2年、2万キロ走ったCX-8はいくらの査定価格が付くのかご紹介したいと思います。
いきなり結論。
先日ハリアーを検討した時に某トヨタ系ディーラーで査定していただいた価格は、ハリアーが納車となる半年後の引き渡しまで、距離無制限に走って良い条件で、251万円でした。
なので、正確には納車から2年半後の査定価格は251万円という形になります。
年式や走行距離、グレードに対する標準的な査定額は238万円で、私の車両は状態が良いとのことで標準よりか金が付いたとのことでした。
半年後の価格であること、それまでの走行距離は無制限で、極端な話、タイヤなどの消耗品はツルツルにしても良いとのことでしたので、個人的にはまぁまぁ良い査定額だと感じています。
※意味不明な写真でスミマセン
残価率の観点で考察する
私のCX-8はディーゼル、四駆のプロアクティブというグレードです。
当時の車両価格は375万円。残価率は251÷375の約67%。マツダの場合、3年の残価設定ローンで購入した場合は3年後の残価を55%とされてますので、2年半乗って残価が67%という数値は悪くないといえると思います。
1点、注意事項としては、私の車両は初期の初期、2017年モデルの車両価格が抑えられたモデルですが、2018年の年次改良ではルーフレール等が標準装備され、車両価格が約400万円になっています。
私の車両もルーフレールや、パワーテールゲート、360度ビューモニタなど、現行モデルのプロアクティブ相当のメーカーオプションを付けてますので、査定の新車基準価格は400万円で考えた方が良いかも知れません。
仮に、車両価格400万円とした時の2年半時点の残価率は251÷400=63%です。
悪くはないですが、とびぬけてよい訳でもないですね。ちなみに、私のCX-8は車両価格375万円に対し、オプションやらボディーコーティング、メンテナンスパック、諸経費などコミコミで450万円でした。安くはないですが、車の内容を考えると完全に満足しています。
【査定車両】
マツダCX-8
ディーゼル AWD
プロアクティブ7人乗り
走行距離2.2万キロ
2018年7月登録・修復歴無し
車両価格376万円
【2年半年後の査定結果】
251万円(残価率67%)
※2018年式相当の車両価格とした場合、残価率63%
※2020年12月引き渡し
※走行距離制限なし
査定額については、雰囲気的には正直もう少しいけそうな感じでした。
ハンコ押すときは260万くらいにはなったのでは。また、納車から2年のタイミングである、今売ったら行くからについて聞くと、280万以上は固そうな感じでした。車は一般的に、1ヵ月で5万円前後値下がりするそうですが、半年後の査定が250万円なら、6ヵ月前である今売れば280万円というのは納得感があります。
高値査定が付いた理由について確認すると、私が住んでいる地域では冬場になると少し奥に行けば凍結したり路面に積雪もありますので、AWDの需要が高いとのこと。バグガードは特に査定には影響がないとのことで外す前提で見積もっていただきました。また、ガソリンよりもディーゼルの方が人気だそうです。
ダッシュボードマットを使っているのも、長期的な目線ではダッシュボードの色あせやひび割れ予防として査定に関わってくるかも知れません。車の買取価格を重視される方には査定額アップの観点でも、ダッシュボードは良いかもですね。
あと、イージーリップスポイラーの取付で樹脂バンパーに穴をあけてますが、見え難い場所であることから特に減点はありませんでした。ラバー製のスポイラーは賛否あると思いますが、個人的には見た目もよく結構気に入ってます。
CX-8の査定の話しに戻しますと、マツダの場合、残価設定型ローンの残価率を次のように定められています。
3年型:55%
4年型:43%
5年型:35%
6年型:30%
※SKYACTIV-Dのみ
※1,000km/月タイプの場合
3年目の残価が55%は悪くない数値ですし、また、CX-5やCX-8ならそれよりも高い査定額で売却できるのは確実だと思います。余談ですが、新型ハリアーは5年後の残価が43%と、このクラスでは群を抜いています。車の完成度も非常に高かったので、今車を買うなら必ず比較検討された方が良いと思います。
FFとAWDの査定額の違い
私のケースではAWDということで査定が高いという話がありましたが、実際のところはどうなのか。カーセンサーのCX-8中古車価格を元に調べてみました。
条件は私の車両と同じになるよう、2018年式、走行距離は2万キロから3万キロまで。ディーゼルの、まずはFFを見ていきます。
2020年7月8日現在で、8台登録されてました。
安い順に車両価格を並べると次の通りです。
238.0万円
272.0万円
275.9万円
284.8万円
288.8万円
318.8万円
319.0万円
329.8万円
次に平均を見ていきたいですが、238万円の車両は修復歴アリでしたので、これを除いた7台で計算します。
平均中古車価格:298.4万円
※カーセンサー2020/07調べ
※修復歴有除く、全7台
いまざっと価格を見て気づいたんですが、272.0万円とか、千円台が0円のケースと、275.9万円など、千円台が8か9しかないですね。ほんとは276万円としたいけれど、少しでも安く見せるために275万9千円としてるのか。スーパーでキャベツが199円とかの値付けをされてるのと一緒だと思いますが、このくらいの金額ならどうでも良いような気がするのは私だけでしょうか。
次に同じ条件でAWD、四駆モデルの平均を見ていきましょう。CX-8の場合、新車で買うとAWDはFFに比べ約23万円たかくなりますが、果たしてその金額差はあるのか…
305.0万円
319.8万円
334.8万円
339.0万円
339.8万円
339.8万円
2018年式、走行距離2万から3万キロ、ディーゼルのAWDは6台ヒットしました。見事に千円台が0円か、8千円で並んでます。千円台が1千円や2千円みたいな価格設定が出来ないのかも知れませんね。個人的にはこの価格なら千円台なんかどうでもいいと思いますが、いや、面白い。詳しい方いらっしゃれば教えてください!
肝心の平均価格ですが、なんと、、329.7万円!
FFモデルよりも30万円も高い結果になりました。FFとAWDの新車価格の差は23万円ですが、2年落ちの中古車になると30万円と、2年で売るならAWDを選べば7万円得するという結果です。購入時はFFよりもAWDの方が査定が高いと理解していたものの、ここまでさが付くとは思いませんでした。
なお、今回の比較は、年式、グレード、走行距離のみ同じ条件で、その他のオプションでありますとか、装備の差は見てないのであくまでも一例になりますが、一定の参考にはなると思います。
なので、もし、これからCX-8を購入し、乗り換えの際の査定も重視される方は四駆がおすすめです。
CX-8の中古車相場
せっかくなので、CX-8の中古車相場も見てみましょう。2020年7月時点でカーセンサーに登録された中古車は392台。平均年式は2018年、平均走行距離は約1万3千キロ。平均価格は348万円となっています。全体的に良い値段なので、CX-8の人気の高さが伺えますね。
今回はプロアクティブというグレードで確認しましたが、他のグレードも2駆より4駆の方が高値であるように感じました。
ガソリンとディーゼルの比較については、トヨタの営業さん曰く、ディーゼルの方が人気があるとのことです。カーセンサーに登録された車の価格を比べようとも思ったのですが、ガソリンモデルは2018年の末に追加されたばかりということもあり、球数が少なく比較できませんでした。
CX-8は大型のSUVということもあって、中古もディーゼル、四駆の人気が高いようですが、だからと言ってガソリンモデルの査定が安い訳ではなく。走行距離5千キロくらいでしたら新車とほとんど変わらないような価格で販売されてました。
車を買う時にリセールを気にされる方も多いと思いますが、リセールの観点でもCX-8の出来れば四駆を買っておけば間違いなさそうです。
以上。