いきものふれあい学校で、いじめられっ子だったサファイヤブルーハムスターのハムちゃん(♀)
「大切に飼っていただける方にお譲りします」という張り紙を見て、恐らくどこの子育て世帯も8回くらいは聞いたことがあろう「ちゃんと世話するからハムちゃん飼っていい?」という子どもたち。
子どもの想いとハムスターが比較的飼い易いということもあり、生き物が好きでいつかは動物を飼うことになると考えていた私は、ハムちゃんが天寿を全うするまで責任を持って世話することを条件にハムちゃんを飼うことを承諾しました。
あれから約1年。
ハムスターを飼い始めて1年経過したので、ハムちゃんとの生活やハムちゃんが来てからの変化を書いておきたいと思います(まとまりは無い)
●子どもたちはちゃんと世話をしている
お子さんがいる人で「ちゃんと世話する!」を聞いたことが無い人はいないのではと思います。往々にしてこの手の約束は契約時の情熱が嘘だったかのようにアッサリと齟齬にされるものですが、今のところちゃんと世話をしています。
実は私、子どもの頃はそれなりに生き物を飼わせてもらっており両親には感謝しています。昆虫、ザリガニや金魚を始め、インコ、モルモット、ネコ(ペルシャ)、プレーリードッグなど多くの動物を飼い始めては、その世話を親や後に付き合い結婚することになった妻に丸投げする無責任クソヤローでした。
ハムちゃんを飼うにあたっては、例え子どもが当時の私と同じイバラの道を歩んだとしても、過去の罪滅ぼしとして今回は私が面倒を見る。そんな気持ちで飼い始めたハムちゃんですが、今のところ私の出番はせいぜい時々キャベツなどのオヤツをあげるくらい。
ちなみに妻さまもそれなりに動物好きで昔は犬を飼ってましたが、散歩やエサなど日常の世話はもちろん、予防注射などもお小遣いを貯め自分で払っていたそうです。ぐうの音も出ません。
●ハムちゃんはそんなに懐かない
ハムちゃんと暮らし始めて1年経ちましたが、ウチのハムちゃんはそんな懐きません。抱っこしても落ち着かないという感じで降りたがり、べったり懐くという感じはありません。
小さい頃、他のハムスターにいじめられていたのが原因かも知れませんが、基本的に臆病でケージの中が一番落ち着く様です。
●噛まない
そんなに慣れないハムちゃんですが、噛みつくことはありません。
臆病な性格なので巣穴(木箱や布きれだったりする)で寝ている時に起こしたりすると「キキッ!」と歯を鳴らすことはありますが、「ハームちゃん!」と呼ぶと、のそのそ出てきて「なーに?」という表情をします。
そこで頭や耳の辺りをなでるとウットリして、たまに寝てしまうことも。
●長男の手がお気に入り
家族の中では長男に一番懐いているように見えます。
懐いているというか、長男が抱っこしたときが一番落ち着いている。
これは、一番世話をしているとか遊んであげているということの他に、子どもの手が柔らかいのが理由なのではと感じます。
あと、動物でも意外と性別を見て好き嫌いがあります。
女の子のハムちゃんは、女の子よりは男の子。
私のようなオッサンよりは、若くていい匂いがする長男が好きなのかも知れません。
●1年を経過して昼はほとんど寝ている
ハムちゃんを飼い始めて1年。
最近では昼間はほどんど寝て過ごすようになりました。
昔は昼間でもたまに巣箱から出てきてはエサを食べたり回し車をぶん回して遊んでいましたが、今はほぼ夜行性。
とはいえ、「ハームちゃん!」と声を掛けるといつでも出てきてくれるので寂しさはありません。
ハムちゃんの年齢は推定1歳2~3ヶ月。
ハムスターの寿命は2年前後ということで、お昼寝ているのは加齢が原因か。
ちょっと心配ではあります。
●ハムちゃんの好きな物
うちは農家さんが近所だったりと野菜に困らない家庭なので生野菜をオヤツにあげることが多いです。
最近はもっぱらキャベツ。
朝晩に5センチ角のキャベツをあげると、うれしそうに食べます(癒されます)
●ハムちゃんニュース
ハムちゃんがTシャツになりました。
自然な仕上がりに大満足!オリジナルのTシャツなどを作れる「デコプリ」でハムちゃんのTシャツを作ってみた
●臭くない
ハムちゃんのケージの掃除は1週間に1度の頻度です。その際にケージや回し車などの水洗いもしくは拭き掃除の他、マット材やトイレ砂を入れ替える程度ですが、臭いは気になりません。もっとも、ケージの中に頭を突っ込めば多少のケモノ臭やオシッコやウンチの臭いはしますが、リビングにケージを置いていても気にならない範囲です。
●お金は掛からない
ハムちゃんを飼うコストは大きく分けてケージなどの初期費用と餌代・オヤツ代、マット材などのランニング費用になります。ケージや回し車、ヒーターなどに掛かった費用は大目に見て延べ15,000円くらい。月々の餌代などは1,000円も掛からないと思います。
●旅行へ行くとか
真夏でもなければ数日分の餌+予備で3日くらいは大丈夫。それ以上家を空けるときは誰かに預けるつもりです。
●病気やケガ
一番怖い病気やケガは幸い今のところありません。ハムちゃんの大きさ的に病気になっても本人の体力に任せるしかないので心配なところです。一度、椅子の上で遊ばせていてハムちゃんが下に飛び降りてしまったときは心臓が止まりそうになりました。以後、落下については注意しています。
●子どもたちの変化
私が言うのもアレですが、生き物の世話をすることで多少なりともの責任感は養われたと思います。ハムちゃんが会話の中心になることも多く、家の空気を明るくしてくれることも。また、子どもが怒られたり辛いことがあった時にハムちゃんと遊んで気持ちを落ち着かせることがあります。
小学生の世界は想像以上に狭く、自分の裁量で気分転換できることは少ない。子どもたちの心のよりどころという面で、ハムちゃんは50gにも満たない体からは想像もできない存在感と役割を果たしていると思います。
ハムちゃん日記でした。