こんにちは、ハマジです。
GWに電車に泊まれる「くじゅうエイドステーション」という宿泊キャンプ場へ行ったのでご紹介したいと思います。
くじゅうエイドステーションは大分県玖珠郡九重町飯田高原にある、自然豊かなキャンプ場です。
”エイドステーション”はマラソンやトライアスロンの給水所のことで、元トライアスリートのオーナーが「自分自身のレースに疲れた時に、のんびりしてもらいたい」と思って名付けられたのだとか。
キャンプ場には一般的なキャンプサイトのほか、昭和30~40年代製の鉄道の貨車を改造した4~5人用の部屋や15人までが泊まれるロッジなどがあり、グループから子ども連れのファミリーまで誰でも楽しめるキャンプ場となっています。
どんなキャンプ場か、さっそくいってみましょう。
くじゅうエイドステーションの受付
くじゅうエイドステーションの本館です。受付、食堂、談話室を兼ねており、チェックインした際はこちらで夕食のバーベキューを楽しまれているグループもいました。
食事のメニューは夏場は炭火焼肉、冬場は鴨鍋などになるそうです。もちろん、食材を持ち込みバーベキューサイトを利用するもよし、貨車の中で食べることもできます(ゴミは要持ち帰り)
近隣のレストラン、スーパーなど
本館にはボールや子ども用の玩具のほか、本棚があります。食べ物は基本的に販売されてないようですが、ビールやソフトドリンクなどの飲み物はありました。
近隣の飲食店は徒歩圏内にある「炭火焼き花鳥使」など、何件かありますが数は多くありません。車で10分ほどの距離に「やまなみ牧場」があり、レストランを利用することもできますが、営業時間は17時までと早めの夕食になります。
近くのスーパーやコンビニは車で15分のところにある「高原ショップ小野」が山の中のスーパーとしては大変品ぞろえも良く便利です。営業時間も夜20時まで空いており、夜食やツマミなどを買いに行くにもここを利用するのが良いと思います。
子ども向けの遊具
子ども連れにうれしい遊具として、手作りのブランコ、シーソー、鉄棒、砂場、登り棒などがあります。
うちの子も受付を済ませる間に勝手に遊んでいました(^^♪
泊まれる貨車
客室は旧国鉄から購入した貨車となっています。
こちらの車両は車掌車ヨ8000
昭和30年、40年代の車輌をオーナー自ら改造、塗装されたそうで大変趣があります。
こちらの貨車は、、すいません、鉄男でないので分かりません(^-^;
貨車はいくつか種類があり、客室のタイプも違うようです。電車好きの方にはたまらないかも知れませんね。
別のアングルから見たところ。
連結部もそのまま残っています。
中にはこんな貨車も。
こういった錆びも味があっていいですね。
これは味が濃い過ぎるかも( ゚Д゚)
くじゅうエイドステーション貨車の客室
貨車の客室の中は思いのほか快適です。今回泊まった貨車は奥側に2段ベッド、その下に4人分の布団を敷くスペースがあります。全体的に時代を感じますが埃やゴミはなく綺麗に清掃されてました。
貨車を改造した客室には寝室の他、イス、ちゃぶ台、卓上電気、コンセントが2つ、石油ヒーター、時計などがあり。バス、トイレ、キッチンは貨車の客室内にありませんが、徒歩20秒の別棟に共同のトイレ、炊事場、洗面台、マキ風呂があります。
ヒーターは別料金で客室で暖房を使う場合、使用料として1人1泊300円、以降1人増える毎にプラス100円が必要です。
趣のあるイス。
こちらのボックスは貨車の電灯のスイッチが入っています。何から何まで非日常の体験で面白い。
布団はフカフカ。布団とシーツの間に寝る形になるタイプです。花粉にダニ、ハウスダストなど、あらゆるアレルゲンに反応する私ですが、特に問題なく熟睡することができました。
周辺マップやお店、注意事項など。
窓は内窓付きでプライバシーに配慮。ただし、完全に下までは降りないので神経質な人は気になるかも知れません。客室とはいえあくまでも貨車なので一般的なコテージよりはワイルド感があると思って利用するのが良いでしょう。
味わい深い連結ハンドルは追加料金不要で回し放題となっています。
オープンデッキもある!
貨車備え付けのオープンデッキ。翌朝の朝食はこちらでいただきました。自然豊かな場所で朝日を浴びながらの朝食は最高です。
なお、貨車によってオープンデッキの有無や形が違いますので、どんな感じかは当日の楽しみにしておきましょう。
くじゅうエイドステーションの共同スペース
ここからは共同スペースのご紹介です。
まずこちらは共同の洗面所。
開放的過ぎるのが気になりますが、歯を磨いて顔を洗うくらいなので全く問題ありません。鏡は無いので貨車の中やテント泊の方はテントの中で持参した鏡を使いましょう。
炊事場は広く4組くらいが同時に作業しても全く問題ないスペースがあります。
お風呂はなんとゴエモン風呂!
