こんにちは、ハマジです。
キッチンに立つと心が整う。
お魚料理日記です。
消去法で魚を買う
雑用の多い土曜日。朝イチで車を洗い、その足で近所のスーパーへ向かいました。
雨の影響か、魚のラインナップはあまりよろしくありません。パッとするような魚はなく、貝類もちょっと高い。消去法でカワハギとトビウオを買いました。
ハゲっていうな
鮮度はボチボチですが、大きなカワハギです。正式名称はウマヅラハギ。鱗が無く皮を剥ぐので通称ハゲです。
魚屋の頃、ハゲの調理を頼まれたときに「ハゲのお客さま~。ハゲの調理できましたよ~。ハゲのお客さま~♪」と大きな声でしゃべっていた私が言うのもアレですが、品の良い方はハゲではなくハギと言ってください。
肝たっぷり
ハギは肝たっぷりです。肝醤油や肝ポンでいただきましょう。
子は持ってない方が身に栄養があり美味しいのですが、この時期は仕方ありませんね。
アゴ出汁で炊き込みご飯を作る
トビウオの骨を焼いて、煮出した出汁で炊き込みご飯を作りました。やはりアゴ出汁は旨いですね。上品で美味しい炊き込みご飯でした。
無性に日本酒が飲みたくなる
無性に日本酒が飲みたくなり、近所のやまやで賀茂鶴を買いました。賀茂鶴と言えばゴールドが有名ですが、こちらの吟醸酒も香り良く旨口でお気に入りの一本です。
姿造りで魚を伝える
ハギとトビウオは姿造りにしました。姿造りは元魚屋の私でも大変めんどくさいのですが、魚を子どもに見せるにはこれが一番です。
トビウオの羽です。
「トビウオって知ってる?この羽(ヒレ)を使って100m以上も飛べるんだよ。水の中では時速70kmくらいで泳げるんだって。」なんて会話ができるのも姿造りならでは。何事も学び方は様々ですが、実際に体験して、最後は食べるのが一番良いと思います。
ちなみにトビウオの刺身はそんなに美味しくありません。鮮度の良いトビウオは独特のモチっとした食感がありますが、旨みは控えめです。トビウオは干して焼いて煮出すと最高に旨い出汁が出ますが、刺身は完全に見掛け倒し。刺身はイマイチでも出汁は旨い、そんな食材もあるということも自分の口で知ってもらえれば何よりです。
おまけ
写真を撮った後、皿の向きを変えたところです。急いで作ったので部隊の裏側が丸見えですが、アレコレ忙しかったので悪しからずご了承ください。
ごちそうさまでした。