こんにちは、ハマジです。
CX-8小ネタブログです。
マツダCX-8が発売されてもう少しで1年。CX-8はどれくらい売れているのか、直近1年間の販売台数を調べてみました。
CX-8 発売からの販売台数
2017/11 726台
2017/12 2,081台
2018/01 2,938台
2018/02 3,032台
2018/03 4,342台
2018/04 2,743台
2018/05 2,484台
2018/06 2,918台
2018/07 2,028台
2018/08 1,398台
2018/09 2,477台
2018/10 1,396台
2018/11 データ無し
乗用車ブランド通称名別順位 2018年
http://www.jada.or.jp/contents/data/ranking.html
期間:2017/11~2018/10
合計台数:28,563台
月間平均販売台数:2,380台
これを見るとCX-8の直近1年間の月間平均販売台数は約2,500台。2017年11月の台数は先行予約分だと思いますので、これを平均に含めるのはフェアではないかも知れませんが、ザックリ考えるには差し支えないでしょう。
商品力の割に売れてない?
CX-8オーナーの立場でこの数値を見ると、商品力の割に売れてないように感じます。マツダの設定する販売目標台数よりは相当売れてますし、価格帯や3列シートSUVの市場規模を鑑みますと好調に売れていると考えるのが一般的かも知れませんが、CX-8は望外に出来が良いのです。3列シートとSUVの良いトコ取りをしたCX-8であれば、もっと売れても良いのでは。
CX-8が売れない理由
3列シートSUVのジャンルとしては相当売れてるCX-8ですが、3列シートミニバンの市場も含めるとまだまだ売れて良いはず。
5ナンバーミニバンのノア/ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンは月平均余裕で5,000台以上売れてますし、3ナンバーフルサイズミニバンのアルファード/ヴェルファイアも2車種合わせれば5,000台以上売れている。日常的に3列目を使用しないユーザーがミニバンからCX-8に乗換えれば、もっと販売台数は伸びると思うのです。
ここでCX-8が思ったより売れてない原因についてCX-8自体の問題を考えると、以下の3点が気になります(おまけも入れると4点)
●フルサイズミニバン未満の居住性
日常的に3列目を利用する世帯や3列目に高齢者を乗せる場合は試乗でNGとなりそうです。CX-8の3列目は居住性はそこそこでも、乗り降りはきつい。4人家族でたまに3列目を使う程度の使い方には最高のパッケージですが、常時5人以上で乗る場合はおすすめ出来ません。
●大きすぎる
4,900×1,840mmのサイズはアルファード/ヴェルファイアとほぼ同様です。サイズがネックで購入に至らない人は結構多そう。うちの嫁さんはふつーに乗り回してますし、360度モニター付ければ大きさはそんなに気にならないのですけどね。
●ディーゼルしかない
通勤、子どもの送迎、近所の買い物などチョイ乗りが多い世帯にディーゼルは敬遠されそう。実際、市街地オンリーなら2.5ガソリンで十分ですからね。つい先日ガソリンNAとガソリンターボが発売されましたので、販売台数の上積みや販売比率がどのように変わるか気になるところです。
●マツダのイメージ
オマケです。残念ながら私の周りでも「マツダはちょっと…」という方は多い。マツダ地獄のイメージがいまだに残っているのか、イマイチなディーラー/担当に当たったのか。食わず嫌いの方は一度試乗されてみるのがおすすめです。最近のマツダ車はホントに良いです。ディーラーや担当については残念がら当たりハズレはあるでしょう。頑張って良いお店や担当を見つけてください。
商品以外の問題?
CX-8が思ったより売れてない原因について、一方で商品力はあるのにそれ以外の理由で売れてない可能性もあります。いや、大いに考えられる。
例えば以下の3点。
●商品の魅力を訴求出来てない
マツダ車の魅力を伝えるのって、車自体に玄人的なところがあるので一般受けするような形で伝えるのは結構難しいのではと思います。単純に乗り心地が良いとか静粛性が高いとか加速が良いなんてのは誰でも伝えられますが、競合SUVや3列ミニバンやではなく、決して安くないCX-8を買って貰うには、もっと踏み込んだ訴求が無ければ選び難いのでは。
ミニバンなんて絶対乗らねぇ!というタイプは宣伝しなくても買ってくれますが、長所短所含めフラットに検討されるユーザーや私みたいにCX-5の3年目の車検通すか乗換えるかみたいなフワッとしたユーザーは刺すとこ刺さないと落とせない。
●提案営業出来てない
最近のマツダのCM見てて思うのですが、あの感じの良いCMと販社の売り方は別物だと思うのです。いや、車がメルセデスベンツですとかBMWなら購買力のある顧客に「うちの車いいでしょ?欲しいの?だったら売ってあげるけど?」でいいと思うのですが、見積り持って「で、おたくはいくら安くしてくれるの?」なんて客層がまだまだ多いマツダです。
感じの良いCMで何となく良さそうなブランドイメージを広げることは出来ても、その車を買ったらどうなるのかっていうところはしっかり提案していかないと販売台数に繋がらないのでは。
もっと具体的に言うと商品知識があり競合商品も知り尽くしておりアクティブ派で実体験に基づきアウトドアでの車の使い方が提案でき数値にも強くイケメンで(オッサン相手の場合は若くてカワユイ子)当然ながら感じも良く子育て体験に基づき子育て世代の車の使い方や高齢者を乗せた経験もありクロージングで大蔵省を落とせるようなここ一発の強さもあるような営業をして欲しいのです。無茶言うなって?
●オーナーのケアが出来てない
これですよ、これ。車は売ったらお終いではないのです。私が営業だったら(相手は選ぶけど)納車後、適度な頻度で気になっている事や困っていることは無いか確認する。そして、そのついでに試乗に来て貰って随時アップデートされる最新のマツダ車を知ってもらう。CX-8買ったお客さんに大幅改良させたアテンザやロードスター乗せてもいいと思うのです。
直近での乗換えは無くともその車の体験は残りますし、車の出来が良ければ週明けに職場等で「いや、昨日点検のついでにアテンザ載ったんだけど、完全に良かったで!」みたいな会話の一つや二つ出るというものです。実際私の周りでも私から毎日のようにマツダ車最高です。XXX?ゴミですね。みたいな話を聞かされマツダ車を買った人は数名いるのですから。
そんなわけで試乗のご連絡お待ちしております。
以上。