マキを購入し(250円)自分で沸かして入る野性味あふれるお風呂となっています。
こちらのお風呂、行く前は話のネタに是非入りたい!と考えていたものの、結局近隣の温泉を利用してしまったこともあり、次回のお預けになりました。
女性には正直おすすめできませんが、子どもや男性グループが利用するのはアリだと思います。
くじゅうエイドステーションのその他アレコレ
自然豊かなくじゅうエイドステーションは子ども連れで行くと最高に楽しめます。ウチの子どもたちも楽しそうに走り回っていました。
くじゅうエイドステーションの空。
くじゅうエイドステーションの場内案内地図。敷地は広いですが、ゆっくりしていただけるようにと、テントサイトは予約の5組までとなっているそうです。なるほど、これだけ距離が離れていれば、隣のテントが騒がしくて・・という心配は無用ですね。
くじゅうエイドステーションの管理棟前の駐車場。一番右側にうちのCX-5が止まっています。
駐車場は角部屋の端に寄せて止めるのが吉。
くじゅうエイドステーションの共同トイレ
トイレは管理棟のさらに先の廊下を渡ったところにあります。
また、この廊下が味があっていいんだ。
トイレ前の椅子は電車の椅子?
トイレはこんな感じです。男性用は2つ、女性用は入ってないので何個あるのか分かりません。この手の野外トイレは夜になると盛大に虫がお迎えしてくれるのがお約束ですが、くじゅうエイドステーションは標高が高く虫があまりいないそうです。
実際私たちが利用した際もトイレにはせいぜいクモくらいで、蛾などの光に集まる虫は全くいませんでした。
くじゅうエイドステーションの星空
標高1,000メートル、雲一つない空の星空は最高に綺麗でした。
が、写真がイマイチで全く伝わりませんね。
キャンプ場利用者の中には本格的に星空を撮影されてる方もおり、話を聞いていると天の川が見える夜中の12時まで撮影するという強者もいらっしゃいました。
くじゅうエイドステーションの朝
はい、完璧な朝です。
ここ数年、旅行中は天候に恵まれることが多く、去年名古屋に遊びに行ったときは名古屋科学館で遊んだ1日目は雨が降ったものの、レゴランドで遊んだ2日目は初日の大雨がウソのようないい天気。
私は基本雨男ですが長女がそれを上回る晴れ女なのでありがたいかぎりです。
キャンプ場の横を流れる川。
水自体はきれいそうな感じですが、あまり川遊びに向いている川ではなく、せいぜい幼児か小学校低学年までが足を付けて遊ぶ程度だと思います。
テントサイトを散策してみました。
これはキャンプファイヤーの跡でしょうか。何かのイベントでも開かれたのかも知れませんね。
テントサイトはこんな感じです。適度に木があり、プライベート感があっていいですね。
くじゅうエイドステーションのマルとバツ
そんなわけで最高に楽しかったくじゅうエイドステーション。最後にマルとバツで締めたいと思います。
くじゅうエイドステーションのここがマル
●電車(貨車)に泊まれる
電車に泊まれるのは、くじゅうエイドステーションならではの魅力です。
●安い
貨車の宿泊は素泊まりなら大人2,500円、小人(3歳~12歳)2,000円、GWなどの繁忙期もこの料金で利用できるのはとにかく良心的。家族で泊まっても1万円前後で済んでしまいます。
●自然が豊か
あらためて説明する必要はないと思いますが、くじゅうらしい自然豊かでゆっくりできるキャンプ場です。
●虫が少ない
キャンプ場と言えば虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫!なんてキャンプ場もありますが、標高が高く虫が少ないのがステキ。
●周辺に観光スポットが豊富
車で5分10分のところに、やまなみ牧場やくじゅう自然動物園が、30分も走れば長者腹や温泉、九重夢大吊橋など、周辺には観光スポットがたくさんあります。
くじゅうエイドステーションのここがちょっと…
●石油ファンヒーターが頻繁に切れる
夜中、なんか寒いなぁと思って目を覚ますとヒーターが切れていました。タイマーなのかセンサーの問題か、灯油は残っていたので何かの設定だと思いますが、午前3時のため管理人さんに聞くことも出来ず、ヒーターのそばで寝ていた私が目を覚ましてはヒーターのスイッチを入れ直す形になりました。
バツはこれだけです。ヒーターは外れを引いたのかも知れませんね。寒い時期に宿泊される方は事前にタイマーなど自動的に切れそうな設定を確認しておくのが良いと思います。
まとめ
自然豊かなキャンプ場のくじゅうエイドステーションは自然や電車が好きな人。それから、キャンプはやってみたいけど、テントに泊まるのはちょっと…という方にぜひおすすめしたい、満足度120%のキャンプ場でした。
※布団の片づけを手伝う子どもの図