CX-8に乗り換えて約2ヵ月、走行距離は2,500kmを超えました。
車の印象は新車か多少走った状態かなど車両の状態で大きく変わります。また、乗る側の人間の感想も初見と毎日使い酸いも甘いも知った後では異なるというもの。
果たして走行距離0kmと約2ヵ月2,500kmを経過した時点ではどのように変わるのか。今回はCX-8に2ヵ月乗って分かったマルとバツと、その後の変化を書いておきます。
買ったときの不満が気にならくなったこと
●4,900mmの全長
4,900mmの全長は最初なげぇーなと思いましたが、2ヵ月も乗れば全く問題ならなくなりました。機械式駐車場への車庫入れも1発で納まるのでCX-5と大して変わりません。ホイールベースが長いことによる直進安定性の高さや乗り心地の良さなどのメリットもありますので小さな不満は相殺してありまる。なお、1,840mmの全幅はもとから許容範囲のため何の不便不満もございません。車庫に入れば全幅1,900mmくらいでもいいかな。
●スローなステアリング
CX-5から乗り換えて一番気になったスローなステアリング。これも2ヵ月も乗ればあまり気にならなくなりました。当然、ステアリングがクイックになった訳ではありませんが、無意識のうちに人間側がアジャストするようになり、今CX-5に乗ったら逆にクイックだなと感じるかも。
CX-8検討中の方で「あのスローなステアリングはちょっと…」と考えられている方へ。人間の感覚はある意味優秀です。2~3ヵ月も乗れば気にならなくなると思いますので前向きにご検討ください。
●CX-5より走りが楽しくない
納車されてからの2ヵ月でCX-8を楽しく走らせるコツを掴んできました。サイズと重量からCX-5ほどのキビキビ感や軽快感は望めませんが、山道を駆け抜けるようなシーンではAWDということもあり思いの外良く曲がるCX-8。パワー感も高速ではもう少しパワフルなエンジンが欲しくなりますが一般道を流すにはこれくらいで丁度良い。
一時期はCX-5に比べ楽しくないことから、これは失敗したかもとさえ感じたCX-8ですが(妻さまは未だ5の方がパワフルで楽しかったと言う)CX-8に慣れたこと、忘れっぽいわたしのこと、CX-5の楽しかった記憶が薄らいできたこともあるのでしょう。休日にどこかへ出かけたくなる、目的地まで遠回りしてでも走り続けたくなる走りの楽しさはCX-8でも健在です。
相変わらず良いと思っていること
●アダプティブヘッドライトがめちゃ明るい
めちゃ明るいです。夜のドライブが最高に快適です。
●静かである
3列SUVとして十分な静粛性です。同クラスのライバルと比較しても十分以上。欲を言えばもう0.5ランク静かになると尚良い評価を得られるでしょう。
●乗り心地がよい。むしろさらに良くなった
もともと良かった乗り心地は2,500km走ってさら良くなりました。足回りは角が取れソフトにしっとりとした乗り心地に変化。19インチタイヤということもあり、決して柔らかい感じの足回りではありませんが、高速道路の継ぎ目を踏んだ時のショックは確実に1ランク小さくなっています。試乗で乗り心地をチェックされる方は試乗車の走行距離を要チェック。納車直後に乗り心地が思ったほど良くないと感じた方は角が取れる3,000kmくらい走ってから評価してください。
買った後に分かった大満足のポイント
●AWDによる盤石の安定感
いやー、AWDは最高ですね。他の記事に書きまくっているのでここでは割愛しますが、この車は絶対AWDで乗るべきです。まだ雪道を走ってない状態でも確実に良いのが分かる。走行安定性、ハンドリング、乗り心地、Gベクタリングコントロールの制御全てにおいてCX-8はAWDの方が優れてます。唯一FFの方が優れているのはAWDに対して70kg軽いことの軽快感と燃費ですが、AWDのメリットに比べると誤差の範囲。FFに比べAWDは23万円高くなりますがお値段以上の価値あり。これからCX-8を購入される方はぜひAWDを選んでください。
