こんにちは、ハマジです。
納車待ちで近くCX-8オーナーになられるご質問者さまから、洗車メンテナンスとボディーカバーの利用について質問をいただきましたのでご紹介します。
※写真はコイン洗車場でCX-8を手洗い洗車している一コマ
質問者さまからのメール
いきなり質問するのもあれなので簡単に自己紹介をさせていただきます。
北九州住まいで30代前半、ちびっこ男児2人と妻との4人家族で、2007年式のアクセラ(赤)に乗っています。消費税増税前にということで数ヶ月悩んだ挙げ句に年度末の大商談会でCX-8(レッド、XDプロアクティブ、2WD)を成約しました。来週末に納車の予定で、カー用品や車のメンテナンスについて調べている日々です。
自己紹介までいただきありがとうございます。質問者さまのご丁寧で堅実な性格が表れている文面だと思います。
お子さま2人の4人家族、数ヶ月悩まれてCX-8契約とのことで私と大変似ていますね。CX-8の納車前からメンテナンスについてしっかり検討されているのも素晴らしいと思います。
質問1)CX-8のメンテナンス
さて本題ですが、CX-8の洗車についてです。MG-5でコーティングをしていますが、セルフメンテナンスについて悩んでいます。
mazda公式としては付属品のメンテナンスキット以外のワックスなどは使わないよう謳っていますが、カカクコムなどの口コミを見るとそれぞれワックスやコーティングなどを重ね塗りしている方もいるようです。洗車好きのハマジ様はどうしていますでしょうか。ぜひ参考にさせてください。
なるほどなるほど。CX-8の洗車やお手入れに関するご質問ですね。
マツダ純正ボディーコーティングMG-5を施工予定。その上でなるべく良い状態で保つにはどうしたら良いか、参考にされたいとのことで承知いたしました。
今回はもう一つ質問をいただいてます。
質問2)ボディーカバーの利用について
ボディーカバーについても悩んでいます。
アパートの駐車場が日陰なしで東から南の日光をすべて受け止める上に、現アクセラのボンネットも赤が脱色し始めています。
なんとか保護をしたくボディーカバーを検討していますがこれも賛否両論で、
したほうがいいという人もいれば、傷やサビの原因になるという人もいます。ハマジ様はカバーを使用していないとは思いますが、もし何か知見がございましたらお聞かせください。参考にさせていただきます。
塗装の保護のためボディーカバーを検討中とのことですね。せっかくのソウルレッドが色あせては大変です。以下、回答になります。
はじめに
最初に申し上げますと、ご質問者さまの文面から既に相当な検討をされており、あまり参考になる情報はご提供できないように感じております。また、私は確かに洗車好きでキレイな車に乗りたいと思うところもありますが、維持費はなるべく節約して例えば子どものことなど他のことにお金を使いたいとも考えます。
なので同じ子育て世代のCX-8オーナーとして、一参考事例としてご査収いただければと思います。
CX-8のメンテナンスについて
ハマジのCX-8についてはマツダの推奨通りにメンテナンスしております。理由は諸々検討した結果、そこそこキレイな車に乗りたい、ただしコスパも大事。という考え方において合理的だと理解しているからです。
私のCX-8もMGボディーコーティングを施工済みです。ただし、MG5ではなくMG1です。5と1の違いはご存知の通り保証年数と年次のメンテナンスが受けられるかどうかになります。
前車CX-5ではMG5を施工しましたが、5も1も最初のコーティング内容は変わらないので今回はコスパ重視でMG1としました。これはどちらでも良いと思います。
日々のメンテナンスは汚れ具合にもよりますが、月に1~2回の頻度で手洗い洗車してます。冬の高速道路等で凍結防止剤が付いた時や、キャンプ場などで木の樹液などが付いた時はその日のうちに洗車しますのでもう少し頻度は上がります。
