こんにちは、ハマジです。
先日、広島マツダさんで少し早めのCX-8の法定12ヵ月点検を受けてきましたので結果を報告したいと思います。
今回の法定12ヵ月点検はパックdeメンテを利用しました。
点検結果の前に納車から約1年間で発生したマツダCX-8のトラブルや、パックdeメンテの内容・料金、メンテナンスパックの是非についてご紹介したいと思います。
納車から1年間で発生したトラブル
最初に納車から1年間で発生したトラブル事例です。
・納車されて半年後くらいからエンジン始動時にマツコネがフリーズする
→バージョンアップで対処
・3速3,000rpmあたりでエンジンからヒューンという音がする
→1度発生したのみでその後再現なし。点検の結果、特に異常なし(ダイアグも異常なし)再現待ちとしました。
・5/3、阿蘇山噴火による火山灰を受け火山灰グレーになる
→入念な洗車とエアフィルターのセルフチェックを実施。
納車されてから発生したトラブルは以上です。KE CX-5で頻発したヘッドライトの液だれ汚れやビビリ音、メーターのカタカタ音はCX-8では発生してません。今回の1年点検では通常の点検に加え、先日火山灰の中を走行したことによる影響をチェックしていただきました。
パックdeメンテの内容
次にマツダのメンテナンスパック、パックdeメンテの内容について。
他社同様、マツダも点検やオイル交換、車検がセットになったメンテナンスパックがあります。
私が利用しているのは新車購入時に付けた36ヵ月コース(車検付)
新車時から新車6ヵ月点検までの期間に加入できるプランです。
内容は新車無料6カ月点検×1回、法定12カ月点検×2回、マツダセーフティチェック×2回、エンジンオイル/フィルター交換×6回、車検×1回がセットになっています。料金は車両のサイズ等でクラス分けされており、スモール:デミオ(ガソリン車)クラス、84,000円~ラージターボ:CX-8 104,500円(税込)といった形です。車のサイズが違うからと言って点検項目が変わる訳ではないので、クラスが違っても極端に料金が上がる訳ではありません。
メンテナンスパックの是非について、個人的に法定点検をキッチリ受ける人積極的に利用して良いと考えています。その理由はスカイアクティブDの場合、オイル交換だけでも”それなり”の金額になりますし、単純に金額で考えてもお得。系列のディーラーであれば加入した店舗以外でも利用できますし、万が一途中で車を乗換える場合も未利用分は返金されるため安心です。
また、これは私がお世話になっている広島マツダさんだけかも知れませんが、パックdeメンテは融通が利くのがありがたいところです。例えば、距離を走る人で半年毎の点検とオイル交換のタイミングがズレる場合は個別にオイル交換を利用することができます。6回のオイル交換を使い切った場合は追加で料金を支払うか、オイル交換カードなどのお得なプランを利用するのもおすすめです。
点検内容も今回のように火山灰の影響をチェックしてもらったりと、メンテナンスパックだからお決まりの対応しかできないということではなく、ユーザーの要望に応じて相談ベースで対応してもらえるため、お値段以上の価値があると思います。
法定12ヵ月点検と車検の違いについて
次に法定12ヵ月点検について。法定点検は法律で定められた点検で、車を使う人は道路運送車両法 第48条(定期点検整備)により点検を受ける義務が明記されています。
法定点検と車検は一見似ている印象を受けますが、法定点検は車が故障なく快適に走れるかどうか確認する点検。車検は車が保安基準に適合しているかを検査するための制度で点検ではありません。
法定点検は義務ではありますが、受けない場合の罰則規定はありません。また、実際には車検の際に点検を行うことが一般的なので違いが分かり難くなっています。この手の動画を見られる方は車の性能が発揮できるようキッチリ点検・整備を受けられていると思いますので釈迦に説法だと思いますが。
法定12ヵ月点検の内容
法定12ヵ月点は「走る・曲がる・止まる」という基本性能を保証するために、足廻りや下廻りの入念な点検整備(分解整備)を行います。
いくつか例をあげますと、パワーステアリングベルトの緩み・損傷、ブレーキ・ディスク及びパッドの消耗、ホイール・ナット及びホイール・ボルトの緩み、プロペラ・シャフト、ドライブ・シャフト連結部の緩み、エグゾースト・パイプとマフラー取付けの緩みと損傷のチェック等々。
1年点検の結果
ブレーキパッドの残量がフロント8mmとなっています。CX-8のフロントブレーキパッドは新品で12mmのため、たった1年で4mmも摩耗するのは早すぎる。恐らく8mm以上は問題無しとして一律で8mmと記載されているのだと思います(未確認)
リアのブレーキパッドは新品9mmのため、残量7mmは正しいと思います。一般的にブレーキパッドは1万キロで1mm減ると言われてますが、重量級のCX-8の場合はもう少し早く消耗するかも知れません。残り3~2mm以下になると交換が必要で、通常は4万キロ~5万キロが交換タイミングです。
タイヤの摩耗状況
タイヤの残り溝5mmは、、恐らく誤記か5mm以上という意味合いだと思います。CX-8純正19インチタイヤ「プロクセスR46」は新品時の溝は8mmだと思いますが、走行約1万キロで3mmも減るのは早すぎます。
※一般的にタイヤは5,000kmで1mm摩耗すると言われており、タイヤの溝が1.6mm以下になるとスリップサインが出るため車検を通りません。
実際にタイヤの溝をチェックすると6.5mm程度ありましたので、特に問題無い場合は便宜上5mmと記載されてると理解します。
スチーム洗浄
スチーム洗浄作業を見学させていただきました。私がお世話になっているディーラーでは整備工場内に機械式洗車機が設置されています。機械式洗車機は傷が付き難いスポンジタイプで、利用の際は事前に車を高圧洗浄で洗い流してから洗車機に入れるのだとか。ガソリンスタンドの洗車機は前の車が砂だらけなどで、ブラシに砂が付いていることがあり、それで擦られると小キズだらけになるため利用を控えてましたが、事前に洗い流して利用する運用なら問題無し。
ディーラーの展示車両もこの機械式洗車機でガンガンに洗っているらしく、この日は発売前のMazda3も見学させてもらったのですが(撮影NG)Mazda3も既に2回ほど洗車機に掛けているとのことでした。
火山灰の影響の見解は?
心配した火山灰の影響は点検の結果、問題無しでした。火山灰の雨の中を走りましたが、小雨だったことが幸いし下回りの汚れは特になし。念のためスチーム洗浄していただきました。
エアフィルターも問題無し(念のため清掃したとのこと)灰雨の影響について一通りチェックしていただきましたが整備士さんから「影響無し」という見解を得たことで安心しました。
法定12ヵ月点検の料金
メンテナンスパックのため無料でした。
エンジンからの「ヒューン」という音についてはYouTubeに動画をアップしているので良かったら下のリンクからご覧ください。