久しぶりに家族写真を残したい。でも、スタジオや写真館で撮影するのはお金が掛かる、、そんなときにおすすめなのが、自宅での写真撮影です。
初期投資はそれなりに必要ですが、一度機材を揃えてしまえば後は幾らでも撮り放題。旅行やお出かけの写真もグレードアップしますし、既に一眼レフ持っているという方は、ストロボを買い足すだけでOK。今回は子どもでも簡単にスタジオ並みの写真を撮影する方法をまとめたいと思います。
以下、自宅で簡単にスタジオ並みの写真を撮影する方法です。
1.カメラを買う
キヤノンの場合、EOS 6D以上のフルサイズ一眼レフカメラを買ってください。6D Mark2でなく、初期型の6Dで全く問題なし。もちろん、5Dでも1DXでも良いですが室内でストロボを使って撮影する場合は値段の差ほど出てくる絵に違いはないです。
大きさ重さが気になるという方はソニーのα7iiがオススメです。ミラーレスながらフルサイズセンサーを搭載し、一眼レフ並みの高画質。こちらも同じく最新型のα7iiiである必要はなく、お手頃価格のα7iiで十分以上です。
2.レンズを買う
室内で人物を撮影する(ポートレイト)の場合、50mm~70mmの単焦点レンズ、もしくは24mm~70mmの標準ズームレンズがオススメです。F値は出来るだけ小さい方が良いですが、ストロボを使うためF4くらいのレンズで十分。
3.ストロボ(スピードライト)を買う
次にストロボを買います。内臓ストロボではなくクリップオンストロボを買う。ここがポイントです。いくら2~30万円のカメラを買っても、室内の撮影ではストロボが無ければガッカリする写真しか撮れません。逆にストロボ買って天バン(天井にストロボの光をバーン!と撃って跳ね返して被写体に自然な光を当てるので天バンといいます)すれば誰でも簡単に相当イケてる写真が撮れます。
ストロボはキヤノンなら430EX以上の機種。光量を示すガイドナンバーで言うと40以上のストロボを選びましょう。
4.壁や天井が白い部屋で撮影する
初心者の場合、背景に色が無い方が綺麗に撮影できます。天井や壁に色が付いているとその色の影響を受けて全体的に写真が黄色くなったりするのでなるべく白い部屋で撮影するのがオススメです。
なお、本来であればバックペーパーなどで背景を整えることが出来ますが、今回は「簡単に」を目的にしていますので壁紙が白い部屋を探して撮影することとします。
5.ストロボのリフレクター(白い板)を引っ張り出す
ストロボのリフレクターを出すことで、天井バウンスさせた時に正面からも光を足すことが出来ます。正面からの光を足すことで被写体の瞳に光が入り、活き活きとした表情を撮影することが出来ます。
6.マニュアルモードで撮る
室内のポートレートはマニュアルモードで撮ることでストロボの光量の設定が簡単になります。下の設定を参考に、暗いようであればストロボ側の調光補正をプラスに、明るすぎる場合は調光補正をマイナスに変えて丁度良い設定を探してください。
シャッタースピード:1/60~1/100
絞り:F4~F8 お好みで
ホワイトバランス:ストロボ、またはオート
iso:400
7.話しながら撮る
写真を撮影するときにカメラマンが無言で撮影していると被写体も身構えてしまい表情が硬くなります。そんなときにおすすめなのが、被写体となる家族に話しかけながら撮影すること。
なにもプロのカメラマンのように話す内容までプロになる必要はありません。子どもなら学校であった楽しかったことや、クリスマスプレゼント何をお願いするの?など、自然と笑みがこぼれるようなネタであれば十分です。
さいごに
いかがでしたでしょうか。我が家もお家で家族写真を撮ることがありますが、このような形で撮影すると、時折ハッとするような良い写真が撮れることがあります。もちろん、スタジオのようなバリエーションやプロが撮る写真には及びませんが、年に数回の記念撮影には十分以上の品質。
中級以上のカメラに天井バウンスが出来るストロボ、それから背景が白い部屋の撮影は誰でも簡単に綺麗な写真が撮れるので試してくださいね。