私の洗車方法は「コイン洗車の高圧洗浄+拭き上げのみ」もしくは「シャンプー洗車+拭き上げのみ」という形です。2ヵ月に1回くらい拭き上げ後、MGコーティング付属の艶出し&撥水強化剤を使います。ソウルレッドの時は確かに艶が増すように感じましたが、マシーングレーの場合は正直あまり効果は分かりません。
洗車道具はスポンジ、シャンプー、拭き上げクロス全てMG付属の洗車キットを使ってます。私が洗車時に注意していることは、、大したことではありませんが拭き上げ時に力いっぱい擦らないようにしていること。MGコーティングにダメージを与えないようソフトな拭き上げを心掛けています。その他はスポンジで擦る前にたっぷりの水で砂埃などを洗い流してからシャンプーするようにしている程度。
洗車好きを自認するわりに教科書通りのお手入れで申し訳ございません。マツダの回し者かと思われるくらい、マツダ推奨のメンテナンスをしていると思います。
ハマジ的な感想
次にハマジ的なCX-8のメンテナンス方法(マツダ推奨のメンテナンスとも言う)でソウルレッドのCX-5、マシーングレーのCX-8を乗り継いだ感想を書いておきます。
車にコーティングをする理由としては主に2つの目的になると思います。
1つ目は艶出し効果。ヌルヌルのツヤッツヤにして車をキレイにする目的。2つ目は汚れ難くする効果。キレイな状態をなるべく長く保つ目的です。
艶出し効果に対するMGコーティングの評価はボディーカラーで多少分れると思います。前車CX-5のソウルレッドプレミアムメタリックでは大変満足しておりました。質問者さまのソウルレッドは最新のソウルレッドクリスタルメタリックですので、MGの艶が加われば誰が見てもウットリするような色艶でまず不満はないと思います。もちろんMGより良いコーティングもあると思いますが、これで十分なのでは。
対してマシーングレー+MGコーティングの場合はソウルレッドほどツヤツヤ感がありません。納車時にディーラーで「あれ、これコーティング入ってますよね?」と聞いてしまったほどです。ただ、何もしないよりは間違いなくツヤ感はあります。これに市販のワックスを掛ければ間違いなくヌルテカになると思いますがやはり私はこれで十分です。理由は1,000円程度のワックスは効果性が疑問ですし、5,000円や1万円もするようなワックスを塗って、ヌルテカ効果を30%増しにするよりは他のことにお金を使いたいと考えます。
汚れ難くする効果に対するMGコーティングの効果は、汚れの種類にもよりますがそれほど高くないと感じています。これはMGだからイマイチという訳ではなく、花粉や黄砂混じりの雨などはどのようなコーティングを掛けても大差ないと理解しています。
逆に意外と良いと感じているのが撥水性です。CX-8については施工して1年未満ということもあり、素晴らしく水をはじきます。例えば、にわか雨に打たれた後でもその後しばらく走っていれば走行中の風圧で全く汚れてないなど、多少は汚れ難さにも貢献していると感じます。
汚れ難くなると同時に長期的に考えるとコーティングを施工することで塗装の保護にもなります。上記のメンテナンス方法でソウルレッドのCX-5に3年乗りましたが、3年後の塗装状態には大変満足しています。私の主観的にも、下取り査定時に状態良しとして加点された結果からも塗装は良好な状態でキープできたと思います。5年後、10年後の評価は私にはデータがないため分かりません。
ボディーカバーの利用有無について
続いてボディーカバーの利用について。
塗装の保護のためボディーカバーを検討中とのことですね。日陰が無く紫外線による劣化と言う意味では厳しい環境と理解しました。
参考までに私の環境は機械式駐車場の1階のため、屋根付きほどではないにしても日差しは多少遮られる環境です。ただ、真上から以外の日差しは浴びてしまいますので、真夏の日照時間が長い時期は半日以上、直射日光にさらされているという状態です。その環境で、私のメンテナンス方法における塗装の状態や経年劣化については上記の通り前車CX-5では3年経過して特に感じられず、という結果でした。
