチで買います、、とはなりません。
■ディーラーの対応が良かった
先の理由と重複しますが、広島マツダさんの対応が総じて良かったのも同じ系列のディーラーで買う判断をした理由です。何がいいのかと聞かれますと困りますが、例えばオイル交換カード会員になることで安くオイル交換出来たり、整備関連で融通が効いたり、どの店舗へ車両を持ち込んでもキッチリ対応してくれるところなどが良いと思います。他を知らないだけかも知れませんが。
ここからはCX-8への乗り換えを無理やり納得させた理由になります。こじつけも多いです。いいんです。3年で車を乗り換えるには理由がたくさんいるのですから。
■4年間は新型に乗れる
CX-8は2017年12月に発売された車です。私が契約した時点で発売して半年後の状態。今どきの車のモデルサイクルと仮定した場合、今買えば4年は新型車種に乗れます。もちろん、マツダの場合は毎年、もとい半年毎に改良が入るのでエンジンを含め待ってから買った方が性能が良い車に乗れますが、2年も待つと今後はフルモデルチェンジが気になります。だから今買うのです。
■7世代が出ても車格には抗えない
来年の2019年には7世代商品群のトップバッターとなるアクセラがデビューします。また、マツダ創立100周年の2020年にはアテンザが出る。ここまではほぼ確実で次のCX-5が出てくるのは2017年から4~5年後の2021か2022年でしょうか。アテンザ以降の車はFR化されることがウワサされています。次のCX-5もFR化されたら走りの楽しさについてはCX-8との差はさらに広がると思います。
ただ、乗り心地や静粛性はそこまで変わらないのではないか。特に、その下のクラスとなるアクセラやCX-3に関してはフルモデルチェンジで幾ら良くなっても車格やコスト的にCX-8の乗り心地や静粛性は望めないのでは。少し前までは7世代が出てから乗り換えを検討するという考えでしたが、流石に次のCX-5が出るのはまだ先になりますし、車格やコスト分までは変わらないだろうと思い、今買っちゃえ、となりました。私のことですから7世代FRのCX-5やCX-8が発売され、スカイアクティブD GEN2を積んで来たらゴニョゴニョ言うのでしょうが。
■2019年以降のKodo2デザインはそこまで変わらないと踏んだ
マツダの2030年を見据えた技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」によると、2020年にスカイアクティブD GEN2やKodoデザイン2の車を市場に出すとしています。逆に言うと、それまでの車はスカイアクティブD GEN2やKodoデザイン2ではないということです。
Kodoデザイン2についてはエレガントなマツダ 魁 CONCEPTの位置付けが微妙なところですが、いずれにしても私はあのままの姿では出てこないと考えています。となると、新型CX-5以降のデザインを踏襲すると考えるのが妥当。現に新型CX-5がデビューしたときの開発主査の話では新型CX-5は6.9世代という発言がありました。仮に魁 CONCEPTがKodo2デザインだったとしてもそこまでは変わらず、CX-8は古臭く見えないと踏みました。もしこのタイミングで一気に古臭くなってしまったら、その時はオートエグゼの布団とスポイラーを付けて印象を変える予定です。
■シンプルで飽きないデザインが良い
CX-8のデザインはシンプルで飽きが来ないと思います。また、仮にKodo2デザインやVISION COUPEがそのまま出てきたとしても、3列SUVのスタイルとしてはディテールの違いぐらいでは。
■CX-5よりは被らない
マツダのおひざ元広島はマツダ車のシェア率が異常に高く、販売台数の多いデミオとCX-5は「こんなに売れてるの?」というくらい見かけます。なので、新型CX-5に乗り換えてもおそらく被りまくる。CX-8ならもう少し被らないのではないか、ということでCX-8を選びました。
■次の車検で乗り換える車が無い
仮に今回のタイミングでCX-5やCX-8に乗り換えない場合、次の車検のタイミングでも同じように乗り換え検討をすると思います。その時の乗り換え候補車をマツダ車を前提とした場合、まだ次のCX-5も出ておらず乗り換える車が無くなってしまいます。現状、国内ではマツダしか欲しい車がない。輸入車になると予算的に下のクラスになるのでサイズ感が厳しく、やはりタイミングは今なのであろうと自分を納得させました。
■地元広島の会社を応援したい
マツダいいよね。地元広島の会社だし、マツダ欲しいんですよ。なんて言っている人が車乗り換えたというので何買ったか聞くと、ホンダだったりするのです。応援のメッセージはとにかくその企業の製品を買うこと。その逆は買わなければいいのです。
■なんとか現金一括で買える
CX-8は何とか現金一括で買えるという点も乗り換える理由になりました。ハンコ押すときにボルボ XC60とBMW X3 20dが一瞬頭に浮かびましたが、かすりもせず消えました。だって、彼らは700万円以上するんですよ、、完全に無理です。
■(国産では)他に欲しい車が無かった
CX-5から乗り換えるにあたり、いくつか候補車をピックアップしましたが、3列でデザインと走りが良く予算的に買える範囲を条件にすると、CX-8以外に欲しい車が思い浮かびませんでした。。
2列にしたり、デザインや走りに妥協すると一気に広がりますが、そこは妥協できない。
■ブログのネタになる
CX-8に乗り換えたらブログのネタになると思いました。別に乗ってなくてもブログは書けますが、実際にオーナーになるのとならないのでは見える範囲が違います。
さいごに
KE後期CX-5からCX-8に乗換える理由は以上。
残り約1ヶ月、CX-5とのカーライフを楽しみたいと思います。
2018/07/21、マツダCX-8プロアクティブAWDが納車されました。
↓納車当日のブログはこちら↓