不満無し、元から気にしてないこと
●燃費
ケチ臭い話で申し訳ございませんが燃費の話です。
高速:リッター13~14km
高速道路燃費は80kmで淡々と走ればリッター18kmは楽に超えると思います。私はもう少しペースが早いのでそこまで伸びません。7速8速ATがあればもう少し伸びるかと言われれば多少変わると思いますが、アップダウンの多い中国自動車道では8速キープできないと思われます。8速にするなら3リッター直6ディーゼルとか、モーターでサプリすれば効いてくると思いますが、1.9トンのCX-8に現在のスカイアクティブD2.2のパワー/トルクでは6速で不満なし。
郊外:リッター15~16km
広島から一般道で島根行ったり、鳥取行ったり。時速は60km平均、アップダウン多少あり、信号ブレーキ少な目といった走行状態での燃費です。
市内:リッター11km
ご近所、習い事の送迎など、チョイ乗り含む市街地燃費です。さすがに燃費は落ち込んでいますが、所詮広島の市街地ですので首都圏などとは渋滞・ストップアンドゴーのレベルは比較になりません。ホンマの市街地燃費はもう少し悪くなるかもです。
2,500km走って燃費は平均してメーター読みリッター12.8kmです。
感覚的にCX-5から1割落ちたか落ちてないか。燃費を意識した運転は全く心がけておらず、むしろ踏めるところは踏んでいくタイプなので何の不満もありません。
●高級感とか
正直高級感はあまり興味ないです。乗ってる人間に比べ随分立派な車だと思います。変な木目パネルや加飾よりビビリ音などに不満を感じる私ですが、ビビらないCX-8には何の不満もございません。
●スライドドアでないこと
駐車場が狭い方、頻繁に子どもが乗り降りする機会のある方にとって実際のとこスライドドアはメチャ便利だと思います。ただ、ボディ剛性が弱くなることから走りや安全性のデメリットがあることも事実です。それらを天秤にかけた上でスライドドアは買わない、と判断している私ですが、我が家の乗り方においてはスライドドアでないヒンジ式ドアで全く問題ないと感じています(妻の感想は違うかも知れませんがね)
●3列目の乗り降り
たま~にジジババが乗りますが、その時は大そう乗り難くされています。乗り降りの際はドアをガバッと開ける必要があり、郊外のお出かけはともかく、ショッピングモールなどは隣に車がいると車を動かしてから乗り降りする必要あり。個人的に週一以上で3列目を使う必要があるなら素直にミニバンが良いと考えるかも。いやそれはないか。
結論的には当方3列目はめったに使わないので何の不満もありません。
●3列目の居住性
子どもやジジババのババの方が乗る機会が多いですが、居住性については不満の声を聞いたことはありません(広いという声も無いけど)静粛性が高く1列目と3列目までムリなく会話できるのも良い。こちらもめったに使わないので何の不満もありませんです。
●デザイン
見てから買ってますからね。
デザインに関しては特に心境の変化はありませんが、強いてあげれば車に興味が無い人が見た時に何となくイイ車に見えるという理由でマシーングレー・プレミアムメタリックを選んで良かったと思います。
気になること、ちょっとした不満
購入前に気になる点や使用環境をチェックして買ったつもりなのでそんなに不満は無いです。が、何もないのはアレなのでひねり出して書いておきます。
●ホイールの色
2017年モデルのCX-8はLパケが高輝度塗装の19インチホイール、プロアクティブは高輝度塗装無しの19インチ、素のXDは17インチホイールとなっています。私のCX-8はプロアクティブのためホイールがシルバーっぽい色になりますが、最近このホイールの色がイマイチに感じています。高輝度塗装モデルは若干黒っぽいのでいいなと思いますが、個人的にはもう少し黒いホイールが似合うと思う。宝くじにでも当たったらホイールを変えようと思います(宝くじ買わないので一生無理や)