そういった経緯を踏まえましてボディーカバーについて私の理解している範囲で回答させていただきます。
実は私もCX-5を買う時にボディーカバーの利用を真剣に検討しました。その過程で質問者さまと同様にデメリットもあることを理解し、私の利用環境や考え方においてはボディーカバーは利用しないという結論に至りました。以下、私がボディーカバーを利用しない理由です。
ボディーカバーを使わない理由
●ボディーカバーが擦れることによるキズが心配
これはもうご存知の通りだと思いますが、ボディーカバーが風等で動いてボディーと擦れることでキズが付くのが心配です。駐車場や周辺環境にもよりますが、砂ぼこりの多い場所はカーバーの間に砂が入り込むことで更に傷のリスクは高まると思います。
●良質なボディーカバーは価格が高い
私がボディーカバーを検討した時にガックリしたのがこれ、予算の問題です。バイクやチャリンコのカバーと違い、キズ防止の裏起毛素材の良質なカバーは結構高い。CX-8用のサイズで信頼できそうな商品は5万円くらいすることもあります。デメリットもあるカバーに5万円はチョット…と感じました。
●カバー脱着の手間が許容できない
キズの心配が無く予算が許容範囲だとしても、カバーの取り付け・取り外しの問題があります。私、車のボディーカバーは使ったことがありませんが、ヨットでは経験があります。ヨットと言ってもセーリングクルーザーと言うカテゴリで、大きさ的にはバスくらいあります。
車と船、乗用車とバスサイズと多少違いはありますが、その経験上、日常的にお出かけ前後の取り付け・取り外しは大変煩わしいと思います。また、風の強い日にカバーを付けるのは大変です。というか、一人では無理。風だけではありません。雨の日などは付けるのも外すのも大変。濡れた状態でカバーを掛けるとムレによる錆びも心配ですから、車が渇いた後にカバーをする一手間もあります。ボディーカバーの取り付けの手間が許容できるかについては奥さまのご意見も含め要検討だと思います。
●日々の楽しみが減る
私の日常生活におけるチョットした楽しみの一つに、毎朝出勤前に駐車場のCX-8を見てほくそ笑むという時間があります。時間にして5秒くらいですが、ボディーカバーを使うことでこの楽しみが無くなるのは残念。
以上の理由でボディーカバーは無しとして、MGコーティングとマメな洗車で対策することにしています。
さいごに
最後にCX-8のボディーカバーの利用について、僭越ながら個人的なアドバイスになります。
質問者さまの丁寧で堅実な姿勢からボディーカバーを使われるとしても相応の商品を選ばれるはずです。カバーの裏が起毛素材などキズ防止に考慮されたボディーカバーは3万円~5万円あたりが相場かと思います。
質が良いカバーであれば1年や2年は利用できると思いますが、3年、5年持つかどうかは不安があるところです。
ボディーカバーの最大のデメリットとして、前述の通り取り付けの手間が非常に煩雑であることが挙げられます。子育て世代で(私と同じく)多少の不便は承知でもミニバンではなくSUVを選ばれる方は、車でお出かけされる頻度も多いハズ。その度に、お子さんを一旦お家へ連れて帰ってからカバーを掛ける時間が確保できるか。平日に奥さまが運転されるのでしたら尚更心配です。
上記の懸念と3年乗ったソウルレッドのCX-5が色褪せなかった経験を踏まえまして、個人的にはカバーは無しで良いと思います。MG5を施工されたとのことで、5年以内に明らかにコーティングが劣化したと認められる場合は販社で補償が受けられるはず。
もし、3年、5年後に色艶に不満が出てきたら、あらためてコーティングを施工するのも良い判断だと思います。MGも有償で再コーティングできますし、もう少し予算を追加して専門店でコーティングされるも良し。
毎日の生活の中で、カバー無しのCX-8を見てニヤっとするのも悪くないと思います。
以上、ご査収ください。