先日、気付いたニュースですが、モービルアイ社の最新画像処理チップ「EyeQ4」が中国の電気自動車「ES8」で世界初採用となったそうです。
[特報]モービルアイの最新チップ「EyeQ4」、世界初採用は中国メーカー
http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00001/00564/
※写真は納車待ち中のCX-8。モービルアイの「EyeQ3」を使っています。
自動ブレーキとモービルアイ
自動ブレーキと言えばモービルアイ。
モービルアイを採用してからのマツダの自動ブレーキの躍進ぶりは目を見張るものがあり、性能評価では軒並み上位を独占。アイサイトで自動ブレーキの分野では優位に立っていたスバルも、自社開発を中止しモービルアイを採用するなどの噂もあり。
従来までの最新画像処理チップ「EyeQ3」は単眼カメラ向けで、国内ではマツダや日産(セレナ)、海外ではアウディ、BMW、ボルボなどが採用。何れも自動ブレーキの性能評価では満点に近い評価を得ています。
乱暴に言うと自動ブレーキはとりあえずモービルアイの最新画像処理チップを使えばどうにかなる。画像認識と演算に比べれば、ブレーキの統合制御は大したことないでしょう。
そんな自動ブレーキの要であるモービルアイはこれまで欧州メーカーで世界初採用が続いてましたが、第4世代となる「EyeQ4」は欧州や日本を差し置いて、中国が世界初採用となります。
一昔前の中国製家電といえば安かろう、悪かろうでしたが、今や完全にそんなことはないですね。このまま自動車も抜かれてしまうのか、中国・韓国メーカーの車が日本市場を狩りに来るのも近い?
J.D. パワー自動車品質調査
関連してもう一つ。
”2017年米国自動車初期品質調査のブランド別ランキングでは起亜が2年連続で第1位”
出典 J.D. パワー プレスリリース 米国における新車の初期品質が過去最高になったことが明らかに
URL http://japan.jdpower.com/ja/press-release/2017%20US%20Initial%20Quality%20Study%20(IQS)/JP
米国の自動車品質調査では既に中国・韓国が上位に立つなど、日本車の優位性が見えなくなっています。
日本車メーカーはトップ10に入るのもやっとの状態。
魅力やデザインならともかく、自動車の品質(故障発生件数)で負けるってヤバくないですか?
ちなみにこの「J.D. パワー」の市場調査は”米国では誰でも自動車を買う際に参考にする権威ある存在”らしいです(ソースは自動車評論家の国沢光宏さん)
最近ではマツダが「2017年J.D. パワー日本自動車魅力度調査で、CX-5とデミオがユーザー評価 No.1を獲得!」というリリースを出していたのが記憶に新しい。
スマホや液晶テレビでは負けても、こと自動車においてはまだまだ日本車が優位!と思ってたら、既にそんなことは無いのかも。
日本人としては面白くないニュースですが、とりあえず私は魚料理で負けないよう頑張ります。